妖怪絵巻
「百鬼夜行」の次に紹介する妖怪をテーマにした食玩は、「陰陽妖怪絵巻」というボトルキャップ形式のミニフィギュアです。
このフィギュアは、もともとは室町時代に描かれた「百鬼夜行絵巻」という絵巻物の中に登場する、様々な品物が化けた妖怪を正確に立体化したフィギュアです。なにしろ、博物学者の荒俣宏氏が絡んでいるので、サイズは小さいながら、造型になかなか力が入っています。というのはおおげさでしょうか。
ともかく、29体もありまして、なかなか見事な作品群です。大映映画の「妖怪百物語」以上に、イマジネーションの高い造型です。今回は、このフィギュアの付録の説明書をご紹介します。私のコレクションの現物は、棚に仕舞い込んでおりまして、取り出すのに手間がかかりますので、またの次の機会にご披露します。さわりの一部を説明書の写真でご覧ください。次回は、妖怪ものの変形バージョンとして、「デモンズクロニクル」をご紹介したいと思います。なにしろ、この食玩は、西洋の悪魔族をフィギュア化したもので、もう何十種類も作られています。その素晴らしい精緻な造型とそのデザイン性の高さから、絶版後も、依然として人気が高く、いまでもオークションなどでは高額で取引されている人気商品です。 しかし、これもあまりの種類の多さからバラバラに保管しており、ご紹介の準備には時間と手間がかかりますので、時機を見てということでご理解ください。
しかし、それにしても、良く考えると、こんな類のフィギュアまでがお菓子のオマケになっていたというのも、食玩ブームとは本当によくわからない流行でした。
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