T-Rex
「T-Rex」とは、いわずと知れた恐竜ティラノサウルスの愛称です。このティラノサウルスは、暴君竜ともいわれ、最強の肉食竜として、例え、一部に死肉喰いという悪口があるにしても、恐竜の王として、さまざまな映画に出演してきております。最も早く、もっとも有名なものが元祖「キングコング」で、大猿と大立ち回りを演じたシーンは語り草となっています。この時のデザインは、当時の最先端の学説を引用したものです。チャールズ・R・ナイトが描いた復元画を立体化したフィギュアがあります。フェバリット社が、恐竜模型の草分けの荒木一成氏の制作したオールドタイプの恐竜を発売しています。
どうです、映画に登場する恐竜とよく似ているでしょう。ところで、恐竜の復元図は、古生物研究の発展とともに、その姿を変えてきています。ティラノサウルスも、私の子供の頃は、垂直型復元が一般的でした。この頃のデザインのフェバリット社の模型もあります。
さらに、近年では、水平型が主流です。このタイプの模型も出ています。このタイプのティラノサウルスが映画「ジュラシック・パーク」で大暴れします。フェバリット社では、このように、様々な恐竜のデスクトップタイプや骨格模型などを多数発売しております。既に、絶版も多数あるようですが、なんとも、恐竜ファンにはうれしい存在です。
しかし、ここに、なんとも困った外国企業があります。その名は、「サイドショウ・トイ」です。この会社は、これまでSF映画に登場するエイリアンやモンスターなどの模型を発売してきております。その精巧さには、定評があります。私も、何体か購入しているのですが、この企業が恐竜模型の世界に進出したのです。
その第3弾として発売されましたのが、次の写真にある「ティラノサウルス」です。結構、大型のスタチューです。鼻の先から尾先まで、54cmあります。置き場に困るのですが、その出来の良さには、言葉がありません。物凄いデテールです。しかも、生物の動きの一瞬を切り取ったような躍動感があります。このティラノサウルスのデザインは目の上のこぶや頭部の棘に、最新の学説を取り入れています。どうぞ、じっくりご覧ください。
« バラッド 名もなき恋のうた | トップページ | カムイ外伝 »
ご無沙汰しております、その節はお世話になりましたRiskのkazです。実はいつもこっそり楽しく拝見させていただいてたりします(笑)。コアな映画情報もこれからも更新楽しみにしております。
自分も恐竜系には目が無いのですがコレ良いですな~、恐竜とはちょっと違うのですが最近自分も気になっていたドラゴンのキットを手に入れたのでいかがっしょ?http://blog.livedoor.jp/kazxxxjp/archives/51299702.html#comments
問題は依頼品が多すぎていつになったら作れるのか?!ってことなんですが(苦笑)。
投稿: kaz | 2009年9月14日 (月) 22時23分
ご無沙汰しております。いやあ、尊敬するkazさんに「独断と偏見のブログ」を見ていただいているとは感激です。
いまだに、自分でも信じられないのですが、作って頂いた物をお手本に、見よう見まねで塗ったりしています。が、なかなか上手くイキマセン。
あの「ドレイコ」は、素晴らしい造型なのでしょうね。正直、手にしてみたいという気持ちもありますが、かなり大きなサイズとも聞いています。となりますと、我が家には置き場がありません(笑)。先日、模型の陳列と本の重みで雨戸がはずれてしまい、女房殿の逆鱗にふれました。
それに、やっと「ヴァーミラックス(地這い型)」のキットを入手したのですが、あまりの出来の良さにびびってしまい、そのままです。なにしろ、kazさんのギャラリーのソフビ・ドレイコを目指して、その塗装に失敗した苦い経験がありますので・・。(笑)
是非、完成した姿をギャラリーで拝見したいと思います。
ところで、ブログを拝見しますと、妖怪もお好きなのですね。・・私も大好きなのです。もっとも、関連本の収集程度ですが・・・。
また、なにか情報がありましたら、お教えください。なにしろ、怪物屋の店内にも入ったことのない者ですから・・。
投稿: tonbirotaka | 2009年9月15日 (火) 20時46分