西洋チャンバラ
西洋チャンバラというのは、私の造語です。いわゆる「ロビンフッド」や「三銃士」などのチャンバラを総称するイメージです。古くはアーサー王など伝説の騎士物語も入るかも知れませんが、こちらはもっと重厚に西洋時代劇というべきでしょうか。もっとも、最近では、韓国や中国の時代劇が見ごたえがあります。
例えば、「ロビンフッド」は、ハリウッドで何度も映画化されていますが、やはり極めつけは、ショーン・コネリーとロバート・ショー、オードリー・ヘップバーンが主演した、「ロビンとマリアン」の後日談の映画がイチバンです。ハリウッド黄金期のきれいなセットや風俗ではなく、本当に中世の時代の雰囲気を作り上げたリアル感も見事です。腐りかけのリンゴの風刺が物悲しい。意味は映画をご覧ください。
この監督は、才人リチャード・レスターで、西洋チャンバラの代表作ともいうべき「三銃士」、「四銃士」を撮っています。このダルタニアンの有名なお話を、豪華スター満載で、アクション・コメディのお祭り映画にして、正・続編の2本に仕立て上げました。また、当時の風俗や衣装など、あきらかにリアルに見せるような時代考証を施しています。もっとも、歴史的に正しいかどうかは全く知りませんが、すくなくても、ハリウッド黄金期の映画よりは説得力があります。
ともあれ、オリバー・リード、クリストファー・リー、チャールトン・ヘストンなどなどスターが大挙して出演し、華麗で、笑える演技を披露しています。肩の凝らないチャンバラの魅力を味わってください。DVDも発売されています。
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