無料ブログはココログ

« 豪勇ペルシウス大反撃 | トップページ | スタン・ウィンストン »

2011年3月27日 (日)

黄金の眼

もう1本、私にとって幻の作品を入手しました。邦題は、「黄金の眼」、1968年製作のイタリア映画です。原題はDenger: Diabolik、原作は、ダイアボリックという怪盗が主人公のコミックだそうです。

この映画は、なんかの映画の併映で観たのだと思います。昔は、映画は2本立てが普通でした。とても、いまは考えられませんが、結構、添え物の方が、目当ての映画以上に面白いものがありました。例えば、邦画でも、楽しい忍者映画のつもりが、「続忍びの者」の非常さと残酷さにショックを受けたときに、併映の「座頭市」の痛快さと楽しさに癒されたものでした。以来、筋金入りの座頭市ファンです。

話がそれましたが、断片的な記憶では、怪盗のかっこよさと、あっと驚くラストの衝撃が忘れられなくて、もう一度観てみたいと念願しておりました。しかし、この作品も、VHS化も、LD化も、DVD化もありません。

1 今回、たまたま、アチラ版VHSが日本のアマゾンへ出品されているのを見つけましたので、早速ゲットです。なお、その後、DVDもあることが判明、輸入する手配をしております。まず、VHSが到着しましたので、さっそく視聴です。ところで、もう、VHSビデオデッキは、発売されていないのですねえ。今後、山とある私のVHSコレクションはどうなるのでしょう。

またまた話がそれましたが、その内容は、予想をはるかに裏切って、とんでもないレベルのチープなものです。多分、当時、世界を席巻していた007のエピゴーネン群の末端の作品なのでしょう。主人公の怪盗は、ジョン・フリップ・ロー。あのバーバレラに出てくる羽の生えた天使役です。冒頭から、煙幕で現金輸送車を遅い、早回し撮影の車で逃げ回ります。また、相棒の女と徹頭徹尾いちゃつきます。多分、大人のファン向けのお色気サービスのつもりなのでしょう。セットは、ぶっとんだようなダサいモダンの極みで、スケスケのシャワー室が笑えます。ともかく、馬鹿馬鹿しく、エロチックな音楽に乗って、C級的にお話が続きますが、出演者は、結構、観たことのある脇役が出ています。監督は、やはりイタリアンB級ホラーの巨匠(?)のマリオ・バーバです。

さて、最後の最後、唯一、記憶に鮮明なラストシーンですが、未見の方は、この先は読まないでください。ネタばらしします。地下にある怪盗の秘密基地、このセットのとっぴなデザインのチープな作りに笑いますが、ともかく、この地下基地に、警察がいとも簡単に侵入し、その交戦の中で、溶けた金塊が怪盗自身に降り注ぎ、ヘルメットをかぶった顔の部分以外が銅像化するのです。当然、怪盗は死んだと思われるのですが、最後に、眼が・・・。この場面だけがやはり強烈です。もっとも、この後どうするの?と心配してしまいます。

 感想としては、まあ、スパイ映画全盛時のチープな映画でしたが、個人的には、これで気は済みました。

追伸 注文していました海外版DVDが届きました。さすがに画質は、VHSより数段上等です。DVDの表紙の怪盗ダイアボリックの覆面姿をご覧ください。なんとも形容しようがありません。4 

« 豪勇ペルシウス大反撃 | トップページ | スタン・ウィンストン »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/6559/39380617

この記事へのトラックバック一覧です: 黄金の眼:

« 豪勇ペルシウス大反撃 | トップページ | スタン・ウィンストン »

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30