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2010年8月 2日 (月)

茅田砂湖

このブログは、映画関係を中心に書いていますが、時々無性に違うことを書きたくなります。今回は、年も考えず、夢中になっているファンタジー小説のお話です。

「茅田砂湖」というファンタジー作家をご存知ですか?大体、この分野が、ファンタジー小説という表現でよいのか、どうかすら、よくわかりませんが、この女性作家の小説を贔屓にしております。

出会いは、もう数年前になりますが、私が病気入院中に、友人が差し入れてくれたのが、「デルフィニア戦記」です。

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ストーリーは、西洋の中世のような時代に、異世界からきた男まさりの美少女が追放された王様を助け、王国を再建していくというお話です。この主人公は、天使のような美少女の姿をしているものの、百人力のとんでもない戦士という設定です。特に、助けられる王様や登場人物の性格設定、主人公の超人的な活躍の文章表現が魅力的です。私が読み始めたのは、第1部までしか文庫本化されておらず、結局、第二部以降は、新書版で、しかも18巻まで続きました。いやはや、魔法使いから美女比べまで、なかなか侮れません。すっかり、絵空事の喜劇のような世界にはまりました。

また、この作家には、もう一つ別のシリーズがありました。まったくジャンル違う、SF冒険ものです。「スカーレット・ウィザード」というものです。主人公は、驚くほど背の高い赤毛の女傑とその夫となる超美男子の海賊、そして夫のパートナーの宇宙船の人工知能らが繰り広げる、まさしくスペース・オペラ風活劇です。

1 このシリーズは、主人公たちの性格設定等が抜群におもしろく、著者のあとがきを読むと、ゴジラとガメラの怪獣夫婦といわんばかりのことが書いてあります。主人公たちの超人ぶりとそのとんでもない性格設定等が、この著者の魅力です。

このシリーズは、5巻+別巻で終了するのですが、前述の「デルフィニア戦記」の主人公が別の世界で活躍する物語が描かれており、その世界に、この怪獣夫婦らが登場します。全く違う話の登場人物が、合体するのです。いやあ、魔法の世界、ファンタジーの世界は、まさしく、なんでもありのとんでもない世界です。その手法に感心しました。もっとも、映画の世界でも、エイリアンとプレデターが競演する時代ですし、古くは、シャーロック・ホームズと怪盗ルパンを競演させた冒険小説もありましたか。

その後、この合体シリーズは、これらの主人公たちを中心にしたエピソードを短編や一巻完結の形にしながら、現在まで続いておりました。なかでも、私が傑作とお勧めするのが、次の巻です。一度ご覧ください。怪獣並みの超人や神々たちのホームドラマのようで、面白いです。もっとも、本体シリーズを読んでないと、その行間の面白さは伝わりません。

2 ・・・しかし、それも、先月末で終了しました。著者が完結宣言したのです。次作は、漢字のタイトルということです。期待したいものです。あわせて、映画化も望みたいのですが、それは不可能でしょう。なぜなら、登場人物は、皆、人間離れした美女、美男、美少女だからです。まさしく、文章で描ける世界でこそ存在するのですから。まあ一度、子供にかえって、ファンタジー小説をお楽しみください。

 

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