スターダスト
「スターダスト」は、欧米で有名なコミックと小説を映画化したもののそうです。そのせいでしょうか、ロバート・デ・ニーロとミッシェル・ファイファーなどの大物俳優が出演しているのも頷けるような気がします。
ストーリーは、壁で囲まれた別世界へ流れ星を捜しに行った青年の成長物語です。その世界は、魔女や魔法が生きている王国であり、しかも、王家の世継ぎの争いの真っ只中という典型的なファンタジー映画です。
最近、「ロードオブザリング」の成功によってか、「ナルニア王国」などのファンタジー映画が増えています。CG技術が進んで、かなりリアルに撮影できるようになったせいかもしれません。しかし、映画の出来はそれぞれバラツキがあります。ダントツの作品は、「ロードオブザリング」であることは異論は無いでしょう。「ナルニア」などは、子供向けで、明るすぎるせいか、まったく好みではありませんでした。
今回の映画は、美術や風景は美しく、セットも立派で、衣装なども見事です。空飛ぶ海賊役のデ・ニーロの演技も楽しめます。見せ掛けの残酷さを売り物にした心優しいロマンチストという設定が面白く、捕らえた若き主人公達に剣やダンス、そして人生を教えるというのは、ドラマとしては王道です。また、権力争いをして殺しあった7人の王子達が次々と幽霊となって集まるのは笑えます。ただ、ファイファーの演じた魔女は、やや型どおりで、バットマンのキャット・ウーマンのようにはいきませんでした。
観ている途中で、反発やしらけ感を持つことはありませんでしたが、さりとて面白さに感動することもありませんでした。まあ、大作の割に、可もなく、不可もなく、というような出来でしょうか。最後の宮殿の大団円のシーンだけは、CG技術の進歩のおかげで、壮大で見栄えがします。
ただ、ひとつ明確に異論があるのは、「流れ星」役のキャスティングです。もうすこし美人だと感情移入ができたのにと、それが一番残念でした。嫌味な元恋人役の女優の方がまだ「流れ星」役にふさわしいと思えるほどでした。ああいうタイプが、欧米での女神の基準なのでしょうか。よくわかりません。
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