501映画監督
「501映画監督」という本を買いました。写真の表紙に書かれてあるように、世界の映画監督を501人紹介した本です。生年月日順でしょうか、サイレント時代から、現代までの監督が並んでいます。当然、主にハリウッド映画が中心ですが、ヨーロッパ、日本、中国、アジアなどの監督も顔が見えます。それぞれの監督の顔写真が付いて、作品歴と評価が掲載されています。これも一種の図鑑でしょうか、こうした本も大好きです(笑)。まず、面白いと思ったのが、監督たちの顔です。有名な監督も、ヒッチコックやキューブリックなどの有名な例外を除いて、余り顔まで知りません。いや、知っていたつもりが、鮮明な写真でみると全然イメージが違うのです。また、若い頃に知った監督たちの顔がふけていることです。紅顔の若者だったのが、まゆの濃い「じいさん」になっています。・・・いやあ、顔を眺めてだけで楽しいものです。
次に、論評の内容です。作品の評価などもありますが、それらを通じて、監督としての活動全体を評価しているのです。短い文章ですが、大変厳しく、辛らつです。死んだ監督なら、いざしらず、存命の方、スランプ状態の方にとっては、はなはだ辛いものがあります。もっとも、欧米の批評家は、日本の甘い評価ではなく、全体にこのような辛らつなものかも知れません。ただ、こうした一人一人の監督の評価の中で、全体として、歴史的な評価にまでなっているような気がするのは、私だけでしょうか。
ちなみに、私の若いときは、「ウイリアム・ワイラー」などは名監督中の名監督と称されていましたが、この本では、バッサリと斬られています。ホークス、ワイルダーなどもそうです。オードリーヘップバーンの作品は、向こうではあまりヒットしていないの?(半信半疑)などなど、いままでの固定観念が覆るようなコメントが随所にあります。もちろん、この評価や情報がすべて正しいというわけではありませんが、その人の生活ぶりまで含めた、新しい見方や歴史的(?)評価は新鮮でした。
さて、日本の監督は、やはり、往年の映画界を代表する監督たちと、最近の北野武、宮崎駿そして、やっぱり、苦手な三池崇が入っています。他にも、優秀な若い監督がいるぞ、といっても、やはり、作品数やはったりが勝負というところがあるのでしょう。私としては、往年の大映時代劇を支えた故三隅研次を評価してほしいのですが、まず、日本より始めよ、ということなのでしょう。
是非、一度ご覧ください。また、501人の俳優版もあるようですが、これには、まだ、興味がわきません。いずれまたの機会という感じです。


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