フォロー・ミー
いままで、VHS化も、LD化もされなかった、名匠キャロル・リード監督の遺作「フォロー・ミー」がDVD化されました。お祝いを申し上げます。
早速、鑑賞です。久しぶりに、TV放映の録画ではなく、鮮明な画面に出会えると思いましたが、期待ほどの画質ではありません。・・・うーん、製作当時は、こんな映像だっけ。
まあ、それはともかく、あのジョン・バリー作曲の主題曲が流れると、気持ちは、一挙に遠い過去の切ない時代に返ります。トポルが見つめる、ミア・ファローのさびしげな姿。様々な遠い記憶がよみがえります。・・・うーん、こういう映画を名作というのでしょう。
それにしても、ミア・ファローという女優さんの魅力は奇怪です。普通だったら、ゴメンナサイというタイプなのですが、・・・・うーん、よくわかりません。
ともかく、変な恋愛映画であり、ひょっとしたら究極の片思いの映画なのかもしれません。それにしても、ロケ地は、ロンドンの有名な観光地ばかりといいますが、どれも鄙びてパッとしませんな。それより、B級ハマー映画の映画ばかり見ている主人公が面白い。・・・横長画面でもその印象は余り変わりません。
未見の方は、是非ご覧ください。名作「第三の男」を撮った監督の最後の作品です。
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