塗装の日 アントラーの謎
模型づくり、なかんずく、模型の塗装は、気力が充実しなければ、全く取り掛かることもできません。なにしろ、後の掃除などを考えると大変ですから・・。
まず、下塗りのまま放置しておりました「アントラー」からです。
しかし、色がわかりません。・・・DVDで映像のチェックです。最近は、スナップショットとかで静止画ができるのですから便利ですね。・・・・
久しぶりですので、すっかり塗装の腕がなまっています。一日がかりで、仕上げたのが、次の写真です。キットに付属していない、触覚の手作りは断念です。
まあまあの出来でしょうか。もともと、このアントラーという怪獣は、ビリケン社の商品化したキットの基準からいえば、あまりそのデザインが良しくないと思うのですが、いかがでしょうか。人間型の体型に、カブトムシの頭とクワガタの角を付けて、コガネムシの甲羅を背負っている、いわば、昆虫の合体型です。何故、他の怪獣を差し置いて、ビリケンの商品ラインアップになっているか、不思議です。
・・・とは言うものの、私自身、何故、このキットを造ろうとしたのか?。それも不思議です。私が子供の頃、おもちゃ売り場で流れていた宣伝映像が、ウルトラマンとアントラーが真っ青な空の下の砂漠で戦うシーンだったことから、私の潜在記憶に焼きついていたせいでしょうか。それとも、何らかの男の魂を揺さぶる原始的な根源があるのか、不思議です。それにしても、初代ウルトラマンの頃は、何故か、空が本当に青く、明るく、ホリゾントのような風景だったような気がします。単に、根拠の無い希望に支えられた錯覚だったかもしれませんが・・。
次は、後姿です。このように、背中の甲羅の一部分だけが青いのは何故でしょうね。不思議なデザインです。
最後に、このキットには、肝心な触覚の部品が付いていません。目立つ特徴の筈です。手抜きでしょうか、単に付け忘れたのでしょうか? ビリケン商品にしては、不思議な話です。
ところで、ウルトラ関係は、まだ、未塗装のビリケン物がたくさんあります。ケムール人、バルタン星人、ラゴン、ペギラです。何故、このようにウルトラシリーズ初期に未練が残っているのでしょうか。いい加減、飽きも来ているような気がします。・・・・当面、押入れで我慢してもらいましょう。・・・
そして、最後の謎です。この1枚目の写真のアントラーは、どこか変ではないでしょうか。じっくりご覧ください、わかりますか?・・・・・・キットが完成してなおしばらくの間、私も気がつかなかったのですが、実は、クワガタの角(顎?)の位置が左右反対だったのです。 なんか、デザインが予想以上にダサく、どこかおかしいと、しばらく眺めた結果、やっとわかりました。・・・情けない話です。本当の姿をご紹介します。
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