スター・トレック
映画「スター・トレック」を昨夜観ました。劇場に足を運ぶか、どうしようか、長らく悩んだ末に、一旦は見ないことにしていたのですが、昨日の時点で、まだ上映が続けられていましたので、つい、血迷ってしまいました。
その結果は、どうだったか?聞くまでもないことです。予想どおり、トレッキー(スター・トレックの熱狂的なファン)のための映画でした。多分、こうした熱烈なファンには、心にくい演出なのでしょう。伝説のカーク船長やスポック(耳がとんがっている宇宙人の名です。)たちの若き日の物語なのです。本来なれば、題名に「ビギンズ」と冠した方がしっくりします。しかも、タイムトラベルを利用した凝ったストーリーです。スポック役の有名俳優も登場です。最近多いですネエ。この前、解禁になったそうですが、「ターミネーター4」にもシュワちゃんが登場します。但し、CG製ですが・・・。
それにしても、この映画の歴史・文化観には、唖然とするほと違和感があります。なにしろ、超未来のユニークで有名な宇宙船「エンタープライズ号」の冒険物語であり、光線銃や瞬間移動装置などを駆使できる未来世界、そして宇宙人が往来している世界なのに、地球のアイオワ州では、自動車を乗り回しているのです。一応、アンティークなどと説明していますが、とてもそんな言葉で修復できるような違いではありません。
トレッキーにあらざる者には、誠に辛い映画です。こんなことばかりを考えて、その世界に入れないのですから・・・。いまさらながら、何故、観に行ったのか。そういえば、私が過去に劇場で見た、このシリーズの映画は、ロバート・ワイズ監督の映画化第1作「スター・トレック」だけだったのに。・・・どうやら、あるHPで、アメリカのガレージキットメーカーのディラーが褒めていたという話を見た性なのでしょう。そして、そのアメリカ人はトレッキーだったのだ。
「スター・トレック」の好きな方のみがご覧になることをお勧めします。
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