モデルマニア
え~、前号は、どうやら、「お後がよろしく無かった」ようで、すみません。私は、「オチがうまく落ちて、お話がオシマイになって、後味が良いように」という風に思い込んでいました。(汗)世の中、知らないことだらけです。
さて、今回、写真のような海外DVD「モデルマニア」のシリーズの2巻を購入しました。このDVDは、有名なモデラーのダビット・フィッシャーが、モデルキットの作り方の実演を行う、マニュアル・ビデオです。もちろん、すべて英語ですから、説明内容は、よくわかりませんが、その実際の手法は、大変、勉強になります。
1巻目は、シリーズの1から3までを一緒にまとまたもので、よく知っている基本的な塗装や道具の内容でした。
実は、今回特に紹介したいのは2巻目です。(ドラキュラの写真の方です。)シリーズの4と5が収録されています。まず驚いたことは、1巻目と2巻目の制作時期にどれほどの期間の差があるかわかりませんが、フィッシャーさんが別人のように太っていたことです。(笑)しかも、貫禄ができたせいか、作品の質も格段に上がったような気がしました。(失礼しました。)
本などでパステルを使うことは承知していましたが、その実際の使い方には本当に驚きました。私が今まで、さんざん筆塗りで挑戦し、失敗していた顔や筋肉の陰影は、実はパステルの粉だったのかと得心をしました。DVD映像で見る限り、まるで魔法の粉です。さらに、マジックや鉛筆まであらゆる手法を駆使して効果を出しているのも感心しました。やはり、実際の名人の作業が、居ながらにして、自分の目で見えることは大きな意味があります。こんなことなら、このDVDをもっと早く買えばよかったと後悔しております。主にモンスター模型作りのファンの方は、是非、ご覧ください。ただし、リージョン1ですから、ご注意を。
ところで、このDVDの購入前に、世界的に有名らしいシェパード・ペインさんの幻の本「ダイオラマの作り方」が復刊したというので、通販で入手したのですが、写真と意味不明な訳で、手法がよくわからないのが正直な感想です。要は、私の腕が極意を理解する段階に至っていない証拠なのでしょう。
ただ、モデルの歴史などの基礎知識は面白く、この本で、欧米には「シャドウボックス」という箱の中の模型を見せる方法が伝統的にあったことを知りました。私は、すっかり、日本の○○堂さんのオリジナルな発想とばかり思いこんでいました。
それにしても、こうしたノウハウ物は、映像の方が大きな効果があります。筆の使い方、スプレーの吹き方、粉のマジックなど、見て初めてわかります。そして、あれが日本語の字幕付きなら、完璧なのですが・・(笑)
ところで、雑誌「アーマーモデリング」の付録のDVDは、出ないのでしょうか?私の知る限り、第3巻までで終わっています。(2007年は無かったですのよねえ。)このDVDも勉強になりました。・・・・もっとも、その割には、塗装の腕はなかなか上がりません。やはり、作業中断期間が長すぎ、腕が鈍ってしまうのだと自分を慰めています。3日で元に戻る?
しかし、サーフェイサーを吹いただけの段階のモデルキットだけが増え続けています。ふと周りを見渡せば、1個、2個、3個、4個と白塗りがやけに目につきます。この休みに少し挑戦しようかな?・・・いや、忙しい年末年始の時期ですから、とても女房殿の理解は得られそうにありません。やはり、気長に構えたいと思います。
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