最近、宇宙人侵略もののSF映画の封切が続いていました。ただ、残念ながら、我が田舎都市では、劇場公開されない作品もあり、切歯扼腕の情けない思いがありました。例えば、「スカイラインー征服ー」とか、「モンスターズ/地球外生命体」とか。・・・どうやら、あまり製作に金をかけていない異色作らしく、興行主がヒットしないと考えたのでしょう。まったく、困ったものです。DVDに期待します。
さて、「世界侵略:ロサンゼルス決戦」は、実は、出演者の名前を誰も知りません。また、内容もいつものとおりほとんど知りません。まあ、SF映画への飢餓感が劇場に足を運ばせたのでしょう。
ストーリーは、ある海兵隊のチームが、エイリアンに襲われた地区へ取り残された民間人を助けに行く話です。手持ちカメラで撮影されたドキュメンタリータッチの映像です。世界各地に落ちる流星群やエイリアンの攻撃などは、テレビ映像や兵士の目を通して、その場で見える範囲でしか映されません。さらに手ブレ映像で描かれます。エイリアンの姿や武器も良く見えませんが、その代わりに、いわゆる戦場のニュース映画のような迫力があります。くすんだような映像のトーンなど、どこかで観た気がすると思っていたら、あの「第九地区」の監督にアドバイスももらったとか、似ているはずです。
個人的に興味がある、エイリアンや未知の兵器の姿等は、動きが早い上、色彩の薄い映像もあいまって、はっきりとは見えないのですが、ともかく、ほこりと瓦礫と化した戦場で、海兵隊が撃って撃って撃ちまくります。破壊された都市や崩れたビルのリアルな状態は、ほこりも含めて、あのテロの現実がなければちょっと描き得ない気もします。その迫力あるリアルな映像は確かに凄まじいものがあります。まあ、最後のオチ(?)は、ちょっと、あっけないのですが、まあ、手固くまとめています。敵がターバン巻いたような頭でっかちの肉弾戦が好きなエイリアン(=西洋人に対する異邦人という裏があるのかな?)という設定の、いまどきのリアルな戦争映画という印象です。未見の方はご覧ください。拾いものの作品です。
ところで、主演の男優さんは、劇場で見ている中では、顔は観たことがあるものの、どの映画で観たのか、どうしても思い出せませんでした。名前は、「アーロン・エッカード」です・・・?。パンフ見てわかりました。「幸せのレシピ」のセダ・ジョーンズの相手役、そして、「ダークナイト」のツーフェイスです。我ながら、覚えが悪すぎですな。さらに、これもどこかで観た顔の、男勝りの女操縦士は「ミッシュル・ロドリゲス」。「バイオハザード」や「アバター」で同じような役をこなしています。上官も観たことが、あれ、女獣医もどこかで・・・・。どうやら、みなさん、一流映画の常連の脇役さんたちのようです。どうも失礼しました。
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