パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉
パイレーツ・オブ・カリビアンの第4弾の「生命の泉」が劇場公開されました。この公開に併せて、第1作から第3作までテレビ地上波での一挙放送です。それに触発されたせいでしょうか、やっと休みが取れましたので、早速、3Dの字幕版を見てきました。
まず、最初に一言。料金が高い割には、3D効果があんまり感じられません。普通の画面がよろしいかもしれません。ただ、いまや3Dめがねが持ち帰りとは知りませんでした。
さて、内容でいえば、全体として、やや平たんにストーリーが続きます。血沸き肉踊るという冒険談というよりは、登場人物の関係と生命の泉の設定の説明が主となります。なにしろ、観客にとっては、新登場の人物も、おなじみの人物も、その新たな設定を全く知らないのですから、その展開に観客の興味が集中してしまうような気がします。おかげで、コミカルなアクションシーンも、ユーモアに満ちたやり取りなども、どうしても印象が薄れます。
それに、今回の新たな悪役は、黒ひげという有名な極悪非道の海賊で、ゾンビメーカーという最悪の設定の割に、船のグロテスクな造型以外、どうも毒が少ない感じです。人魚もどうもイマイチ。一番面白かったのは、ラスト近くのスペイン軍の目的です。これは画期的な設定ではないでしょうか。しかし、ロケ地のジャングルの佇まいはいいですねえ、個人的には大好きですなあ。
最後に、長~いエンディングの後に、またも次回を予告するようなシーンを付け加えるのはやめてほしいものです。まだ見ていない皆さん、途中で退席してはいけません。念のため。
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