ガンツ
「ガンツ」と発音するのでしょうか。人気漫画が原作という映画を見てきました。人気の若手俳優、二宮和也と松山ケンイチが競演するということもあり、劇場に足を運びました。いつものとおり、内容は、劇場予告編で見る限りの情報量しか持ち合わせておりません。まあ、認識としては、日本のSF映画だろうという程度でした。
さて、正直いって、原作を知らない者には、なにがなんだか、内容がわかりませんし、ストーリーも意味不明のまま終わってしまった、としか言いようがありません。最後に、「続く」という表示が出て、なんか、ほっとしました。次作には、松山も再登場するし、山田孝之が扮する新たな登場人物も出るとのこと。次の完結編のための145分の導入編ということなのでしょう。・・・それならそうと早く言って欲しいものですが、本当に、次回作は実現するのでしょうか。興行的に大事な第1作目のこの作品が、続編を製作する条件として設定された興行成績の基準をクリアできるのか、気になります。もともと二本分が一括して製作されていることを祈るばかりです。
なにしろ、二宮の扮する主人公が好きになれません。こんな嫌なヤツが主人公の映画をもう1回見る気がするのだろうかなどと心配します。なんか、日本のSFものは四畳半的で歪んでいます。ハリウッドほど馬鹿になってもいけませんが、もっと、スカッとするものを作って欲しいものです。
ともかくも、続編に期待するとして、今回の見所は、巨大モンスターファンとして、やはり、阿か吽かのどっちかの仁王像が動いたり、大怪獣並みの大仏像の出現の場面です。このシーンが唯一心が動いた箇所でした。CGとはいえ、映像的にはなかなか良くできています。このレベルの映像を創り出すことが可能なら、もはやゴジラの着ぐるみ特撮を脱ぐべきでしょう。本当に頼みますよ・・・。
ということで、すべては、続編の完結編にこうご期待、ということでした。
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