戦略大作戦
長らく続きました戦争物は、「戦略大作戦」をもっていったん終了したいと思います。他にも、「史上最大の作戦」や「大脱走」、「エル・アラメン」、「眼下の敵」など紹介したい作品もありますが、それはまた別の機会にしたいと思います。
さて、このトリに紹介する「戦略大作戦」は、真面目な(?)戦争物ではなく、戦争のドサクサに乗じてドイツ軍の金塊をごっそりいただこうというとんでもない野郎達の物語です。主演は、マカロニウエスタンで名を馳せたばかりのクリント・イーストウッド。それにテリー・サバラス、ドナルド・サザーランドなど芸達者な役者が集まり、全編、喜劇調で、しかもド派手なアクションシーンがてんこ盛りです。誠に、私好みの娯楽作品に仕上がっています。しかも、こんなふざけた内容なのに、キャタピラがきちんと動くタイガー戦車(あのプライベート・ライアンのキャタピラはCG製)や使用している火薬や爆破されるセット、動員兵士等の物量も凄いのです。まあ、ご覧ください。(何故か、戦車のキャタピラにはこだわります。(笑))
思い出しても笑えるシーンが続きます。将軍の息子のたよりない上官が、戦場にヨットを持ち込んだり、まるでヒッピーのような戦車とその仲間達、設定自体もおかしい上に、戦闘シーンもふざけたものです。大音量を出して、敵を威嚇したり、爆撃された橋を見ての一言(この台詞のためにあの橋は爆破されたのか、と思わず噴き出します。)、噂を聞きつけた兵士が無数に境界線を突破するのも笑いますし、何も知らない将軍が、その勇気を褒め称えるのもさらに笑います。ラストは、マカロニウエスタン調で決闘シーンを再現するのもうれしくなります。そして敵のタイガー戦車長もいいなあ。何が良いかは、映画をご覧になってください。笑えます。
ともかく、笑えるシーンばかり思い出します。未見の方は、是非一度どうぞ。それにしても、あのタイガー戦車は、本物と似ているように思えますが、いかがでしょうか?詳しい方は教えてください。
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