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2009年4月 5日 (日)

ウォッチメン

新年度の忙しい中、時間を見つけて「ウォッチメン」を観に行きました。アメコミを映画化したものにしては、175分という非常に長い映画でした。例のごとく、何の前調べもせず、自然に見聞きする宣伝情報などを元に、ともかくも、映像に凝った「300」の監督が創ったと聞いて出かけました。もちろん、原作のアメコミも全く知りません。

感想?「なんなんだ、この映画は。」というのが正直な気持ちで、どうもよくわかりません。どういう内容の映画なのか。誰のために作った映画なのでしょう。ストーリーは、少し前の現代アメリカのパラレルワールドの物語です。その世界では、スーパーマン似やバットマン似の超能力を持ったスーパーヒーローが複数存在し、チームを組んで悪人を懲らしめていたのですが、ニクソン似の大統領が登場し、ヒーロー禁止令を発布し、ヒ-ローたちが普通の暮らしに戻っているという設定です。そうした中で、冒頭、一人の最もワルのヒーローが殺されます。誰が犯人か、目的はなにか、という謎を追うものでした。

時代は、第二次世界大戦前からベトナム戦争を経て、80年代頃まででしょうか、アメリカの現代史を背景に様々なエピソードが綴られます。例えば、ケネディ大統領を暗殺した真相やベトナム戦争に勝った(?)経緯などです。一見、アメコミ版の「フォレスト・ガンプ」のようですが、ここに登場するヒーロー達がとんでもありません。

いずれも、かなり異常で問題を抱えているヒーロー達なのです。いや、ヒーローという資格はありません。人殺し、売春婦、子殺し、ともかく、ダーティ・ワールドなのです。しかも、その親の代からなのです。さらに、神様といっても良い存在になるものさえ出ます。つまり、人間性を失っていくのです。なかなか哲学的な思想を問いかけているのかも知れませんが、やたら、セックスシーンや残虐な場面が出るので、何も心を打ちません。しいて言えば、ヒーローの存在理由、社会、権力の心理、神とは何かなど、やたら皮肉や警鐘を込めて、難しいことを言っている気がするのですが、作者がアンチ・アメコミの立場としても、こんな持って回った筋書を作られると、見せられる立場の善良な観客は迷惑千万です。ラストは、本当にしょうもない。竜頭蛇尾の結果でした。

ということで、この映画は、時間に余裕があり、ヒーロー物が嫌いで、理屈が好きな方にお勧めです。

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