スケルトン・ソルジャー
スケルトン・ソルジャー、和名で言えば、骸骨兵士。言うまでもなく、レイ・ハリーハウゼンの名を一気に高めたクリーチャーです。「シンドバット7回目の航海」で、一体の骸骨剣士が初登場し、シンドバットと一騎打ちをします。人間と骸骨の動きが見事にシンクロし、当時、どうやって撮影したのかと、大変不思議がられたといいます。そして、次の「アルゴ探検隊の大冒険」では、複数の骸骨兵士が登場しました。複数の人間と骸骨兵士達が入り乱れて戦うシーンは、撮影の理屈はわかっていても、とても人の手で成しえたとは思えない、絶妙で華麗で、しかも圧倒的な力を持つ映像でした。これぞ、まさに神の技です。このあたりが、現在の最先端のCG技術を駆使する現役映像プロたちが、今でもレイ・ハリーハウゼンをモデル・アニメの神様とあがめる理由のひとつだと思われます。同じ道を歩んで、その技の凄さを体感できるのでしょう。
さて、このスケルトン・ソルジャーの1/6モデル、高さ約30cmぐらいのフィギュアが発売されました。もちろん、アメリカのメーカーです。依然として、レイ・ハリーハウゼンの人気は健在です。このスケルトン・ソルジャーに関しては、高さ10cm弱のチェスピースのモデルが発売されていましたが、1/6サイズは初めて登場のような気がします。(昔は知りません。)
この新発売の1/6モデルは、実は、私の好みではない、関節が動くアクション・フィギュア系なのですが、もともと形が骨格・関節により成り立ってるため、全く気になりません。むしろ、ふさわしいのかもしれません。発売元は、ゴー・ヒーローという新たなメーカーらしいので、今後に期待していきたいと思います。では、ご覧ください。
« 塗装の日 アントラーの謎 | トップページ | エイリアンのケイン »
コメント