湖の番人
映画「ロード・オブ・ザ・リング」に登場する「湖の番人」をご存知ですか?、英語では、「Watcher In The Water 」というらしいのですが、第1部「旅の仲間」で、モリアの西を通りかかるときに、湖の中から襲い掛かるモンスターです。
映画では、場面が暗いことに加え、水中から攻撃する長い触手しか見えないため、どんな怪物なのか、その姿が良くわかりませんでした。映画デザインでのスケッチも観ましたが、いまいちピンときません。ともかく、「イカ」のような姿で、三本指の触手をとてつもなく長く伸ばし、旅人を襲います。映像では、何かが水面で吠えているようなイメージもあります。その姿を確認したいという欲求が止まりません。
実は、この映画に関しては、主人公たちの人間型も含め、様々なクリーチャーが模型化され、有名なトイ・メーカーのサイドショウから製作販売されています。私もいくつか所持していますが、いずれの模型も真に精密に見事に再現されています。この「湖の番人」も、製作販売されてはいたのですが、極めて個数が少なく、幻の品となっています。もちろん、現在、絶版です。一般的には、やはり人間型の方が人気が高いのですから、こういうヌルヌル系は、どうしても販売個数が少なくなります。 しかし、こういうやつに限って、その筋のマニアがいるのですから、中古品のオークション市場でも値が張ります。・・・・その幻のフィギュアを、傷物ではありますが、ついに、アメリカのオークションでゲットしました。本日、長い時間をかけて、海を越えて、我が家にやっと到着しました。・・・ということで、ご紹介します。これが「湖の番人」の正体です。
ここが顔です。落ち込んだ左目がわかりますか?口は、真ん中で、歯の生えた上あごを開けています。顔の形としては、吠えサルのような面体です。
これが別角度からみた姿です。うなぎのような背面と蛇腹模様の腹面を有する触手は、先端が三本指に分離し、吸盤までついています。この触手が、全部で10本ありますので、やはり「イカ」の仲間であろうと推測されます。(笑)
最後に、この頭の耳?の部分が進化(?)し、えらのようになっています。これが映画では、バタバタ動いて、波をかき起こしていたようにもみえました。
まあ、これで、「湖の番人」の姿がやっと、よくわかりました。気がすみました。感無量です。・・・・ ただ、この原作の問題でしょうが、もう少し登場するクリーチャーにきちんとした名前をつけて欲しいものです。「湖の番人」なんて、ダサい。
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