ノウイング
映画「ノウイング」には驚きました。予告編で、ニコラス・ケイジ主演のパニック映画と思っていたのですが、とんでもなく、ばかばかしく、あきれた設定の与太話でした。まあ、予告編に、しばしば登場する、飛行機の墜落シーンなどは、多分たっぷり金を掛けたCG映像であり、それ自体は見応えはありますが、結局それだけのものです。
50年前、ある少女が書いた数字がびっしり記された紙切れの謎など、前半のサスペンスは、なかなか盛り上がりましたが、設定のネタが割れたとたん、ちゃぶ台をひっくり返したくなります。しかも、いきあたりばったりの展開に加えて、設定そのものも、細部を含め、全く辻褄も合いません。あきれたまま、ラストを迎えることになるのです。
どうして、こんな馬鹿馬鹿しいストーリーに、欧米人は、カネをかけるのでしょう。1/10の予算があれば、もう少し、まともなSF・パニック映画が作れると思うのですが・・・。正直なところ、マナー違反であっても、この映画のストーリーとネタばらしをし、善良な映画ファンに警告を発したいものです。映画になぞらえれば、「367」と記すべきでしょうか。(笑)
ともかくも、災害シーンの特殊撮影映像だけを純粋に楽しめる方だけに、お勧めの映画です。
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