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2008年7月30日 (水)

Gガール 破壊的な彼女

ユマ・サーマン主演の「Gガール 破壊的な彼女」のDVDを久しぶりに見ました。Img この映画は、スーパーマンのいわばパロディなのですが、さらに、頭のいかれた金髪の大女を主演にした艶笑喜劇仕立てなのです。劇中は、セックス関連の台詞や噴飯もののベッドシーンが続きますが、要は、「ホントの恋人探し」という、古くからのあるロマンティック・コメディの王道の話なのです。よく考えると、なかなか良くできたストーリーですし、超能力の視覚効果も上等です。初見の際は、途中のユマのイカレタ演技が板につきすぎて、正直、女の執念(笑)がこわいほどでした。まあ、ラストを知れば安心しますし、後味は悪くありません。

 しかし、ユマ・サーマンという女優さんが、こんな役やら、あの「キル・ビル」のダーティ・ヒロインを嬉々として演じるとは思えませんでした。あの「バロン」で、オリバー・リード演じる武の神が惚れ抜いている、少し浮気っぽい女神の役は、若さと、大きな貝殻セットの見事さもあいまってか、まさしくビーナスといってもよいほどの美しさだったのに。今は昔・・・の話でした。

見たくなかった映画(その2)

遅まきながら、DVDのレンタルで、「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」を見ました。いくら、ひいきの監督ティム・バートンと海賊姿が良く似合うジョニー・ディップの黄金のコンビでも、伝え聞く陰惨なストーリーから、映画館には出向きませんでした。ただ、ファンとしての浮世の義理という思いで、せめてレンタルDVDぐらいはという気持ちで見たのです。

 感は当たりました。冒頭は、まだ、いつものバートン節の暗い映像美ですが、突然のディップの歌声には驚かされます。これがホラー・ミュージカルなのです、我慢、我慢と・・・。しかし、ストーリーが進むにつれて、糸がプツン。

 なんじゃ、この映画は!! しゃれも救いも無い、ただの悪趣味の連続なのです。反吐が出ます。ホントに最後の最後まで、これでもかというほど気持ちの悪い、救いようもない映画なのです。これが賞を取る映画か。

 この映画は本当にヒットしたのでしょうか。ヒットしたのであれば、世相が悪すぎます。アメリカならいざ知らず、日本人の価値観、美意識も情け無い限りです。もっとも、Tutayaの人気ランキングには、影も形も入っていませんので、宣伝倒れだったのかもしれません。(少しはほっとします。)それにしても、この映画は見なければよかった映画の第二弾を飾りました。

 ティム・バートン監督は、どこへ行くのでしょうか。首なし騎士のころが懐かしいものです。再起をしてほしいものです。

 

2008年7月27日 (日)

ドラゴン キングダム

カンフー俳優のジャッキー・チェンとジェット・リーの初顔合わせという宣伝文句に誘われて、「ドラゴン キングダム」を見ました。かつて、三船敏郎と勝新太郎が、それぞれの当り役の用心棒と座頭市で共演したことがあります。その名もズバリ「座頭市と用心棒」。こうした大物共演は、ファンの期待をかき立てます。いまや、エイリアンとプレデターが共演する時代ですから、ゴジラ対ガメラも実現してもらいたいものです。(笑)

Img さて、映画の出来はというと、要は、アメコミならぬ、チャィナ・コミックの映画版のような雰囲気です。

 アメコミの映画化ではお約束ですが、コマ(漫画)の画がタイトルにかぶさるように、この映画も、かつてのカンフー映画、燃えよドラゴンや片腕ドラゴンのようなポスターの画が次々に紹介されます。この辺は、なにか、わくわくします。(あれほど、香港のカンフー映画が嫌いだったのに・・・我ながら不思議です。)スト-リーは、孫悟空と中国の伝説を混ぜ合わせ、カラテ・キッドを加えた、典型的なファンタジー映画です。

 二人のアクションは、これまた典型的なワイアーアクションであり、舞踏のような殺陣でした。まあ、それなりに楽しめましたが、それだけのものでした。もっとも、ハリウッド資本のためか、セットなどは見栄えがするものであり、CGもふんだんで豪華さ、雰囲気などは楽しめます。(かつての香港映画のチャチさが嫌いだったのかも知れません。どれもこれも照明など当ててないような安手の即席映画でしたから・・・。)       

 ところで、アメリカでは、マトリックスで一世を風靡した「カンフー・アクション」も、最近では、ボーン・シリーズのようなリアルなアクションに押されて、人気も低迷しているようです。となると今回の共演は、東映時代劇の末路に、片岡知恵蔵と市川歌右衛門が共演したようなものなのでしょうか。

 まあ、避暑の2時間と思えば、腹も立ちませんが、ジェット孫悟空と、ジャッキー仙人の配役は疑問符がつきます。第一、ジェット・リーは、大口開けて笑うと幻滅です。ただのおっさんになる。無口な殺し屋が似合っています。それにしても共演の女優がいいねえ。純情なヒロインも良いが、悪役の白髪魔女も好みですなあ。最近のハリウッドは、中国人の女悪役に何故か美人を使うなあ。また、総人口が多いせいか、雛には稀な美人が続々発掘されます。良いことです。

 そういえば、最近、「映画は”女”で見る」というタイトルの映画評論がありましたが、この本のタイトルだけは大きくうなずきます。もっとも、この本の中身は、著者の好みのパツキン(古い?)の巨女(女優)の話だけをつづったものでしたが・・・笑。

 最後に、わかる人だけに、提案をひとつ。「おこんさん」を映画化するなら、思い切ってイ・ヨンエにお願いしたいなあ。

2008年7月22日 (火)

スターゲイト(その3) ラー

映画「スターゲイト」に登場する「ラー」です。以前、購入した完成品をリペイントしました。木製の台座を外し、塗りの甘いところに手を入れました。といっても、作業自体はもう随分前のことですが・・・。Dscn81921 Dscn81991

前の塗装を剥ぐと、筋彫りが少し甘くなりました。その原因は、彫りの線が溶解するとともに、塗装カスなどで筋の溝が埋まってしまいました。なんとか、溝の再生、リペイントの工夫を考えなければなりません。どうしたものかネエ。

それに、まだ、アヌビス(犬頭)とホルス(鷲頭)、生のままのホライゾン製のキットが2体手付かずで残っています。これには、まだまだ、時間がかかりそうです。

2008年7月21日 (月)

CAT

映画に無関係な話題を一つ。空山基のデザインをキット化した、ボークス社の「CAT」のスタチューをご紹介します。このモデルはエッチな空山の作風にしてはまともなデザインですが、さすがに色っぽいです。大きさは1/4ですから、でかいです。高さは、45cmを超えます。このモデルは、本来レジンキットで発売されたのですが、1000体に限り、完成品として限定販売されたものです。いまやプレミアものです。Dscn8266 Dscn8267 Dscn8271 Dscn8272

ともかく迫力満点な造型です。肌の塗り方など、実に手本になります。

愛しのイリア

書けるときに、ブログしましょう。

「イリア」と聞いて、映画「ゼイラム」に登場するヒロインの名を連想する方は、相当な特撮マニアではないでしょうか。

 この映画は、このブログでも何度か取り上げています。非常に、マニアックで、SF仕立ての素晴らしいセンスに満ちた世界が構築され、魅力あふれる怪人や小道具などが大活躍です。しかし、惜しいことに、雨宮慶太監督デビューのせいか演出が虚構世界に負けています。・・・ということはさておき、この映画のヒロイン宇宙人という設定の「イリア」にゾッコンです。いや、このイリアを演じた、この時の女優さん、森山祐子が良いのです。しかも、イリアⅡ(続編)ではなく、この第1作のイリアがヒイキなのです。

 今回、この愛しの宇宙人のレジンキットを入手しました。映画ゼイラムのラストシーンだと思います。とりあえず、仮り組みをしました。(最近、組み立てばかりで、未塗装の未完成品ばかり在庫が増えています。煮て、洗っての手間ばかり・・・笑)Dscn8392 Dscn83963 Dscn83983

 なお、敵役の宇宙人ゼイラムも、実は、このキットに隠されています。探してください。・・といっても、その姿(横顔)を知らないと・・・。ヒントです。

なかなか塗装するには時間がかかりそうです。いつになりますことやら・・・。

2008年7月20日 (日)

半魚人フリーク

ここにいたっては、もう「半魚人フリーク」と言っても良いのかなあと我ながらあきれます。といいますのは、先日、アメリカのサイドショー社から半魚人の巨大スタチューが発売されました。サイズが大きいということは、比例して値段も張るのですが、「意を決して」というよりは、何の逡巡もなく予約までして購入したのですから、とても理性的な判断をしているとは思えません。おかげで、置き場所にも苦労しています。何しろ、高さ約55cm、手の指先から足の踵までが63cmもあるのです。もちろん、収納するケースもなく、ただ、日焼け防止の布を被せています。もっとも、他のスタチューも同じような扱いです(笑)。ガラスケースに収まれるのは、手頃のサイズで、キットから組み上げ、我ながら塗装の出来が良かったと自惚れることができた作品や、一品物のお宝が中心です。普通、大きなサイズのものは、我が家では一般的に箱の中で眠ってもらっています。では、ご覧ください。Dscn83863 Dscn83873 Dscn83883

写真撮影すら、背景ギリギリのアングルです。同じ方向からの写し方ですみません。

それにしても、原作の映画から、何十年も経っている今、こんな新商品を発売しないで欲しいものです。コレクション魂を無用に掻き立てますので、まったく迷惑なことです。

 アメリカでは、この半魚人などをはじめハリウッド映画のクラシックモンスターは、とても人気があるようです。アメリカの最有名オークションを覗くと、様々な模型のキットが出されています。驚いたのは、共演のジュリー・アダムスを半魚人が抱きかかえたキットなども売り出されていました。早速、落札したのですが、多分、個人メーカーなのでしょうが、送られてきましたのは、半魚人の腕だけの部分と、少しも似ていないアダムスと、台座だけでした。オークションの写真の説明(英語)をよく読むと、引き渡すのは、アダムスだけとの記載がありました。詐欺? しかも、サイズは、凄く小さいのです。足先まで18cmぐらい。これが騙されたキットの写真です。しかたがないので、水中で泳いでいるような構成にしました。Dscn84003 Dscn84021

本当は、ポスター等でよく見る、怪物が女性をひっさらうという有名な姿なのです。Img

ちなみに、他の出品には、1/6サイズ(約30cm)で、なかなか良くできたキットもありましたが・・・。今回の反省を踏まえて検討中です。

そんなこともあって、思わず買い求めたのが、半魚人の新作ヘッド・ノッカーです。ついでにご紹介します。Dscn8414

この新作のヘッドノッカーのシリーズは、どれも少し首が長いのが欠点です。しかし、アメリカの文化の中で、このヘッド・ノッカーという首振り人形はどんな位置づけなのでしょうね。大リーガーの選手など有名ですし、日本のこけしという感じ?なのかねえ。

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