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2011年10月30日 (日)

ED-209

「ED-209」と聞いて、映画「ロボコップ」に登場する敵役のロボットの名前と、ピンとくる人は、SF映画ファンですよね。このロボットは、こわもての癖に、階段でひっくり返ったり、おっちょこちょいで、憎めないしぐさから、結構ファンが多いようです。私もその一人です。

なにしろ、「ロボコップ」自体、平井和正原作の傑作SF漫画8マンの映画化といっても差し支えない内容ですし、桑田次郎の絵と8マンファンの私としては、お気に入りの映画なのです。

実は、やっと、あこがれのホットトイズ製の「ED-209」の模型を入手したのです。この模型は、オークションの世界では、結構高値がついており、なかなか手が出せなかったのですが、中古品で箱なし、というマニアが嫌う商品が出品され、比較的手ごろな値段でゲットできました。

H231030_0031 この模型の大きさは、高さ30cm、横幅は、40cmもある大型の模型でして、各部分が稼動します。厳密には、私のコレクションの対象であるスタチューの範囲外ですが、機械物は、収集の許容の範囲と自分で納得しています。食玩と比べても相当に大きいモノです。

ただ、この模型は、どうやら、頭部などに使用されているゴム状の材質の品質が悪いのか、ひび割れなどが一部見られ、同じようなクレームが多く聞かれるようです。今後、この修復・保存をどうしていくか、が大きな課題となっています。

H231030_0021 ともあれ、ご覧ください。見れば見るほど、デザインといい、お茶目振りといい、ロボットの名機といっていいでしょう。コレに匹敵するのは、「メトロポリス」のマリアか、「ターミネーター2」のエンドスケルトンでしょう。H231030_0051

2011年10月29日 (土)

三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船

Photo 「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」は近頃稀に見るスカッとさわやかな冒険活劇です。誰でも知っている「三銃士」のお話を基に、大胆に時代考証を超越し、SFチックに味付けした快作です。正直、この監督の出世作の「バイオハザード」シリーズよりもずっと良い出来です。

そして、なにより、ミラ・ジョヴォヴィッチ演じる「ミレディ」が素晴らしい。二重スパイという役柄の中で、妖艶な美女がドレスを巻くって、信じられないアクションをこなす、こんな女優は他にはいません。とりわけ、バイオハザードのアリス役で培ったアクション演技は、伊達ではありません。正直、彼女の魅力が120%出ています。まさに彼女を観に行くための活劇です。さすが、旦那の監督は彼女の魅力を良く知っているというべきでしょう。

付け加えるなら、17世紀のパリなどを、多分、CGで再現した映像は見事ですし、王宮などは、どこでロケしたか知りませんが、ため息をつくほど豪華です。セットにしても凄いの一言です。数々の仕掛けや飛行船などに関しても、難しいことは言わず、楽しみましょう。粋なラストもうれしいまとめ方です。シリーズ化を期待します。

ともかく、一瞬も飽きることなく、映画に見入っていました。こんな楽しい活劇は久しぶりです。是非、ご覧ください。なお、私は、2Dで見ております。

ただ、残念なことは、この映画のタイトルです。何故、こんな安直な副題をつけたのでしょう。センスが全くありませんな。私なら「ミラ・ジョヴォヴィッチの三銃士」としたいなあ(笑)。

おまけに、封切日のプレゼントの三銃士シールから、ミレディのシールをご紹介します。悪女の魅力に乾杯。3

2011年10月28日 (金)

モンスターズ 地球外生命体

やっと、レンタルDVDで「モンスターズ 地球外生命体」を見ました。低予算で、メキシコのロケを敢行するとともに、デジタル製の巨大な地球外生物の恐怖を見事に描いたアイディア賞ものの映画、という噂でした。

Images お目当ての巨大な地球外生命体は、粒子の粗いニュース映像や、夜間の臨場感溢れる手ブレの絵づくりで、なかなかその姿がわかりません。やっと、ラストで全身像を現すのですが、垂直のカニの足を持ち、多数の触手を伸ば、発光するタコという感じです。まあ、あんまり凶暴というデザインではありませんし、二匹が交尾?をするのですから、いやはや驚きです。そして、それが主人公達を刺激するのですから、よくわかりません。

この映画の特徴は、主演の二人の絡みを中心にして、メキシコの荒涼とした風景やジャングル、廃墟のリアルさと、次の瞬間に、何かが起こるかもしれないという、あざとい演出を積み重ねているために、鑑賞中は、なかなか見せます。

しかし、映画が終わってみれば、もちろん、途中では、お約束どおり、巨大生物に襲われ、案内人たちが殺されるのですが、あまりに低予算で主観的な演出のために、結局、何も起こらなかったかのような錯覚さえ覚えます。要は、往年のフランス映画のような怪獣映画です。・・・意味不明ですか?・・・まあ、レンタル視聴で十分、堪能する映画です。

2011年10月23日 (日)

カウボーイ&エイリアン

「カウボーイ&エイリアン」とは、なんという陳腐で、安っぽい、Z級のタイトルでしょう。普通なら、まともな映画ファンなら、絶対、劇場には足を運ばないと思いますが、しかし、主演が、現役の007のジェームス・ボンドことダニエル・クレイグ、そして競演が、インディ・ジョーンズことハリソン・フォードという超一流の配役となると話が違います。しかも、スティーブン・スピルバーグが製作総指揮といいますから、もう完璧です。できれば、監督も兼ねてくれれば、というのは欲のかき過ぎでしょう。

Photo それにしても、西部劇に宇宙人の侵略となると、なんとなく違和感があります。もちろん、話としてはあってもおかしくはないと思いますが、地球に飛来する科学力に対して、カウボーイの連発銃のレベルでは、なんとも対抗のしようがなく、面白い話にならないと思ってしまうのです。

そのせいか、あまり西部劇の時代の、SF的な奇想天外な映画はあまり見かけません。バック・ツウ・ザフューチャー第3部の開拓時代に行ってしまう話とか、天才科学者の奇想の兵器が出てくるコメディとか、恐竜とカウボーイ姿の男たちが絡む程度です。

まあ、我が時代劇でも、大魔神のような伝説モノか、妖怪の登場ぐらいですから、似たような物ですか。

それにしても、西部劇の時代考証は、リアルですねえ。銃の型も、薄汚れた服装も、剥いだ頭の皮も、ハエが飛んでるのですから、凝っています。皆さん、顔が砂塵で汚れているのが凄いですなあ。日本の時代劇も旅人姿などこうあってほしいものです。それ以上に、主演のクレイグは、荒野の七人などのスティ-ブ・マックイーンに良く似ています。

肝心のストーリーなどは、まあ、映画をご覧ください。退屈することはありませんが、少し、硬派の西部劇に遠慮している感じです。主演の二人の設定が、捻りすぎです。もっと荒唐無稽でも良かったのに。ヒロインの復活には絶句です。(正体はなんとなく気が付きますが・・・。)

最後に、エイリアンの造型に一言。まるで、「スーパー8」の囚われのエイリアンにそっくりです。スピルバーグの趣味でしょうか、なんとなく間抜け顔です。それに、あれだけ科学力が発達しておれば、丸裸という設定はいかがなものでしょう。なんか、異世界である地球に馴染むための防護服でも着ているのが普通ではないでしょうか。携帯する武器が一つもないというのもどうも納得できません。なんせ、野獣のように襲い掛かるのが肉弾戦ですから、どうも首を傾げざるを得ません。

いろいろ文句を言っていますが、見て損はしませんぞ。こんな異色SF西部劇のジャンルを開拓して欲しいものです。ヒットをお祈りいたします。 

2011年10月16日 (日)

キャプテン・アメリカ

まったく期待もせずに、「キャプテン・アメリカ」を観て来ました。どうも、シリアスな印象のある、新「猿の惑星」を観に行く気分ではなかったので、その替わりというぐらいの気持ちでした。

Photo 結果、意外と面白かった、というのが、映画の感想です。特に、興味深かったのが、欧米人の持つ、強い肉体への信仰です。この映画の主人公は、小柄で、虚弱体質だったことから、女たちからは相手にされず、男たちからはいじめられていた毎日でした。それが、肉体改造の実験を受け、筋肉ムキムキのヒーローになるのですが、変身したとたん、ヒロインの女将校さんが、その筋肉の分厚い胸板をおもわず触ってしまうというようなシーンも描かれています。あちらの女性たちの理想を良く表しているといっても過言ではないでしょう。欧米社会とは、そういう筋肉優先社会なのでしょうネ。

ところで、トミー・リー・ジョーンズが出演しています。そして、マトリックスのスミス役の俳優さんが、悪役「レッド・スカル」を、さらに「プラダを着た悪魔」と「バーレスク」のホモ役の俳優さんが、主人公を換える博士を演じています。この配役で、まあ箔が付いているという感じです。なにしろ、主人公の扮装などは笑えますし、あまりにも設定がアメコミそのままですから・・・。ただ、あの扮装を逆手にとって、寄付集めや慰問団のショーの出演というのは感心しました。

それにしても、主人公の変身ぶりは、どうやって撮影したのでしょう。とりわけ、あの実験前の虚弱体質の姿は、CG技術の成果なのでしょう。パンフレットには、そうした撮影の裏話を少しは載せてほしいものです。なお、あの頭の悪そうな、筋肉ムキムキの不恰好な体は、4ヶ月のトレーニングで作り上げた結果とのことです。

2011年10月10日 (月)

スカイライン-征服- 

我が地方都市では、劇場公開されなかった「スカイライン~征服~」をレンタルして、やっと見ることができました。

2_2 噂では、この映画は、実は低予算映画であり、コンピュータ・グラフィック技術で、大作風の映像を作り出しているということでした。

結果は、まさにその噂の通りです。なんとも、実写の部分は、一つのマンションの中とその周辺ので場所に限定され、また、登場人物は、数人の出演者にとどまります。話も、いまいち盛り上がりません。逃げるのも、隠れるのも、なんか中途半端なので主人公たちに共感できないのです。ドラマとしては最悪です。

ただ、CGの映像は、一定評価できます。昆虫のような、機械のような、円盤が襲来し、ロサンジェルスの上空に静止し、人間を吸引するシーンは、なかなかのものです。小型のタコのような円盤も、ビルにまで入ってきて執拗に人間狩りをしますし、途中登場する巨大な怪獣のようなマシーンも見ごたえがあります。ともかく、マンションから逃げ出そうとした瞬間、この怪獣の巨大な足が車を踏み潰すシーンはインパクトがありました。そういえば、この小型のヤツは、映画マトリックスに登場する敵のタコ型マシンにデザインが良く似ています。

当然ながら、CG映像だけでは、映画自体の評価は上がりません。ストーリーと実写のドラマ部分がしっかりしていないといけません。ラストも、なんかイマイチです。何故、人間を吸引するのか、その理由は、どうやら人間の脳みそを使って、様々な生物のようなマシンを作り出しているということまではわかりましたが、最後の最後で、何故、主人公の脳だけが創造主の命令に逆らえるのか、全くわかりません。劇中で説明らしきものがありましたか?どなたか、教えていただければ幸いです。

いずれにしても、我が田舎の劇場主の判断は正しかったと言わざるを得ません。この映画は、レンタルDVDで見るのが一番いいのかも知れません。

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