毒薬と老嬢
最近、ブログが低迷しています。どうやら、SF・ファンタジー映画に限定していたのが、その原因だと気がつきました。このブログには、私自身が少しでも気に入った映画を紹介したいという思いもあったのですが、最近のSF関係映画に触手も動きません。また、若い方があまりにも古典を知らなすぎることにも気がつきました。そこで、9月からは、ジャンルにこだわらず、古典に返りながら、私のお気に入りの映画をご紹介していきたいと思います。といっても、芸術作品や文芸作品ではありません。あくまでも娯楽作品です(笑)。
その第1号が、1944製作の「毒薬と老嬢」です。いきなり、フランク・キャプラ監督の異色作です。フランク・キャプラといっても若い方は知らないと思いますが、古き良きハリウッドの巨匠です。理想主義的な作風の中で、この映画は、ブラックユーモア・コメディの傑作です。もともとは、大ヒット舞台劇の映画化ということで、最近でも幾度と無く再演されています。
ストーリーは、天使のような人の良い二人の老女が、実は身寄りのないお年寄りを相手のためになると信じて次々と毒殺しているという奇想天外な物語です。といっても、最近の出来事を考えると、笑い飛ばせない気もしますが・・・。ともかく、全編、気の利いたギャグがちりばめられています。そして特筆するのは、なんといっても主人公のケリー・グラントです。この粋な二枚目俳優は、独特なユーモアをかもし出す雰囲気が持ち味で、私のお気に入りの一人です。ともかく、その一挙一動が笑いを誘うのです。目をむく表情や困ったような顔は絶品です。
さらに、「ボリス・カーロフ」が怪物の代名詞という時代の産物なのでしょうか、その実名がギャグに使われています。舞台では、怪物のような殺人狂をボリス・カーロフ自身が演じたそうす。見てみたかったものです。映画では、別人が演じていますが、一度是非ご覧ください。ルーズベルト大統領とパナマ運河を見に行きたくなります。(笑)
ジャンルを外した筈なのに、やっぱり、怪物がでてきます。(笑)
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初めまして☆
まさに今月本番の『毒薬と老嬢』の演出をしているものです。
参考の為に、役者さん達とみんなで映画版の毒老(←いつの間にか稽古場でそう略されてる)を見ました!!
モーティマーの軽妙な動きと表情、テディの「チャージ!!」かなり笑わせてもらいました(笑)
古典映画の底力を感じることができたと思います(*^-^)b
投稿: ファルスシアター 遠藤 | 2007年10月 4日 (木) 01時32分