8マン扉画
ある意味で凄い本が出版されました。
かつて、少年マガジンで人気を博し、テレビアニメも始まり、まさに人気絶頂時に、作者の銃砲不法所持が発覚し、突然連載が中止された、ご存知、悲運のヒーロー「8マン」。桑田次郎のスタイリッシュな画は、私をはじめ、当時の少年たちの心を虜にしていました。
これまでも、何度か、漫画の復刻本も出版されていますが、今回の復刻本は、すさまじい内容です。なにしろ、当時の少年マガジンのすべての扉と表紙の画106枚を集めたものなのです。逆に言えば、それだけのものであります。こんな本を普通買いますか?
実は、私は買いました。1枚、1枚、扉画を見ていきますと、懐かしさが湧き上がってきます。そして、B4版のサイズに印刷された絵を眺めれば、改めて、桑田次郎の画のうまさにつくづく感じ入ります。特に、カラー刷りのページは、もう言葉もありません。ちなみに、あんまり関係は無いですが、敵役の00七のキャラクターデザインと、ナイフ使いの殺し屋の投げる両刃のナイフのデザインが好きです。そして、極めつけは、幸子さんをはじめとする女性軍のうりざね顔系の美貌です。敵役のオバちゃんでさえ、格好いいのですから困ってしまいます。(笑)
全国の8マンのファンの皆さん、是非、手にとってご覧ください。
ところで、漫画の画風でいうと、桑田次郎氏と、少しマイナーな小山春夫氏の画には何か通じるところがあります。できましたら、小山春夫氏の作品、甲賀忍法帖をはじめとする一連の忍者漫画を復刻して欲しいものです。・・・今回の話題とは何の関係もありません。(笑)
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