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2009年5月 5日 (火)

デス・レース

DVDで「デス・レース」を見ました。あまりヒットしなかった、昔の映画のリメイクということもありまして、映画館には足を運びませんでした。ただ、主演が最近頭角を現した男優ですし、監督が「バイオハザード」のポール・W・S・アンダーソンということに一縷の望みをかけて、未見のままにDVDを購入しました。

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近未来において、民営化した刑務所で、絶対権力を誇る女所長が、囚人を使った武器使用も可能なルール無しのカーレースを開催し、世界に中継し、大きな娯楽になっているという設定です。そこに元レーサーの主人公が無実の罪で刑務所に入れられ、レースに参加するという話です。

こうした設定などは、なんとも新鮮味のない話であり、ライバルとなる様々な囚人レーサー達の描き方もあまり魅力がありません。ただ、看守の俳優が気持ち悪い風貌と持ち味が特筆できます。あの笑い顔の横顔は忘れられません。

 肝心なレースのアクションはなかなかの迫力ですが、最近は、どの映画もCGを使った凄い映像が氾濫しており、もうすっかり慣れてしまいました。第一、レースの途中に現れる戦闘用の巨大なトレーラーの意味はあるのでしょうか。競争中の車を攻撃してしまえば、賭けをしている筈の観客が怒るのではないでしょうか。

 まあ、退屈もせずに見ましたので、水準の出来なのでしょう。しかし、アンダーソン監督への期待も、「バイオハザード」の第一作の頃まででしょうか。もともとは、カート・ラッセル主演のB級SF映画「ソルジャー」がお気に入りでしたので、贔屓にしていましたのですが、「バイオハザードⅢ」などは大きな失望でした。まあ、次回作も一応は心に留めることとしましょう。

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