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2010年12月 5日 (日)

SPACE BATTLESHIPヤマト

アニメ「宇宙戦艦 ヤマト」を実写化した映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を観て来ました。監督は、私のお気に入りの山崎 貴監督です。前作「BALLAD 名もなき恋のうた」は、なんとも、迫力の無い時代劇で失望しましたが、これまでの義理もあります。

そして、今回は、本来の持ち味が生かせるSF映画なのですが、主演が木村拓也と聞いてがっくりです。そして、予告編を見て、さらに失望です。このタレントさん、何を演じても、キムタクです。テレビのシリーズなどは、キムタクとして個性が出て結構面白いのですが、映画のドラマなどでの本格的演技は無理なのです。(ファンの方、どうもすみません。)

Yamato 本編を見て、さらにその思いを強くします。SFXを活用した戦闘シーンなどの映像は、本物の大和の砲撃などを想起させる、なかなか素晴らしいものがあります。映画らしく原作を変更したストーリーも納得できます。

しかし、この映画の演出は、キムタクファンの満足のためだけに、キムタクがひたすらかっこよく見せる映画というような作りになっています。ただ、キムタク一途のコアなファンでなければ、ただただ、独りよがりで噴飯物で腹立たしいだけのものです。700円もするパンフレットの表紙の画のとおりです。大和の船体がキムタクの下半身のような気がします。(暗示の好きなヒッチコックへのオマージュ的なワープシーンがあります。)その意味では真に象徴的なデザインといえます。

ただ、この映画の拾いものは、黒木メイサです。原作のヒロインとは違い、いまどきの強い女性を演じて好感が得られます。あのダイワハウスのCMのダイワウーマンのエピソード、役所こうじの言い草がうなずけます。監督に女優の候補を尋ねられて、「黒木メイサとか、黒木メイサとか、黒木メイサとか」と答え、「好きなんだネエ」という監督の感想に、「ち、ちがう」とあわてる姿が笑えます。殺陣やアクションが大好きというこの女優さん、なかなかきっぱりした性格です。また、大スクリーンのアップの顔を見ると、その端整で個性的な顔は魅力的です。その彼女でさえ、キムタクに虚をつかれるのです。それにしても、キムタク一人だけがあんな不真面目な態度で、部下たちに好かれているという演出は無理でしょう。とても古代進とはイエマッセェン。

敵の異星人ガミラスの造型などは、原作のローマ帝国やナチス風のゲルマン系ではなく、大人向けの映画らしく、山崎監督好みの昆虫系に改変していますが、デスラーが伊武雅刀の声で登場するのはうれしいことです。

まあ、ターミネーターのように、いったん映画が終わると見せかけて、最後のどんでんがえしの大山場があるのですが、あんまり演出上の効果はありませんナ。第一、あのオチは誰が考えてもわかりますし、デスラーが見抜けないわけが無いじゃないですか。

それにしても、どうして、この監督は、題名に横文字をこんなに頻繁に使うのでしょう。こればっかりは、SMAP主演と一緒で次回作からやめてほしものです。

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