エビラ
あなたは、「エビラ」をご存知でしょうか。以前、たこやタビエビのブログを書いたことがありますが、それとはまったく関係の無い、れっきとした東宝怪獣のお話です。「南海の大決闘」という映画で、ゴジラと一枚看板で対決したこともある由緒正しい(笑)怪獣なのですが、その名のとおり「エビ」に似ているせいか、マイナーな存在であり、一般にはあまり知られていないかもしれません。
ちなみに、左の写真が、映画公開当時のパンフレットです。そういえば、モスラが最後にちょことゲスト出演したのでした。製作サイドも、エビラだけでは興行的に心もとないと判断したのでしょうか。しかし、私は、この「エビラ」が何故か贔屓なのです。もともと、図鑑収集をはじめ海洋生物が好きですし、甲殻類を食べるのも好きなせいかも知れません(笑)。
この映画、怪獣ブームの終焉時期に作られており、ビルを破壊する予算も付かないことからか、ほとんどのシーンが、南海の孤島のお話となっており、当然ながらエビラは海に出現します。立派な海洋映画です。嵐の中、波の間から巨大なハサミが出現するのは、なかなかの見ものです。(多分、私だけの印象かもしれませんが・・。)
何かで読みましたが、「エビのようで、そうでもない、立派な怪獣だ」という意見があります。まさに、そのとおり、通のみが理解します。うん、真に慧眼ですな。
さて、今回、エビラを取り上げたのは、別にイセエビやタビエビを食したためではありません。
ふとしたことで東宝怪獣というワードを聞いたことから、未組み立てのまま放置していた、ファルシオン製のエビラのキットのことを思い出し、そして、最近、エクスプラス社から完成製品としてエビラのフィギュアが発売されたことをお披露目したくなったのです。いつもはあまり注目を浴びない、マイナーな存在だけに、つい、うれしくなってブログにしました。興味のある方のみ、ご覧ください。なお、最後は、キャスト製のミニフィギュアの写真もおまけでどうぞ。
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