掘り出し物
Yahooオークションで、レイ・ハリーハウゼン映画「アルゴ探検隊の冒険」に登場する「タロス」像のジャンク品をひどく安い価格で落札しました。レジン製の20cmぐらいの小型のタイプですが、組み立てや塗装の出来がイマイチなので、オークションの画像では半信半疑でしたが、実際に手に取ると、間違いなく、あの伝説の造型師大石徹氏のマーメイド製のタロス像でした。やや造りが荒い気もしますが、掘り出し物です。とりあえず、木製の台座を塗り直し、体色もリニューアルしました。まだまだ手を入れる予定ですが、やはり造形力は抜群です。XーPLUS社等から、タロス像は数々発売されていますが、このタロスが一番映画の雰囲気を醸し出しています。ハリーハウゼンご本人のレプリカ像よりも似ているような気さえします。この違いは、どうやら、手足の長さと太さにあると睨んでいます。他の像は、何か手足が細くスタイルが良すぎるのです。撮影のモデルは、ヒトコマづつ動かすために、腕や指までアーマチェア(骨格)が入っているのです。そのせいでしょうか、腕や指が太いのです。大石作にはそのズングリした感覚がよく出されています。そのような微妙な差が作品の良し悪しを決めるのでしょう。とりあえず暫定的に塗りなおした写真をご覧ください。
ところで、前回のブログで、題名がどうしても思い出せなかった映画のことなのですが、大伴昌司著の書物を見てわかりました。「豪勇ペルシウス大反撃」でした。この映画は、子供の頃、映画館の予告編で見た記憶があるのです。実物大の張子のドラゴンやメドゥーサが楽しかったような(?)気がします。どうやら、アメリカではDVDが発売されているようですが、Z級のような模様です。・・・見るのが楽しみです。(笑)
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