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2009年5月 2日 (土)

惑星アドベンチャー

Img_0003 幻のB級SF映画の 「惑星アドベンチャー」がついにDVD化されました。しかも、たった1500円です。ああ情けない、私が秘蔵する弁当箱ほどもあるレンタル落ちVHSの価値が大暴落した記念すべき日です。この映画のVHSは、レンタル黄金時代の初期の頃に、発売されましたが、子供向けの本当にチャチなB級SF映画ということで、ほとんど一般に流通せず、一部レンタルだけだったと思います。何しろ当時はVHS1本が2万円を超える時代でした。その後、廉価VHS(それでも4千円弱)が販売される時代になっても再発売はされず、しかもマニア向けのLD(レーザーディスク)にもなりませんでした。こうしたことから、マニアの間ではプレミア付きの高額で取引される状態となっていました。運良くレンタル落ちのVHSのお宝を入手した私としては、大満足だったのですが、なにしろ、DVDが1500円ですから、その価値はほぼ0でしょう。これも時代の流れでやむ得ませんが、一抹のさみしさをぬぐいきれません。ただ、DVDよりVHSの方が寿命が長いということですので、そこに期待して保有を続けましょう。Img_0004

ところで、この映画、スピルバーグ監督が子どもの頃、好きだった映画とのことで、あのトビー・フーパー監督で再映画化がされています。ところが、元祖の唯一のとりえだった、ボールに入った蛸型宇宙人(DVDの裏側をご覧ください。)などのデザインを改悪するなど、散々な出来でした。しかも、後ろ向きに歩くという着ぐるみの宇宙人は最悪でした。

今回、再見してみると、家の窓から見える丘の向こう側に宇宙船が飛来するのですが、その丘のたたずまいが異様に怖いのです。段々になった道が続き、丘の向こうに続くのですが、その構図がなんとなく恐怖感を生んでいます。そして、父親に入れ替わった宇宙人の役者の演技の怖いこと。また、共産主義の排斥時代に被っているかどうか、わかりませんが、見慣れた人や部屋が突然違う者になってしまうという恐怖が意外に感じられます。「忘れられた街」の映画化よりも上等な気がします。

といっても、ほかの部分はZ級ですから、あまりお勧めはしません。好きな人だけが好きなときに見る、といった映画です。宇宙人も、良いのはデザインだけです。 登場したミュータントなどは哀れなほどひどい代物です。

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コメント

自分も惑星アドベンチャーのDVD購入しました。しかし販売元はRUNコーポレーションのやつです。定価は1500のやつ500円安い1000円の方です。画像はまあリマスターされてないので覚悟していましたが、しかし時折チラホラするノイズやフィルムの劣化によって生じた白い縦線が目立ちました。オルスタックの1500円の方は画像は奇麗ですか?あと画面にノイズや縦線は修正されてますか?

コメントありがとうございます。私の購入したDVDも、画像は良くありません。冒頭に表示される「古い原版の性」というお断りにありますように、ご指摘のような縦線、ノイズ、場面によっては荒目の粒子状になるなど、画像は値段に比例しております。

そうですか、やっぱりそちらも画像に縦線やノイズが発生してましたか。なんかホッとしました(笑)。もしかして間違ったのを選んでしまったんじゃないかとチョットへこんでいたものですから。

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