デモンズクロニクル
忘れないうちに、食玩の話題をもう1回。お約束した「デモンズクロニクル」のお話です。この食玩は、西洋の悪魔の姿をフィギュア化したシリーズです。欧米なら、神をも恐れぬ所業なのでしょうが、ここは日本、絶対神のいない国です。その代わり、生きとし生けるものすべてに魂が宿り、八百を超える神々が御住いになる国です。妖怪の次は、西洋の悪魔だと考えてもおかしくはありません。(本当?)
結果、ヤノマンという名のメーカーの目論見どおり、結構人気がでて、シークレットなどはオークションで高額で取引されているようです。これらの製品は、チェスピースサイズながら、実に見事な細工と彩色ですが、さすがに手間がかかるのか、完全な彩色したタイプとブロンズ調だとか称して、単色のままで出荷されているものが混在したブラインド商品だけに、なかなか全種類コンプリートすることが困難なシリーズです。オマケに、数少ないシークレットや色のバージョン違いなどもあり、真にコレクター泣かせのシリーズです。
絶頂期には、上の写真の表紙のような解説書まで出版されています。
私も、販売されていた当時は、しっかり収集していましたが、結局、抽選であたる懸賞品の1体だけはゲットできませんでした。それは、下の2枚目の写真の上段の中央に居る、角と翼のあるオーソドックスな姿のデーモン像なのですが、透明な素材を使った色違いのフィギュアが有るそうです。くじ運の強い娘(笑)の協力も頼んで応募したのですが、外れてしまいました。
以下、コレクションの一部をご紹介します。シリーズも数を数えておりますので、かなりな種類がありますが、実は、いまや、残りはどこに置いたのかもわからない状態ですので、フルコンプリートにこだわる気も失せております(笑)。もっとも、きちんと整理すれば、タタキ売る際の価値が高くなるかもしれません。
なお、これらのフィギュアの原型は、ヨーロッパの中世に描かれた「悪魔の辞典」が本ネタです。これも邦訳されております。悪魔の種類の挿絵が楽しい読み物です。いわば、妖怪が江戸時代の絵草子をもとにしているのと同じ手法です。造型しは、この手のものの第一人者竹谷隆之です。
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こんにちは。お邪魔します。最近、デモンズクロニクル・鬼神伝承の存在を知り、そのデザインの素晴らしさに感動しました。30歳のおじさんが、現在、こつこつと集めています(笑)
赤サタンほしいですね・・・。日本のどこかに100匹いるはずなのですが(^^;)
PS.写真をみて、思わず叫んでしまいました。
「あぁっ!ルシフェルが隠れてて、モッタイナイ!」と(笑)また遊びにきますね。
投稿: いぬまる | 2011年7月10日 (日) 14時07分