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2009年7月12日 (日)

8マン

「8マン」、読み方は「エイトマン」。ご存知、平井和正原作、桑田次郎作画のSF漫画です。少年マガジンに連載されていたのですが、鉄腕アトムや鉄人28号とは違い、スタイリッシュでアダルトな内容でした。殉職した刑事がロボットとなって甦るのですが、単なる少年漫画のように、何の疑問もなく大活躍しないのです。この超人となった主人公は、人間で無くなったことを悩み続けます。ヒロインの幸子さんにロボットであることを隠すこともしなければなりません。また、このロボットは、電子頭脳の熱を冷ますために、定期的にタバコ(強化剤)を吸わなければなりません。大人になって、ロボットにタバコを吸わせた原作者の気持ちが良くわかります。(笑)

この漫画の魅力は、まず、桑田次郎の絵が凄くうまい。・・と思います。私の美男、美女である基準の原型の一つになりました。(笑) 逆にいうと、この桑田デザインの呪縛からまだ脱していないのかもしれません。なにしろ、昔からいたずら書きをノートに書くと、何故か、主人公や幸子さんの横顔になります。(笑)

そして、この漫画のもう一つの魅力が、ハードなストーリーです。なにしろ、シリーズ途中から、先端科学が生み出した魔女、超能力者、最後は、錬金術の魔人まで、SFというよりホラー系のモンスターが登場します。この辺は、後に小説「狼男だよ」を生み出すこととなる平井和正の力なのでしょう。

さらに、登場する悪役のかっこよさも特筆すべきです。同じロボットの007(ゼロゼロナナと読みます。)、悪の科学者ゲーレン、纏っているマントに憧れました。それ以上に、端役の三下、プロの殺し屋達も魅力一杯です。ナイフ投げのナイフの形状には、いまでも憧れます。

Img_0001 しかし、この8マンには何故か、不運が続きます。結局一部の熱狂的なマニアは存在しますが、鉄腕アトムのような国民的な人気は得られませんでした。桑田次郎が拳銃不法所持で逮捕、当然ながら、連載は中止。主人公の名前が、東八郎というのも、今から見れば情けない。幸子さんも、恋愛面では、幸が薄そうでした。ストーリーもみんな死んだり、ハッピーエンドがなかったような気がします。この数年前に、未完部分を書きたして、完全版として発行されましたが、往年の絵のタッチは見る影もなく、挿絵風の別物となっていました。それでも、その後のストーリーがわかってうれしかったものです。

Dscn9055 ところで、何故、いまさら懐かしの「8マン」かというと、実は、ビリケン製の8マンのソフビ・フィギュアを購入したのです。このモデルは、結構、人気があって、絶版後、入手困難でしたが、オークションで偶然入手しました。すこし可愛いのが欠点ですが、まあ雰囲気が出ています。

なお、「エイトマン」というのはTVアニメの題名です。テーマソングが好きで、かつては、ソノシートなども持っていました。その表紙の、00七とのデザインが忘れられません。連載漫画の特集号の表紙のデザインの凄さも忘れられません。最近、TVアニメのDVD化が発売されていますが、とても、その映像を見る勇気はありません。静止画の多用など安っぽく正視できる出来ばえでない筈です。美しい想い出はそっとしておきましょう。

Img_0002_2 実は、関連して、「キング・ロボ」や「エリート」の話題も提供したいのですが、それはまた別の機会にしましょう。そして、小説家に転身した平井和正の「サイボーグ・ブルース」や「幻魔大戦」などは、実写の映画化してもらいたいものです。というのも、どうもてみても、「ロボコップ」は、8マンの剽窃でしょう。(きっぱり)しかし、あそこまで、完璧に実写化されると反発もなくなります。もっとも、これだけCG技術が進歩すれば、もうそろそろ本来の8マンの映画化を試みて欲しいものです。超スピードでの動きをどう映画で表現するか、想像するだけで楽しいものです。

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