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2009年6月28日 (日)

マンマ・ミーア

皆さん、映画「マンマ・ミーア」をご覧になりましたか?実は、娘らが面白いと推奨していたのですが、どうも、ミュージカル映画は苦手とばかり劇場には足を運ばずじまいでした。

なにしろ、ドラマの途中で、突然歌い出すというのに違和感があるのです。おかげで、これまで私が見たミュージカル映画といえば、「サウンド・オブ・ミュージック」、「マイフェアレディ」ぐらいなのです。おっと、ディズニーの一連の映画を忘れていました。最近では、「魔法にかけられて」がお勧めでした。

Img その「マンマ・ミーア」のDVDが先日発売になり、やっと観ることになりました。

結論、「非常に面白い」。長年、ブロードウェイでロングラン上演を続けていた理由がわかりました。それにしても、メリル・ストリープは凄いですえ。あの断崖絶壁の上で、独唱するシーンは、鳥肌が立ちました。また、007じやなんとも情けなかったのですが、ピアース・ブロスナンをはじめて評価できます。なかなか甘い声がしぶい。そのほか、娘役やら、2人の凸凹コンビなど、全然、名前知りませんが、あちらでは有名な人達なのでしょうねえ。

ミュージカルに偏見のある人たちに、是非お勧めしたい映画です。なんの違和感もなく、感情移入できます。地中海の海が青いなあ。

スター・トレック

映画「スター・トレック」を昨夜観ました。劇場に足を運ぶか、どうしようか、長らく悩んだ末に、一旦は見ないことにしていたのですが、昨日の時点で、まだ上映が続けられていましたので、つい、血迷ってしまいました。

その結果は、どうだったか?聞くまでもないことです。予想どおり、トレッキー(スター・トレックの熱狂的なファン)のための映画でした。多分、こうした熱烈なファンには、心にくい演出なのでしょう。伝説のカーク船長やスポック(耳がとんがっている宇宙人の名です。)たちの若き日の物語なのです。本来なれば、題名に「ビギンズ」と冠した方がしっくりします。しかも、タイムトラベルを利用した凝ったストーリーです。スポック役の有名俳優も登場です。最近多いですネエ。この前、解禁になったそうですが、「ターミネーター4」にもシュワちゃんが登場します。但し、CG製ですが・・・。

それにしても、この映画の歴史・文化観には、唖然とするほと違和感があります。なにしろ、超未来のユニークで有名な宇宙船「エンタープライズ号」の冒険物語であり、光線銃や瞬間移動装置などを駆使できる未来世界、そして宇宙人が往来している世界なのに、地球のアイオワ州では、自動車を乗り回しているのです。一応、アンティークなどと説明していますが、とてもそんな言葉で修復できるような違いではありません。

トレッキーにあらざる者には、誠に辛い映画です。こんなことばかりを考えて、その世界に入れないのですから・・・。いまさらながら、何故、観に行ったのか。そういえば、私が過去に劇場で見た、このシリーズの映画は、ロバート・ワイズ監督の映画化第1作「スター・トレック」だけだったのに。・・・どうやら、あるHPで、アメリカのガレージキットメーカーのディラーが褒めていたという話を見た性なのでしょう。そして、そのアメリカ人はトレッキーだったのだ。

「スター・トレック」の好きな方のみがご覧になることをお勧めします。

2009年6月27日 (土)

木の精霊

映画「シンドバットの黄金の航海」に登場する船首女神のレジンキットが完成しました。

Dscn90371 Dscn90391 Dscn90432 このキットは、木製の女神像であることの雰囲気に注意して塗装しました。ベースの色は、ダークアースの濃淡を用い、最後に、エナメルのクロの墨流しで仕上げました。

苦労しましたのは、左手に持つ銛です。碇状の3本のハリは、0.3ミリの真鍮棒を曲げて作製しました。さらに、先端に、楊枝の先を注意深く取り付けました。我ながらうまく取り付けたと感心しています(笑)。さらに、取っ手のお尻には、女房殿からいただいた、アクセサリ-の組み立て部品(?)である環(輪)を流用しました。そして、右手には、地図の代わりに文庫のカバー紙を丸めて持たせました。この地図は、少し手抜きですが、結構それなりに見えます。さて、今回のキット完成の出来は、いかがでしょうか。

ところで、このキットの箱には、「ウッディ・サイレン」という名前が付いています。直訳すれば、「木の精霊」とでも呼ぶのでしょうか。実は、船首女神という呼び名も、DVDの宣伝文句から引用しただけですので、正直、この木像の女神の正式名称を知りません。今度、機会があれば、調べてみることにします。

最後に、サイレンの後姿もどうぞ。映画の中では、船の本体からわが身を引き剥いだため、頭頂部や背中は、木材の裂け、割れなどが痛々しい状態となっています。塗装も、あまり大げさにならないように気をつけながら、少しオレンジ色をくわえています。わかるかなあ?

Dscn90411

2009年6月20日 (土)

トランスフォーマー リベンジ

Img 「トランスフォーマー」の第2作目「リベンジ」を見ました。第1作の際は、機械生命ともいえる異星人が地球を守る善と地球を滅ぼす悪の二派に分かれて、地球上で戦うという設定世界に、なんとも馴染めずに興ざめな印象を受けました。もっとも、映画は予想どおりヒットしましたようで、今回、第2作目ができたことは喜ばしいことです。

さて、2作目の出来は、なかなかの水準です。第1作目のように宇宙人らがくだらなさ過ぎるギャグや行動を連発するというような演出は一定抑えられているうえに、この手の映画の目玉となるアクションがなかなか論理的に進みますので、好感をもちました。なにしろ、前作は、唐突に格闘などが行われたり、無駄なエピソードが塗され、ストーリー的に盛り上がらなかったという気がしました。(まあ、今回も母の行動の描写等はなんとか許容の範囲でしょうか?)

「リベンジ」では、前作に引き続き、敵役の悪異星人が出るとともに、その上の悪の大親分までが登場します。さらに、変異体がさらに巨大になり、様々なタイプも数多く登場します。蝿ぐらいの大きさのものや虎の様なタイプ、さらには大怪獣も出現します。しかも、何千年も前から異星人が地球に潜んでいたという設定もあり、隠れていた老兵、そして人間にそっくりなタイプも現れるのですから、自然に盛り上がります。とりわけ、最後にはヒロインに懐く、ペットのような小型タイプには思わず笑います。また、前作でなんとも困った敵役を演じた某機関の幹部が今回、意外な形で参加し、その名誉を回復するほどの活躍ぶりです。こうしたエピソードは大いに評価したいものです。

なお、SFXは、さらにパワーアップし、見せ場はたくさんあります。前回より格闘シーンがスムーズに見えたのは技術が上った証拠でしょうか。といっても、観劇後、若い人が「途中で目が痛くなった」と言っていたのもわかります。あの機械部品で複雑に構成された体が変形して凄いスピードで動き回るわけですから、やはりよく見えないのは事実です。ただ、今回のアクションシーンは派手ですが、一定の合理性がありますから、納得できます。そのせいもあるのでしょう。

また、舞台も、上海、アメリカ、パリ、エジプトと大幅にスケールアップしています。大怪獣のような異星人がピラミッドを破壊するシーンは見ものです。飛来した異星人が空母に衝突し、沈没させる場面も驚嘆します。怪獣映画の次世代版を見せ付けられる思いです。本家日本映画の奮起を望みたいと思います。

しかし、今回の勝因は、やはりストーリーです。謎を追う形の冒険談になっています。先の見えない展開がスリルを加速させるのです。「映画は脚本で決まる」という基本を思い出させてくれました。DVDの発売がいまから楽しみです。舞台裏を早く見たいものです。ちなみに、パンフレット(600円)には、本当に失望しました。何も情報が載っていないのです。まったく「金返せ」と言いたいくらいです。

2009年6月14日 (日)

シンドバット黄金の航海 船首女神

Dscn9033 やっと、ハリーハウゼン作「シンドバッド黄金の航海」に登場する「船首女神」のレジンキットが届きました。アメリカからの輸入物です。とりあえず、仮組み立てとパテ埋めを施しました。高さは30cmぐらいでしょうか、なかなか上手くできています。この本体のほかに、船のデッキを模した台座が付いていますが、とりあえずは、本体の塗装からです。船首女神というのは、帆船の船首に取り付けられている木製の女神像のことです。この女神像が動き出し、シンドバットらと戦うというものです。女神像が生命を得て、船体からその身をメリメリと裂きながら引きはがすシーンは圧巻です。Dscn90351 Dscn90361 Dscn90301 Dscn90291 この映画は、レイ・ハリーハウゼンの一連の映画の中でも、ユニークで秀逸なモンスターが次々と登場します。6本腕のカリー神、一つ目の半人半馬のケンタウルス、鷲の羽根を持つ獅子のグリフィン。いずれも30cmサイズのモデルがありましたが、この船首女神のみが発売されなかったのです。結局は、ガレージキットによる自らの製作しか道はありません。

今後は、はやく時間を見つけて、塗装に着手したいものです。じっくり、色彩設計を検討しなければなりません。(多少、おおげさです。)

本日は、このほかに、もう一つの輸入物が到着しました。偶然にも到着日が重なりました。この商品は、映画「ドラゴンスレイヤー」に登場するドラゴン「バーミラックス」のレジンキットです。このドラゴンは、アメリカのガレージキットの個人ディーラーから3タイプのキットが発売されていますが、その中で、地を這うタイプのキットです。物凄く精密にできているという噂を聞いており、是非とも入手したかったものです。ホントに、物凄い精密さです。よくぞ輸送に耐えました、と思うほどの繊細な造りです。塗装するのも恐れ多いし、なかなか全体の仮組み立ても難しそうです。ともかく、念願がかないました。しばらく静かに眺めていきたいと思います。いつの日か、仮組みができた時点でご紹介します。それにしても、この商品、注文してから届くまで、1月と1週間余りの期間がかかりました。お国柄の違いをつくづく感じました。

20世紀少年(原作)

本当に便利な時代になりました。実は、映画「20世紀少年」の原作、浦沢直樹作の漫画を以前から読んでみたいと思っていたのですが、全24巻(21世紀少年上下を含んで)もありますので、買うまでの覚悟もなく、漫画喫茶へ行く気力もなく、どうしようと思っていた矢先、オンラインDVDレンタル会社がコミックレンタルを始めたのです。早速利用してみました。少し高いですが、迅速で手軽な近代的なシステムでした。

映画は、多少の設定違いはありますが、原作を良くまとめております。改めて感心します。特に、キャスティングが絶妙です。よく雰囲気を出しています。新人のカンナ役はよく見つけました。

さて、この原作のことですが、まず、ラスト、つまり「ともだち」の正体については、かなりアンフェアで、苦しい設定です。「そんなの聞いてないよう」と苦情の一つも言いたい気持ちです。確かに、絵では描いているかもしれませんが、それは小説を同姓同名で書くようなインチキです。また、設定が気に入らないのがキリコとともだちの関係です。ふつう、キリコの性格などから考えられないだろう。さらに、巨大ロボットや爆弾はともかく、あのバーチャル装置は、いくらSF漫画でもあり得ない機能ではないか、と文句も言いたくなりました。そんな装置を作り出せる技術力を持っているという描写がどこにも無いのですから・・・。タイムマシンの方がまだわかりやすいゾ。

まあ、世界の消滅などというとんでもなく大げさな話が、結局、すべて、子どもの頃の話や人間関係につながり、新たな登場人物を増やしながら集約してしまいますので、このようなリアリティの無い、大風呂敷のストーリーを一気に読ませてしまう、作者の力技、豪腕さに感心しました。なにしろ、人類破滅を計画させる原因は、子どもの頃の小さな出来事だったのですから、笑います。何故なら、いつまでも子どもの心を維持することは難しいのです。話の中でも、「ともだち」以外は、みんな忘れていましたのですから・・。

ともかく、完結編となる第3作目の映画のラストは、原作とは違うとことらしいですから、今から期待しております。

2009年6月 9日 (火)

デイー・ウォーズ

英語で「D-WARS」と書いて、邦題が「デイー・ウォーズ」という映画のDVDを見ました。Dの意味は、ドラゴンの頭文字です。つまり、「ドラゴンの戦い」ともいうものです。実は、この映画は、韓国映画界がハリウッドに進出して作った記念すべき映画なのです。そんな映画が、いわば怪獣映画というのがなんとなく面白い。しかも、メイキングを見ると、SFXは韓国で作っているのですが、実は、自らもそんなに得意でないと言っているのも笑えます。ただ、模型セットづくりなどには、瓦を、材料に凝りながら、一枚一枚焼いているのには好感が持てます。もっとも、CGシーンは、はっきり言ってすこしお安い感じです。

Img 内容は、良い大蛇と悪い大蛇が、龍になって天上に昇ることをめざし、玉となる少女を得ようとして争うというものです。しかも、数百年前の韓国の女が現代のアメリカに転生したという設定で、悪の大蛇がロスアンゼルスの街中で大暴れするのです。ちょっと無理がありますか?

大蛇の姿は、ゴツゴツしたコブラのような形で、物凄いスピードで道路などを進みます。まるで、第1作目の「アナコンダ」並みのCG水準で、重みもなく、動きもどこかヘンです。まあ、今回は、大目に見ましょう。なお、手下の鎧騎士や空飛ぶ蛇、サイのような重量級の怪物たちのデザインも、なんかどこかで見たような感じです。空飛ぶ蛇など、「ロード・オブ・ザ・リング」のフェルビーストにそっくりです。

 この映画の取り得は、映画の映像に、初めて、東洋の龍の姿を描いたところでしょう。意外に、伝統的な龍は出てきませんな。しいて言えば、「海底軍艦」のマンダでしょうか。鹿の角、どじょう髭、胴長短足、まさしく東洋の龍です。もっとも、その動きは、うなぎのようにくねくねしており、CG技術の拙さ、あるいは資金力のせいか?と疑いたくなるほどの出来です。

まあ、気楽に怪獣映画を楽しんでくださいというモノでしょう。しかし、ラストが少し気に入りません。結局、いけにえだったのですね?

2009年6月 7日 (日)

ターミネーター4

Img 「ターミネター4」は傑作です。一番の功績は、シナリオなのでしょう。設定を現代から未来に移し、これまでのシリーズから脱却しています。その上で、前3作の流れをしっかりと土台においている姿勢は好感さえ覚えます。考えてみれば、三作目の行き詰まり(個人的には結構好きです。)から言えば、当然の選択なのかも知れませんが、この未来社会の荒涼とした風景がなかなか良くできています。画面の彩度を極端に落とし、まるでモノクロ映画のような迫力を生み出しています。

それにしても、主人公「ジョン・コナー」を演じるのが、「バッドマン・ビギンズ」のバットマン役者とは驚きです。映画の中では、余り気にはならなかったのですが、よく考えると「アラカン」が「退屈男」を演じるような気がして、なにか笑えます。もっとも、この役者が出演すると、何故か、「バットマン」が「ダークナイト」に転じたように、ユーモアのかけらもない、コテコテのハード・バイオレンス・アクションに変わります。この「ターミネーター4」も、ある一場面を除いて、これまでのシリーズのイメージとは全く違う、笑いのない、ハードなSF映画になっています。それはそれで別の魅力を作り上げており、大変結構だと思います。どうやら役者が真面目すぎるのでしょうかねえ。(笑)

登場するマシンは、これまでのシリーズの世界をきちんと踏襲し、T-600とか、T-700とか、アーノルド・シュワルツネッガーが演じたT-800型以前のロボットが多数登場するのもうれしい限りです。そして、空飛ぶハンターキラー、さらには、25メートルあるという巨大ロボットなどとの戦いもよく映像化しています。極めつけは、あっと驚くスペシャルゲスト(多分、CGでしょう。)です。このサービス精神には感嘆し、久しぶりに堪能しました。(映画で驚いてください。)あと、好みで言えば、1作目から登場していますキャタピラのあるタンクのようなマシンが姿をみせなかったことが残念です。

今回の儲け役は、人間が機械化された、一種のサイボーグでしょう。登場シーンは、やはり裸で、泥を全身に被っているなど、これまでのお約束を捻った形で踏襲しており、思わずにやりとします。しかし、機械化が判明した時点での人間達の反応の描写は凄いですねえ。当然の展開とはいえ、ジョン・コナー役も敵役に見えました。もっとも、その割には、最後の締めは納得出来ませんな。(笑)

ともかく、久々に、SFアクション映画を堪能しました。皆さんも是非ご覧ください。

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