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2011年4月30日 (土)

D.N.A ドクター・モローの島

Dna 最近になって、やっと観た、古い映画「D.N.A」です。この映画は、副題のとおり、過去に何度となく映画化された「ドクター・モローの島」です。

監督は、あの社会派?のジョン・フランケンハイマーです。何故、こんなSF素材を題材にしたのか、わかりません。当然、娯楽作品にはなりません。いや、あの「地獄の黙示録」のように、ジャングルの中の神様となったマーロン・ブランドのモロー博士の姿を見れば、わかる気がします。

動物から人間を作り出す実験に狂った博士。ハマー映画なら、いわゆる典型的なマッド・ドクターの物語になるでしょうが、そこは社会派ゆえんか、人間の、いや白人種の驕った思想、他人種を見下した視線が入り混じっているように感じます。白人の真似をする畜生どもは、所詮、自滅するしかないとでも言っている様な気がします。獣人ハイエナの悲しみは奴隷制を髣髴させますし、「誰が神か」と問いかけた悪知恵は、植民地やインディアン政策に代表される、これまでの欧米の歴史そのものといったら、言いすぎでしょうか。

今回、メイクアップなどの特殊効果がスタン・ウィンストンと知ったので、中古DVDを購入したのですが、昔、見なかった理由を思い出しました。どうも、不愉快になる映画でした。

ガンツ2

映画「ガンツ」の続編が公開されました。第1作を観ておりましたので、昨日深夜、劇場に足を運びました。

2 前作は、複数のタイプのなんとか星人達が、様々な異形の形で登場したので、まだSF映画という感じがしていましたが、今回は、黒服星人=人間そのまま(ほとんど不死身ですが・・・)という形でのもうド派手なアクションばかりで驚きました。まあ、ある意味、感動もしております。なんせ、アクションの質が少し前のハリウッド作品と同じようなレベルになっています。銃器の迫力はなかなかのものです。昔の東宝映画の銃器のチャチさやアクションの拙さを知っている者としては、隔世の間があります。もっとも、本当に相当な時間がたっているのですから、当たり前でしょうか。CGのおかげですよね。一定、衣装なども金も掛けているのでしょうネ。

それに、電車の中の女子学生のチャンバラが良くできました。最近の女性はアクションがうんまいゾ。もっとも、やはり、日本映画の悲しさ、というか、日本人のサガでしょうか。アクションの合間の見得、間がすこし、いい加減ですな。このあたりは、もう少し三隅時代劇を勉強して欲しいものです。(これはすこし辛口でしたか。)

残念なのは、原作と違うというオチは、映画の中盤から推測が付きましたし、この世の者は思えない純真無垢な恋人が、実は何とか星人の大ボスだったという風に変身して欲しかったのは私だけでしょうか。というのも、今時あんな人物の設定は無理ですぞ。それにしても、今回、はじめてヤングジャンプを観たのですが、巨大な宇宙人の前に立つ、ちっぽけな人間のビジュアルは凄いですな。この原作の漫画は通して見たくなりました。

最後に余談ですが、昨日という日が、劇場料金が改正された初日というのはショックでした。6本みて1本無料という制度が1日違いで廃止されていたのです。7ポイント溜まっていたので、貧乏人のサガでしょうか、大した料金額でもないのですが、もう悔しくて悔しくてたまりません。忘れていた私自身に腹が立っていますし、tohoさんもポイントぐらい使わしてよ~と思います。

2011年4月24日 (日)

海外版DVD

4月から仕事が忙しくなり、ブログも全く書くことが出来ませんでした。やっと、少し心の余裕が出来ましたので、今回は、最近入手した海外版DVDのお話です。(DVDは見る時間はあったんです。笑)

現在、まだ日本で発売されていない4本のDVDを個人輸入しました。

Photo_3 まず、クリストファー・リーのミイラ男「ミイラの幽霊」です。海外盤のLDを持っているのですが、やはり、画質の良いDVDで見たかったのです。あれだけ、ハマー映画のB級からC級の作品が数多く発売されましたのに、何故か、リーのフランケン、ドラキュラに続く、この歴史的にA級ともいうべき作品が映画化されないのでしょう。VHSもLDも発売されておりませんので、なんか、理由があるのでしょうね。なんとか日本語字幕で見たいものです。この前、オリバー・リードの「吸血狼男」が突然発売されたのが、かすかな希望です(笑)。

2_3 2本目は、SF映画の名作「宇宙水爆戦」です。この本当の名作がDVD化されないのも不思議です。VHSもLDも発売されていましたから、何の問題もないとおもうのですが・・・。メーカーさん、お忘れなのでは?・・今回、役立たずのメタルーナ・ミュータントの勇姿を綺麗な画質で再見できました。

2_4 そして、3本目が「ドラゴンスレイヤー」です。以前ブログに書きましたように、保有しているLDを観たのですが、記憶にある以上に画質が良くありませんでした。もっとも、今回、改めてDVDで確認すると、主役(?)であるドラゴンが私の過去の記憶に刻まれた姿とは少し違っています。要するにカッコ良くないのです。最近のCG映像で目が肥えたのか、VHSなどの画質のレベルで誤魔化されていたのか、よくわかりませんが・・・。個人輸入した模型のキットも未着手のままなので、少し複雑な心境です。

Photo_4 4本目が「ドラキュリアン」です。これも、VHSとLDは発売済みです。早くDVD化を願います。この輸入版DVDは、国内のオークションで調達です。やはり、見たい方もいらっしゃたのですねえ。うれしい限りです。しかし、これも、DVDの鮮明な映像で見るとやはりアナログの着ぐるみの粗が目に付きます。見え過ぎることは過ぎたるものかもしれません。

このように、国内未発売でも、海外版の映像は見ることができる時代です。しかし、国内の映画は入手できません。時代劇など、まだまだDVD化されていない作品も多くあります。国内の映画会社さんも、せっかくの作品を死蔵せずに、どんどん発売して欲しいものです。結構、潜在的なファンもいるのではないでしょうか。

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