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2011年1月30日 (日)

レッド RED

Red REDとは、Retired Extremely Dangerous=引退した超危険人物を略したCIAのコードネームという設定です。この映画に出演しているメンバーが凄い。私が知っているのは、4人ですが、まず、なんと言っても、主演のブルース・ウイリス、55歳。この人、88年の「ダイ・ハード」で大ブレイクして以来、アクション街道をまっしぐら、いまや髪は片鱗もなくなりましたが、貫禄も付いて押しも圧されぬ大スターですなあ。そして、次が、ジョン・マルコビッチ、57歳。93年の「ザ・シークレット・サービス」で演じた暗殺者の存在感が忘れられません。 そして、どんな映画でも出演して主役を喰うといわれているモーガン・フリーマン、73歳です。この人の演技は、その道では物凄く高く評価されているようですが、実は、私はその良さが少しもわかりません。ともかく、出演した映画が多いのです。最近観たのは「バットマン」ですか。クリント・イーストウッド監督によれば、リアクション(受け)がうまい俳優との事で「リアクション」と声をかけるそうです(ジョークらしい)。最後は、アーネスト・ボーグナイン、93歳です。この俳優さんが出る映画は、一流の金を掛けた映画というイメージがあります。私が子供の頃の大昔から、「バルジ大作戦」などの超大作にかならずゲスト出演していたものです。知られざる傑作「北国の帝王」の凶悪な車掌役は忘れられません。あのごつい胸や腕から振り下ろされる金槌に対抗できる東洋人はいません。特に、狂気の軍人役が似合いますが、正直、まだご存命とは知りませんでした。

それに加えて、忘れていた人が「リチャード・ドレイファス」です。75年の「ジョーズ」の海洋学者役の俳優さんです。しばらくお見限りでしたが、久々の登場は、悪玉の代表である軍需産業のドンです。感慨深いものがあります。

あと英国の舞台では有名らしい女優さんで、ヘレン・ミレン、65歳です。この女優さんが、銃を撃ちまわったということで話題になっています。まあ、杉村晴子が機関銃を撃ちまわるアクション映画に出演したという図式でしょうか。私にはよくわかりませんが、大変なことらしいのです。つまり、やっぱり、アクション映画は格下なのでしょう。そういえば、昔、コミックの映画化である「スーパーマン」にマーロン・ブロンドやジーン・ハックマンが出演したときも、大変な騒ぎでしたが・・・。もっとも、そういうアメコミ映画の始祖になりました。そのほか、名前は知りませんが、「ボーン・スプレマシー」の殺し屋役と黒幕がそろって出演です。

さて、前置きが長くなりましたが、その内容は、といえば、劇場予告編ですべてを見たというものです。特に、マルコビッチが「じじい」と罵られ、銃弾でランチャー砲の砲弾を打ち落とすシーンが最高です。ほかは、事前の予想どおり、お爺さんたちの大活躍を見守るだけでした。楽しい2時間弱です。・・・予告編が傑作です。

2011年1月16日 (日)

アンストッパブル

「アンストッパブル」とは、止まらない、止められないという意味の形容詞ですが、何が止まらないかというのは、爆発物をタンクに積んだ貨車を数十も連結した長大な貨物列車のことです。もし、このタイトルに、そのほかの主人公の夫婦関係のもつれを暗示するような、何か隠された意味があるのでしたら、是非教えてください。Photo ともかく、最近、劇場で見た映画の中では、文句無く、最高に面白かった活劇です。さすがに、「マイ・ボディガード」を撮ったトニー・スコット監督です。名コンビのデンゼル・ワシントンも頑張っています。前回の地下鉄の映画よりずっと良い出来です。しかし、この俳優さん、実年齢は何歳ですか?そして、一体、何歳ぐらいの運転手の役を演じている設定なのでしょう。新人が「老人ホーム」とかいう嫌味を言うのもあってどうも気になります。黒人の方の年齢は全く検討がつきません。まあ、逆に、向こうからは東洋人の年がわからないかもしれませんが・・・。古くは、「リーサル・ウエポン」の引退寸前の黒人刑事の年齢設定も不明でした。

最後はハッピーエンドとなることがわかっているだけに、観客としては安心して、次から次に訪れる危機などの見せ場にハラハラしておればよいのですから、これくらいストレス解消につながるものはありません。どうも、約2時間の至福の時をありがとうございました。

それにしても、やはり、CGとか、模型とかではなく、本物を使って撮影した迫力は一味違います。あの暴走した列車の正面の顔とうなり声は凄まじい迫力です。手順を守らないたった一人の運転手の手抜きで事故は起こるのですネエ。発端は、ちょっとしたことなのですが、偶然が重なり、雪ダルマ式に厄災が広がっていくのですから、こわいものです。また、人間ドラマも要領よくアクションを壊さないバランスで演出され、お決まりの会社の上層部の無能さ、無責任さもきっちり描きこんでいます。活劇としては、熟練の手練でうまくまとめあげた佳作です。是非、楽しんでください。

ヒックとドラゴン

アニメ映画「ヒックとドラゴン」をレンタルDVDで見ました。

もともと、ドラゴンやモンスター関連は好きなのですが、この映画はパスしていました。実は、トイ・ストーリーから始まった三次元アニメにどうも偏見があったのです。なにか、立体的なオモチャが動いているような感覚が拭えず、やはり、浮世絵の伝統(笑)からか、手塚漫画からジブリなどのように、感情が移入できる二次元の線画、アニメが本流ではないか、などと頑な気持ちがありました。

今回、ある方のお勧めもあり、見たのですが、これは誠に良くできた傑作でした。まず、三次元の映像に見せられました。一見単純なデザインの登場人物やドラゴンも、細部ではそばかすや目や体の動きなど、リアルな背景もあいまって、古典的で芸術的な人形劇のような赴きさえあります。ともかく、ドラゴンの猫のような動きは感心しました。おかげで、三次元アニメへの見方はすっかり変わりました。(ご紹介を頂き、ありがとうございました。)

また、画面に出てくるドラゴンの画や紋章、武器、服装の数々は、中世の古文書などの雰囲気をよく描き出しており、そうした細部にも心が動かされます。あのドラゴンの親分の巨大感のあるデザインは好きですなあ。

そして、何よりストーリー運びがうまいと思います。原作の児童文学は読んでいないので、その原作の力かもしれませんが、バイキング仲間内の価値観の中では、できそこないといわれる少年と正体不明のドラゴンが出会い、新たな世界を作り上げるという成長物語です。大げさに言えば、世の中を変えるのは異物だという変革メカニズムを象徴する寓話といえます(笑)。しかも、見せ場もたくさんあります。最初のナレーションから、お決まりの勝気な美少女との出会い、笑い満載のドラゴン訓練場、爽快な飛行シーン、そして、あの巨大なドラゴンの親分との戦い、いずれも合理的でツボをきちんと抑えており、感心します。

さらに、鑑賞後にもいろいろと考えてしまうこともありましたので、今回、私のコレクションに追加するため、正規のDVDを購入することにしました。DVD購入後、そのケースを撮影してブログで紹介したいと思います。まだ未見の方は、子供だましと思わないで是非ご覧ください。お勧めします。2

<追記>

注文したDVDが到着しました。どうやらオマケが付いています。今度、じっくり楽しみましょう。

2011年1月10日 (月)

大江山酒天童子

かねてから機会があれば見たいと思ってた大映の特撮時代絵巻「大江山酒天童子」をついに見ました。レンタルが無い(?)ので、思い切ってDVDを購入しました。(中古です。笑)

Photo_2 この映画は、源頼光が大江山に巣食う酒天童子という鬼を退治したという有名なお話を映画化したものです。あの御伽噺の金太郎こと、坂田の金時も登場します。

私が見たかった理由は、この映画に登場する、鬼や牛の怪物、土蜘蛛などの写真が一部の特撮ファンの間で有名なのです。もちろん、昔の映画のことですから、張りぼての作り物には違いないのですが、写真などで見る限り、よくできています。その造型を製作した人は、黒澤映画の「用心棒」で、犬の咥えた手首をつくりながら、役者として「悪いことでやっていないことは何もない」と啖呵を切って、三船にたたっ切られる役を演じた、大橋史典という役者兼特殊造型師です。この人の作品は、一枚の写真で見る限り、何故かリアルに映ります。あの「マグマ大使」の怪獣「アロン」を造った人といえば、わかる人はわかると思います。

さて、見終わった感想といえば、「見る」という一種の義務を果たした気持ちでいっぱいです。まあ、登場する妖怪は、想定の範囲内です。あれだけの大きな張りぼてをよく造ったという意味でです。なにしろ、ほとんど動きませんから・・。

この映画は、配役が凄いのです。怪物退治の源の頼光が市川雷蔵。少しも豪傑に見えません。坂田の金時が本郷功次郎、鬼の腕を切った四天王の一人、綱が勝新太郎です。驚くのが、女の妖術使い(=鬼)が左幸子、頭領の酒天童子が長谷川一夫なのです。そして、この物語は、「大江山の鬼退治」を題材にして、時の関白の圧政に対して酒天童子が反乱を起こすお話となっております。愛する妻(=山本富士子)を関白に奪われたことに端を発しているのですが、争いを繰り返すうちに、酒天童子は、妻が生きながらえていることへの怒りに凝り固まり、山賊あがりの手下たちの無法ぶりを黙認しているという堕落の極みに陥るのです。にもかかわらず、妻も自害したと聞き、部下が殺されるなかで、頭領として何の責任も問われることなく、最後は、すっかり晴れ晴れとした表情で、平原のかなたに一人去っていくのです。これでは、いくら長谷川一夫の主演の映画といっても、許される類のストーリーではないと思います。この映画のスタッフは何を考えているのでしょう。主演者の意向か、永田ラッパの威光か、当時のスタッフの声を聞いてみたいものです。しかし、やっぱり、田中徳三監督作品とは肌があいません。(すみません。)

トロン レガシー

かつて、早すぎた傑作といわれた映画「トロン」。その続編が最新のCG技術を使って作られたということでした。実は、前作は見ておりません。どうしても、あの映画の予告編映像などが好きになれず、ついにビデオも含めて見ることはありませんでした。なにしろ、CGもないのですから、普通にセットで撮影した映像にあとから色やアニメを描いたということですから、どうしても技術的には無理だったのでしょう。

Photo さて、では、今回の映画の出来はどうかと問われれば、逆に、遅すぎた再映画化とでも言いたくなります。使われたCG技術は、今では既に見慣れたものになっており、何の新鮮さもインパクトもありません。それに、やはり、蛍光色は見難いですなあ。

それに、ストーリーもよくわかりません。あの世とこの世の関係がどうも理解できません。最後に彼女が実体化する理屈があるのでしょうか。・・・まあ、この辺は文句を言ってもしかたありません。美人ですから良しとしましょう。

注目のメカデザインも、思ったより平凡です、というか、時代の流れから言えば、もう流行遅れ、クラシックの範疇でしょうか。

最後に、この映画は3Dということで、料金も500円も高いのですが、ほとんど、立体感がなかったのは、私の目がおかしいのでしょうか。バイオハザード4で、せっかく3D映像への偏見も緩和したのに、これでは逆戻りです。羊頭狗肉といっても良いほどです。差額を返してもらいたいほどです。それにしても、この題名の「トロン」もおかしいゾ。やはり羊頭狗肉ですなあ。

2011年1月 3日 (月)

日本の不思議な異空間

Photo 日本の不思議な異空間500という雑誌があります。内容は、日本に建てられた、不思議な建物や場所を500箇所も集め、施設概要や場所を明らかにしたガイドブックになっています。

まず目に付くのが、巨大な奇抜な建造物やグロテスクな廃墟、そして、やっぱり人のサガなのでしょう、B級エッチ的なお宝館が各地に沢山あります。こうした常識を外れた物を眺めていると、ハードそのものより、それを造った人間がとんでもない人だったのだろうと思えてきます。

日本の風景には全く似つかわない、様々の廃墟群の中には、SF映画のロケ地に使えそうな場所もあります。この辺、無理矢理、映画に関連付けました(笑)。

ところで、一度行ってみたいところもあります。まずは、静岡県沼津市にある、「駿河湾深海生物館」です。ホルマリン漬けの深海魚が300種、1000点あるそうです。うーん、見てみたい。次が、鳥取県境港市の「海とくらしの史料館」です。ここは、魚の剥製が4000点あるそうです。4.2mのホオジロサメの巨大剥製は見てみたい。 おまけで、宮城県気仙沼市の「氷の水族館」です。氷漬けの魚が多数陳列されているそうです。・・・つまり、いずれも、変な水族館ということです(笑)。

2011年1月 1日 (土)

パラダイス版大魔神

平成23年の元旦の今日にちなんで、神様のお話です。ずばり、パラダイスというメーカーが発売していた大魔神のソフビキットです。このキットは、既に絶版なってきますが、大きさが50cmもある巨大なものです。

H221226_015 この大魔神は、「大魔神逆襲」の大魔神がモデルということで、伝家の宝刀を抜いたポーズです。私としては、正直、この3作目は、映画的に買っていなかったのですが、最近の大魔神ブームに乗せられて中古品を入手しました。

昨年末から、少しづつ組み立ててきたキットがとりあえず仮組み立てが終了しました。まだ、上半身と下半身は接着しておりません。ともかく、開けましてご披露です。H2311_0031

まず、横の単4の乾電池との比較から、その大きさをご想像ください。あちこちに白い跡が残っていますのは、位置決めを悩んだ挙句の瞬間接着剤の跡です。また、案外、宝刀の鎖付けが難しいものです。市販の鎖とヒートンとピンの組み合わせです。

H2311_0011 これから時間を見つけて塗装です。時間取れるかなあ。

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