レッド RED
REDとは、Retired Extremely Dangerous=引退した超危険人物を略したCIAのコードネームという設定です。この映画に出演しているメンバーが凄い。私が知っているのは、4人ですが、まず、なんと言っても、主演のブルース・ウイリス、55歳。この人、88年の「ダイ・ハード」で大ブレイクして以来、アクション街道をまっしぐら、いまや髪は片鱗もなくなりましたが、貫禄も付いて押しも圧されぬ大スターですなあ。そして、次が、ジョン・マルコビッチ、57歳。93年の「ザ・シークレット・サービス」で演じた暗殺者の存在感が忘れられません。 そして、どんな映画でも出演して主役を喰うといわれているモーガン・フリーマン、73歳です。この人の演技は、その道では物凄く高く評価されているようですが、実は、私はその良さが少しもわかりません。ともかく、出演した映画が多いのです。最近観たのは「バットマン」ですか。クリント・イーストウッド監督によれば、リアクション(受け)がうまい俳優との事で「リアクション」と声をかけるそうです(ジョークらしい)。最後は、アーネスト・ボーグナイン、93歳です。この俳優さんが出る映画は、一流の金を掛けた映画というイメージがあります。私が子供の頃の大昔から、「バルジ大作戦」などの超大作にかならずゲスト出演していたものです。知られざる傑作「北国の帝王」の凶悪な車掌役は忘れられません。あのごつい胸や腕から振り下ろされる金槌に対抗できる東洋人はいません。特に、狂気の軍人役が似合いますが、正直、まだご存命とは知りませんでした。
それに加えて、忘れていた人が「リチャード・ドレイファス」です。75年の「ジョーズ」の海洋学者役の俳優さんです。しばらくお見限りでしたが、久々の登場は、悪玉の代表である軍需産業のドンです。感慨深いものがあります。
あと英国の舞台では有名らしい女優さんで、ヘレン・ミレン、65歳です。この女優さんが、銃を撃ちまわったということで話題になっています。まあ、杉村晴子が機関銃を撃ちまわるアクション映画に出演したという図式でしょうか。私にはよくわかりませんが、大変なことらしいのです。つまり、やっぱり、アクション映画は格下なのでしょう。そういえば、昔、コミックの映画化である「スーパーマン」にマーロン・ブロンドやジーン・ハックマンが出演したときも、大変な騒ぎでしたが・・・。もっとも、そういうアメコミ映画の始祖になりました。そのほか、名前は知りませんが、「ボーン・スプレマシー」の殺し屋役と黒幕がそろって出演です。
さて、前置きが長くなりましたが、その内容は、といえば、劇場予告編ですべてを見たというものです。特に、マルコビッチが「じじい」と罵られ、銃弾でランチャー砲の砲弾を打ち落とすシーンが最高です。ほかは、事前の予想どおり、お爺さんたちの大活躍を見守るだけでした。楽しい2時間弱です。・・・予告編が傑作です。
最近のコメント