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2010年11月28日 (日)

スピノサウルス

サイドショウから発売された恐竜模型「スピノサウルス」が我が家に来ました。この模型は、ダイノソーリア マケットという恐竜シリーズの最新作ですが、なにしろ、予想以上に、でかいのです。箱だけで、横90cm×縦42cm×厚さ23cmもあります。置き場所がありません。本体を取り出そうとして、陳列する場をついに見つけることができないため、開封すら、断念いたしました。全く、一体なんのために購入したのかさえわからない結果になりました。

この恐竜は、映画ジュラシックパーク3で、ティラノサウルスを一蹴し、水陸両用の巨大恐竜として、ディズニー映画「ピーターパン」に登場する、チックタックと時計の音を鳴らしながらフック船長を付け狙うワニのように、登場人物達を襲います。この映画のおかげで一躍最も獰猛な恐竜として名を上げましたが、実際のところ、本当にそんな最強の肉食恐竜なのか、どうか私は疑っています。なにしろ、見た感じ、幅の狭い細長い口は、弱々しい形状で、せいぜい魚喰いの類ではないでしょうか。とてもあの暴君竜の頑丈な顎やナイフのような牙にかなうとは思えません。

Mamegyorai_198777_2 しかし、今回のサイドショウのスタチューは、突然狂った、寝癖のある隣のおっさん(?)のごとく、狂気を秘めた目など、禍々しく造型されています。

サイドショウの商品写真をどうか、ご覧ください。それにしても、このでかいヤツをどう扱いましょう。困りました。

タビエビ

皆さん、タビエビをご存知ですか。一般的には、ウチワエビと呼ばれています。セミエビ科の仲間だそうです。ちなみに英語では、スリッパ・エビとか。頭部が扁平で、足袋やスリッパの形をしている、なかなか個性的なエビです。そして、これが大変美味なのです。頭が扁平な割に、胴体が分厚く、通常のエビより身が多く付いています。このエビを、私の住む地域では、「タビエビ」と呼んでおり、昔はよく食べたものですが、最近はあまり見かけません。大きなものは、そのまま料亭行きなのでしょう。地元ではなかなか手に入りません。

H221110_0021 ところが最近、ひょんなことから、仕事仲間とこのエビを食べる会が出来まして、通販で取り寄せています。通販の世界は凄いものです。全国からかんたんに手に入るのです。料理方法まで伝授してくれます。今回、取り寄せたものは、一匹、大きいもので18cmぐらい、重さは多分150gでしょうか。長崎産のものは少し小ぶりで、一匹420円ですが、送料が必要な場合は、800円弱になります。

うちの娘などは、このタビエビの生きている姿を、バルタン星人と呼んで怖がっています。確かに、ウルトラ怪獣に出てきそうです。そんな娘も、いったん、刺身、塩ゆで、焼き物、吸い物の料理になれば、それこそ、極細の足の一本一本まで食べてしまいます。どの料理方法も捨てがたい味ですが、今後、食べてみたいという料理がフライです。幼い頃に食べた記憶があるのですが、肉が厚く絶品でした。今回、挑戦したものの、生のまま殻を取ってフライの衣をつけることが至難の業です。どうやら、いったん茹でてからフライにするのがコツらしい。いずれまた挑戦したいものです。もっとも、女房殿にお願いしてのことですが(笑)

H221110_0041 ところで、このタビエビ、ガシャポンのミニフィギュアになっていました。タカラトミーの原色甲殻類エビ・カニ図鑑Ⅰ(改訂増補版)です。なかなか、愛くるしい顔をしています。職場の仲間には大変好評でした。一度、ご覧ください。できれば本物もご賞味ください。

2010年11月27日 (土)

8マン扉画

ある意味で凄い本が出版されました。

Photo_2 かつて、少年マガジンで人気を博し、テレビアニメも始まり、まさに人気絶頂時に、作者の銃砲不法所持が発覚し、突然連載が中止された、ご存知、悲運のヒーロー「8マン」。桑田次郎のスタイリッシュな画は、私をはじめ、当時の少年たちの心を虜にしていました。

これまでも、何度か、漫画の復刻本も出版されていますが、今回の復刻本は、すさまじい内容です。なにしろ、当時の少年マガジンのすべての扉と表紙の画106枚を集めたものなのです。逆に言えば、それだけのものであります。こんな本を普通買いますか?

実は、私は買いました。1枚、1枚、扉画を見ていきますと、懐かしさが湧き上がってきます。そして、B4版のサイズに印刷された絵を眺めれば、改めて、桑田次郎の画のうまさにつくづく感じ入ります。特に、カラー刷りのページは、もう言葉もありません。ちなみに、あんまり関係は無いですが、敵役の00七のキャラクターデザインと、ナイフ使いの殺し屋の投げる両刃のナイフのデザインが好きです。そして、極めつけは、幸子さんをはじめとする女性軍のうりざね顔系の美貌です。敵役のオバちゃんでさえ、格好いいのですから困ってしまいます。(笑)

全国の8マンのファンの皆さん、是非、手にとってご覧ください。

ところで、漫画の画風でいうと、桑田次郎氏と、少しマイナーな小山春夫氏の画には何か通じるところがあります。できましたら、小山春夫氏の作品、甲賀忍法帖をはじめとする一連の忍者漫画を復刻して欲しいものです。・・・今回の話題とは何の関係もありません。(笑)

フォロー・ミー

いままで、VHS化も、LD化もされなかった、名匠キャロル・リード監督の遺作「フォロー・ミー」がDVD化されました。お祝いを申し上げます。

Photo

早速、鑑賞です。久しぶりに、TV放映の録画ではなく、鮮明な画面に出会えると思いましたが、期待ほどの画質ではありません。・・・うーん、製作当時は、こんな映像だっけ。

まあ、それはともかく、あのジョン・バリー作曲の主題曲が流れると、気持ちは、一挙に遠い過去の切ない時代に返ります。トポルが見つめる、ミア・ファローのさびしげな姿。様々な遠い記憶がよみがえります。・・・うーん、こういう映画を名作というのでしょう。

それにしても、ミア・ファローという女優さんの魅力は奇怪です。普通だったら、ゴメンナサイというタイプなのですが、・・・・うーん、よくわかりません。

ともかく、変な恋愛映画であり、ひょっとしたら究極の片思いの映画なのかもしれません。それにしても、ロケ地は、ロンドンの有名な観光地ばかりといいますが、どれも鄙びてパッとしませんな。それより、B級ハマー映画の映画ばかり見ている主人公が面白い。・・・横長画面でもその印象は余り変わりません。

未見の方は、是非ご覧ください。名作「第三の男」を撮った監督の最後の作品です。

2010年11月21日 (日)

大石透のサイクロプス

先ほど、やっと、大石透作の「サイクロプス」が完成しました。久しぶりの模型塗装です。なんとか、やっとか、1日がかりです。(早や?)

しかしながら、やはり草創期キットならではの造型の荒さが仇になりました。特に、失われていたツメや歯を造ったりするのは、私の手に余りますし、気泡の埋め立てには手が回りませんでした。

でも、やっぱり、大石透師のデザインは最高です。サイクロプスの一般的な造型は、何故か、腕が細く、指が小さく、レイ・ハリーハウゼンのオリジナルとはなんとも印象が違います。映画をご覧になるとわかりますが、オリジナルは、全体的に無骨で、腕や3本指は異常なほど大きいのです。そのデザインを見事に再現しています。特に、このキット、組み立ててわかりましたが、二本足できちんと自立するのです。そのバランスの良さにも感激します。少々の気泡などは何の欠点にもなりません。塗装技術の未熟さにも、ついでに目をつぶってください。(笑)

ともかく、完成しましたです。ぜひ、大石透のキット・デザインの凄さをご照覧ください。

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スティコラサウルス

久しぶりのブログです。

映画と直接関係は無いのですが、サイドショウのダイナソーリアシリーズの恐竜「スティコラサウイルス」を入手しました。この恐竜模型シリーズの中でも、マケットスタチューと名づけられた模型は、なかなか精緻にできています。前にご紹介したとおり、「ティラノサウルス」もなかなかの出来で人気があります。

このスティコラサウルスも、わが国では既に絶版で、非常に高価に取引されています。今回、イーベイに出品されていた「新品」を個人輸入したのですが、一部に色剥げもできている見事な中古品でした。新品の定義にはいろいろあると注意書きにもありましたが、まあ、安価でしたので、文句を言っても仕方ありません。

しかし、実に、雰囲気のあるスタチューです。恐竜ファンには堪えられません。ご覧ください。

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2010年11月14日 (日)

マーメイドのサイクロプス

Yahooのオークションという仕組みは、本当にありがたいと思います。時として、一般的な販売ルートではまず絶対に入手不可能であろうと思われる品物が出品されるからです。もちろん、入札価格は競争ですから、とんでもない落札金額になることもあります。

仮に値段的な問題で入手できなくても、私の場合は、そのほうが多いのですが、幻の一品が写真や商品説明という形で明らかになるのが大変勉強になります。実際の入手は、次の機会を待つことにしたら良いのですから・・・。(若干、負け惜しみです。笑)

Roots1254img600x4501287988947d26w_2 さて、本題になりますが、かつて、ガレージキットの草創期に発売された、マーメイドというメーカーの「サイクロプス」のキットがオークションに出品されていたのですが、今回は、運良く落札することが出来ました。このサイクロプスは、ご存知、レイ・ハリーハウゼンの出世作「シンドバット7回目の航海」に登場する一つ目で一角のモンスターです。そして、私がガレージキットに魅せられるきっかけとなった半魚人(ツクダ)を作った造型師 大石透氏の商品第1作。(あくまで某データベースの引用ですが・・・。)のようです。そういえば、氏のペギラの造型にも感動しました。

Roots1254img600x4501287988948mksq_2 初期の作品は、まだまだレジンキット草創期であり、レジンの質や型抜きの技術面で課題もある時代性を反映し、商品としては荒削りですが、例えば、タロスなどは、本当に本物の特徴を良く捉えており、他の製品の追随を許しません。これまでも、彼の作品については、半魚人(ツクダ)、ペギラなどを集めておりましたので、初期のハリーハウゼンものとしては、タロス、メドゥーサに続き、三点セットを収集したということで、大願成就です。とりあえず、仮組みをしましたので、その幻のキットをご覧ください。

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