無料ブログはココログ

« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »

2010年9月28日 (火)

ワイドテレビの魅力

やっと我が家も地デジ対応です。遅まきながらワイドテレビを購入しました。

実際、自分の部屋の中で見ると、ワイド画面の凄さを改めて実感します。なにぶん、寝室用のテレビのため、大きさは26型の小型タイプですが、横長の画面にDVDの映像がぴったりと映し出されるのには感動しました。なにを今更といわれるかもしれませんが、やはり感動します。

昨日はついつい「用心棒」、「座頭市海を渡る」、「関の弥太っぺ」と時代劇3本立てです。いずれも画面周辺の細部に見とれます。これまでも何度となく見てきたお気に入りの映画なのに、まるで見たことのない違う映画です。大きな画面では様々な新たな魅力や発見があります。

これは病み付きになりそうです。コレクションのDVDはまだまだたくさんあります。今夜はSF映画大会にしようかな?秋の夜長はこれからです。

追伸

「エイリアン2」と「スターシップ・トゥルーパーズ」の2本立てになりました。特に、スターシップ・トゥルーパーズの無数のバグズが襲ってくる戦闘シーンの迫力は、横長画面の長所がいかんなく発揮されます。いやあ、当分、はまりそうです。

2010年9月24日 (金)

レーザーディスク

昨日、ドラゴンのお話を聞いて、どうしても「ドラゴンスレイヤー」の映画を見たくなりました。この映画は、ディズニー製作ですが、まだコンピュータ・グラフィック技術前のアナログ特殊撮影の時代に作られたものです。その当時の最先端技術であるゴー・モーション技術、つまり模型を動かしながらコマ撮りするという技術を駆使しています。空を飛ぶドラゴンが滑らかに動き、模型を使ったドラゴンの表情に感心した覚えがあります。

しかし、この作品は、何故かいまだにDVD化されていないのです。レンタル落ちのVHSも持っていますが、やはり画質が良いのはLD、つまりレーザー・ディスクです。私の書庫には、もう何年も放置されたままのLDが多数眠っています。そのなかに埋もれている筈でした。

一念発起して、お目当てのLDを探し出し、恐る恐るプレイヤーの電源を入れました。

・・・・プレイヤーは動きました。LDの盤は大きく重いので、ごとんというような作動音を立てます。なんか感動です。放っておいて御免ね、とでもいいたくなる可愛らしさです。

しかし、LDの画質は記憶の中にあるほど良くありません。こんなもんか?それとも盤の劣化のせいでしょうか。そういえば、ハイテクの寿命は思った以上に短いというお話もありましたナ。

まあ、ともかく久しぶりです。・・・が、お目当てのドラゴンは、それなりの出来なのです。昔の記憶で美化していたのでしょうか。それとも、やはり最近のCG製のドラゴンで目が肥えたせいなのでしょうか。・・・・なんか、悲しくなります。このドラゴンに関しては、まだつくっていない、輸入物のキットもあるのに・・(涙)

それにしても、DVD化されていない作品も思った以上にあります。手許にあるLDの中で見ても、英語版の「吸血狼男」、「ミイラの幽霊」、そして日本語版の「宇宙船の襲来」、「ブロブ」などは一日も早いDVD化を望みます。Z級のSF作品のDVD化は、結構活発なのに、こうしたひとかどの作品はまだというのはいただけません。よろしくお願いします。

余談ですが、悲しかったのは、英語版の「子連れ狼」のシリーズのLDが揃っていることです。先日、DVD化されてしまいました。このLDはもう見ることもないでしょう。そういや、レンタル落ちのVHSもあったっけ。 

2010年9月23日 (木)

パリより愛を込めて

この映画の題名は、007の初期の傑作「ロシアより愛をこめて」から付けられたとのことです。そういえば、このタイトル「○○より愛をこめて」というフレーズは、何故か気に入っており、個人的にもよく引用したものです。懐かしい思い出です。ということで、今回はDVDレンタルで楽しみました。

さて、前置きが長くなりましたが、「パリより愛をこめて」は、トラボルタ扮する、剥げ頭にあごひげを生やしたアメリカの特殊工作員が、パリに到着してから1時間毎に一人は殺すというとんでもない行動でテロリスト組織を壊滅させるというストーリーです。ひたすら、トラボルタのめちゃくちゃなアクションと行動を見ればよいものです。こんな役はトラボルタに良く似合います。また、彼の相棒に、人は殺さないという信条の見習い工作員を配しており、その対比がさらに効果を高めます。とにかく、荒唐無稽なアクションをひたすら楽しんでください。ただ、冒頭のシーンからわかっているものの、ラストが少し悲しいのは仕方ありません。

ところで、トラボルタが初めてパリを訪れたとき、税関でもめます。フランス人の税関員の横柄な態度に腹を立てたという設定です。もっとも、裏の事情もあるのですが、アメリカ人が抱いている、フランス人の中華主義への反発がそこはかとなく感じられます。個人的にも、フランスの税関には嫌な思い出があります。まったく、自分たちを何様と思ってるのだ(怒)。ということで、おもわず、共感しました(笑)。

余談ですが、最近、荒唐無稽ともいえるようなアクション映画が増えてきたように思えます。「シューテム・アップ」という映画をレンタルして見たのですが、これには本当に驚きました。百発百中の銃の名人という主人公が、ギャング団に襲われる乳飲み子を助けて、無数ともいえる敵を、サーカスのような曲芸技で次々と撃ち殺していくのです。一人で、いったい何百人殺したのでしょう、という気になります。いやあ、荒唐無稽というレベルをはるかに超える、もうあきれ果てるしかない世界です。しかも、セットや死に様などはやけにリアルなのです。そんなリアルな世界の中で、東映時代劇のチャンチャンばらばらのような、ご都合主義のどんどんパチパチを繰り広げるのです。いや、ホントに驚きました。

2010年9月20日 (月)

君が踊る、夏

めずらしく映画の前売り券を買うことになりました。まあ、これも浮世の義理というものですが・・・。Photo

この映画は、いま、全国的に人気のよさこい祭りを題材にしています。一般的には、北海道のよさこいソーラン節が元祖と思われていますが、実は、高知県のよさこい鳴子音頭が元祖なのです。そのよさこい祭りの本場で、ある青年と少女の物語が始まります。お話は、難病の少女をからめた、ある青年の自分探しの物語です。まあ、ありきたりの内容ですが、実話に基づくという難病物が少しつらいものです。

さて、ストーリーはともかく、映画には、高知城、桂浜、よさこい橋、路面電車という高知県の観光資源がいやというほど出てきます。まるで観光PR映画です。ただ、 個人的には、沈下橋という、これは洪水のときに水面下に没するために手すりがついていないユニークな石橋ですが、この橋が清流と背景の山々にマッチした風景がなかなか素晴らしく見えます。田舎の不便さを知らない都会の方には魅力的に映ると思います。

また、登場人物では、旅館のおかみ役の高島礼子が素晴らしい。もっとも、実際にはこんな美人おかみは居ませんでしょう。そして、主人公の親父役の隆大介が存在感があります。山村で生きる頑固ぶりが好ましいものです。影武者の織田信長役以来の出来といったら、怒られますでしょう(笑)。それにしてもヒロインがもう少し美人ならもっとよかったのですが、そこが残念ですナ。もうひとつ、主人公のカメラマンの師匠役がミスキャストですな、はっきり言って。それに、肝心な「よさこい祭り」が迫力不足です。実際の本物の祭りはあんなものではありません。演出で再現するには、黒澤明の演出力が必要といったら大げさでしょうか。

2010年9月13日 (月)

踊る大捜査線 ヤツらを解放せよ

ともかく、こんなことは初めてでした。自分が見た映画を忘れていたのです。いま、やっと思い出してブログに書いています。もう2週間ほど前に「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ」を劇場で見たのでした。・・・老人性なんとかが進行しているのかもしれませんが、(笑)

普通、どんなに面白く無い映画でも、劇場で見た後は、その直後にブログにコメントを書く習慣ができていました。しかし、この映画に関しては、すっかり忘れていたのです。

要はそれだけ印象の薄い出来なのでしょう。実は細部はもうすっかり忘れています。

ストーリー自体、テレビ放送時に捕まった犯人たちを解放する要求があり、それぞれ、懐かしの犯人役の俳優やらタレントが顔を出します。もうこの時点で、観客受けを狙った、演出のあざとさが感じられます。

劇画化した官僚批判は、この番組の持ち味ですが、警察署の引越しのずさんさの描き方は、少し常軌を逸しています。いくらなんでも、あそこまでは酷くないでしょう。しかも、本庁の官僚たちの無能ぶり、厚顔ぶりも、ワンパターン化しています。あえてネタばれを言うと、今回の話はキョンキョンの続編なのですが、なんとも、犯行の動機や行動がよくわかりません。さらに、青島刑事の熱血は、鋼鉄のシャッター扉を力まかせに叩き続けるという、なんとも愚かしい行動を長々と映し出します。なんか、意味あるのか、誰か、止めろよ。どこで感動するのだ?どうみても、無理でしょう。

ということで、この映画の演出者たちは、少しは、「相棒」を見習って欲しいものです。でも、今度の相棒の映画版は少し不安です。前回のTHE MOVIEもあまり感心した作りではなかったので・・・。

2010年9月10日 (金)

BECK

月刊少年マガジンに連載されていた「BECK」が映画化されました。この漫画、結構面白くて、まめに見ていました。話は全く違うのですが、この漫画雑誌には「なんと孫六」という、とんでもなく長期に連載中の野球暴力少年漫画がありまして、実は、私はそのファンでもあります。(ホントに関係無い話でした。)

Beck11 Beck21

さて、映画化した監督は、漫画「20世紀少年」の映画化でも力を発揮した堤監督です。この人、TVドラマ出身ですが、俳優の人選に定評があります。いつも原作のイメージをよく表わしている俳優を使います。主人公のコユキ、水嶋ヒロの竜介など、ほんとにイメージに合っています。水泳パンツ姿のギターコーチ、帰国子女もぴったりです。・・・脱帽です。

全体の評価としては、よく雰囲気を出して映画化していますといって良いでしょう。ストーリーも原作とは違いますが、一定納得させられます。ただ、この映画の唯一で最大の弱点が、コユキの歌声を実際に聞かさなかったことです。パンフレットによると、原作者の意向とのこと。確かに、原作では、コユキの声は、聴衆が我を忘れるほど聞きほれる天使のような歌という設定です。漫画のコマには音楽のイメージすらも無いのですから、読者は、それぞれ自分なりのイメージを抱いているので、それを納得させるのは至難の業でしょう。こういう方法が無難で正解かもしれません。まあ、コユキが歌うシーンでは、風景映像やら、聞き手の聞きほれているという演技によりそのイメージを伝えようとはしていました。

しかし、やはり、映画は音楽も含めた総合芸術なのです。歌声はきちんと聞かせてほしかった。というのは、無理なのでしょうか。女房、娘は聞きたかった派です。私も、監督が「逃げたな!!」と思います。・・・あとは、DVDの発売の際に、秘密の歌声を聞かせて欲しいものです。まさか、口パクではないでしょう。

最後に、このパンフレットは馬鹿高かったのですが、デザインは、素晴らしい。おしゃれです。

2010年9月 5日 (日)

ホットトイズ

香港に「ホットトイズ」というトイ・メーカーがあります。最近、アメリカのトイ・メーカー「サイドショウ」と組んで、様々なフィギュアを生産しています。特に、映画関係のフィギュアの完成度の高さには驚かされます。なにしろ、背の高さが30cmなのですが、その顔は、演じる本物の俳優とそっくりなのです。手塗りとのことですが、多分、スキャン技術の進歩も影響しているのでしょうが、拡大写真を見ても本物としか思えません。

私自身は、スタチューといって固定化した置物をコレクションしているので、アクション・フィギュア、つまり、人形の関節が動き、布でできた衣服を着せている人形は、収集の対象外なのですが、このターミネーターのシュワルツネッガーの出来には、なんとも脱帽です。同じホットトイズの他の人形と比べても、その出来は比類無いものです。芸術の域に達しています。・・・主義主張を曲げて、買ってしまいました。まあ、騙されたと思って、是非見てください。

H2295_0011 H2295_0081 H2295_0071

バイオハザードⅣ アフターライフ

まず、驚いたのが、3Dの映像の進歩です。2D映像を3Dに転換した「アリス」はともかく、本格的な3D撮影を行った「アバター」より、ずいぶんと見やすくなっており、特に雨のシーンにおける雨粒などがほんの目の前から奥までくっきりと浮かび上がります。また、真上から撮影した、豆粒のような飛行機が飛んでいるシーンは、飛行機だけがくっきりと浮かび上がり、3Dの威力をまざまざと見せ付けました。あれだけ嫌いだった3Dもすっかり気に入りました。本物の撮影や監督の力量でずいぶん変わります。

4 さて、今回の作品は、シリーズ第4作にあたるのですが、第1作をつくり、ミラ・ジョヴォヴィッチの現夫であるポール・W・S・アンダーソン監督が、やっと監督に復帰したのです。この監督は、多分にエイリアンのファンだったようで、あのAVPを撮るために、このシリーズについては第2作以降製作だけに回っていたのです。

実は、前作、シリーズ第3作は、興行的にはヒットしたらしいもの、内容はとても満足のいくものではありません。正直、がっかりしたものです。なにしろアリスが超能力を得て無敵になったことや、敵のモンスターの造型が最低だったこと、背景がマッドマックスそのままの世界です。

今回は、その第3作の続きから始まるのですが、アリスのクローンが全滅するなど可愛そうなものです。まあ、それはそれとして、全体的には、3D効果もあってか、なかなか楽しめました。刑務所から脱出するシーンは、手に汗を握ります。また、ゲームの登場人物やモンスターが次々と登場するのも、ゲームファンには応えられないものでしょう。私はまったく門外漢ですが・・・。超能力をいったん失う設定などが功を奏し、アリスのアクションがさらに際立ちました。さすがに、現夫は彼女の魅力をよくわかっています。(笑)皆さんも、ミラ・ジョヴォヴィッチの男勝りの魅力を楽しんでください。ホントに強そうに見えますから・・。

それにしても、あいかわらず、パンフレットのサイズがでかい。その中に、どでかいポートレートのような写真を載せているせいか、記事のスペースが少なく、しかも細かい字でびっしりと書き込んであるので、年寄りには、逆に読めません。適度な大きさにして欲しいものです。

« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »

2025年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31