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2007年7月29日 (日)

ダイ・ハード4.0

Img_13 先日、「ダイ・ハード4.0」を観て来ました。思えば、シリーズ3作目のあと、随分長い年月が経ちました。ブルース・ウイルス自身も、すっかり髪が無くなり、設定でも妻と離婚しています。今回の敵は、タイトルがコンピュータのバージョン(4.0)になっているように、サイバー・テロ集団です。こうしたストーリーがリアルさをもつほど、近年のコンピュータ技術は進歩しており、そのおかげで、映画のアクションシーンも、とんでもなく過激に進歩しています。(写真は、映画館で購入したパンフレット)

Img_0001_2 もっとも、傑作である第1作目でも、ビル乗っ取りによる大アクションが展開されましたが、実は、撮影自体は、それほど大掛かりではなかったと聞いています。なにしろ、ロケ地は、映画会社の建物とか。要は、映像のマジックです。この作品は、脚本の上手さで、アクション映画の傑作となりました。主演した ブルースウイルスも一躍、大スターになりましたし、今でも、この作品のランニングと素足の姿のフュギュアが造られており、その人気は衰えていません。Img_0002_1 (写真は、DVDの表紙。以下同じ。)

2作目の空港ジャックの事件では、模型の飛行機が大活躍ですし、緊急脱出装置による奇想天外なシーンも見所でした。あれは、絶対、死ぬとおもいましたが・・・(笑)。この映画の良い意味での法螺話的なストーリーが私は好きで、世間一般の評価よりは高い評価をしています。

4作目の今回の映画は、そうしたど派手なシーンをさらに上回る、とんでもないアクションシーンが冒頭から始まります。ヘリコプターの撃墜、高速道路の崩壊などなど、息もつかせないというより、あっけに取られて終わります。もっとも、最後の最後は、第1作へのオマージュでしょうか、小技のオチでした。正直、「ダイ・ハード」=なかなかくたばらないという意味を超えて、もうほとんど不死身です。高速道路のガレキの中から、這いだして来る姿は、もう立派なモンスターです。ターミネーター並みですなあ(笑)。まあ、活劇のジェットコースターのような映画であり、後になんにも残らなかったような気がしますが、見ている間は楽しめました。ただ、最近、やたら、女カンフーの悪役が登場する映画が多い気がしますが、ハリウッドのブームなのでしょうか。それとも、何か、意図があるのでしょうかねえ。

最後に、前作である3作目の評価については、何も言いません。シリーズが長いお休みに入るきっかけになったのは間違いありません。第一、クイズが長いし、くだらないことも一因です。Img_0003 きっぱり。

2007年7月28日 (土)

タイムマシン

HGウエルズ原作の有名なSF小説「タイムマシン」を映画化した「タイムマシン」は、SF映画の古典として有名です。特に、主役の時間旅行機械=タイムマシンは、そのユニークなデザインで人気があります。いかにも、19世紀製という雰囲気が漂うクラシックマシンです。特殊撮影自体は、コマ撮り手法など、ほほえましいものです。さらに、家畜化した未来人と人食いと化した地底人「モーロック」の登場です。このモーロックのデザインも秀逸です。プラチナブロンドの頭髪や肩毛と緑色の醜い容貌や半裸の肥満体。目が夜間の野生動物のように光っています。おぞましくも、作者の意図を的確に伝えるデザインです。しかも、地下世界に、何頭も登場しますが、比較的コスチューム代がかかりそうもない(笑)ので、映画の製作経費面でも貢献したものではないでしょうか。今回、ジオメトリック社のレジンバストキットを完成させましたので、ご覧ください。Dscn75641 Dscn75651 Dscn75671

なお、最近、「タイムマシン」がリメイクされましたが、稀代の失敗作とかいう評判も高く、まだ未見のままです。

2007年7月22日 (日)

ジオメトリック・キット

アメリカに「ジオメトリック」というガレージキット・メーカーがあります。主に、ムービー・モンスターのレジンキットなど製造しています。「萌え」という少女モノが中心の日本と違って、アメリカは、ハロウィンの伝統か、モンスターが多いようです。しかも、映画の国ですから、やはり、映画の登場のモンスター系が目に付きます。といっても、正直、あちらの事情は、ほとんど知りません。ただ、オークションの出品物や模型雑誌の断片記事のわずかな情報から類推しているのですが・・・。

ともあれ、こうしたアメリカのガレキメーカーの一つです。これまでも、このメーカーのレジンバストを作ってきました。「フラケンシュタイン」「その妻」「マミー」「プレデター」「蝿男」「狼男」「メタルーナミュータント」等です。

今回、このレジンバストのシリーズのキットをアメリカから4体直輸入しました。代行業者の手数料、輸送料などを含み、かなりの割高の金額になってしまいましたが、やむ得ません。(英語力が乏しいのが残念です。)

現時点で、完成したキットは、一体です。映画「フランケンシュタイン復活」のボリスカーロフが3度目に演じるフランケンシュタインの怪物です。この映画で、ボリス・カーロフが、怪物役を降板します。とても、体力的に、怪物の扮装が耐えられなかったと伝えられています。Dscn75522 Dscn75521 Dscn75531 Dscn75523    

このキットは、バストシリーズの中では、結構、大きなモノです。胴体のV型処理にデザイン性を感じます。ただ、塗装の出来は、カーロフというより、なにか、近所のおっさん風になってしまいました。(うーん、見本の写真と違うのか、反省をしなければなりません。

ところで、今回輸入し、まだ、塗装していないキットもご覧ください。

Dscn75581 Dscn75591          Dscn75601         今回は、クラシック系です。

サイレント映画 「ノートルダムのせむし男」のロンチャイニィ扮する「カジモト」、同じく、「オペラ座の怪人」に登場するオペラ座の怪人です。

真ん中の写真は、「タイムマシン」の第1作に登場する、モーロックです。ともかくも、比較的手軽に塗りが楽しめます。彩色が出来次第、ご紹介します。こうご期待。

帝都物語

Img_12 映画「帝都物語」を久しぶりで見ました。右の写真のDVDを購入したのです。何故か、この映画のメイキングを見たさに、続編と特典付きの「帝都封印BOX」を買ってしまったノダ。

私のごひいきの「図鑑マニア」の荒俣宏氏のデビュー小説の映画化です。今見直すと、まず、豪華絢爛の配役に驚きます。勝新太郎、西村晃、原田美枝子ほか、坂東玉三郎まで出ます。そして、原田美枝子の若いこと、きれいなこと、薙刀姿の凛々しいこと、驚きました。いまさらながら、ファンになりました。また、確か、この映画で初めて石田純一を知ったような記憶がありますが、役自体、その後の彼の人生を表わすようなもので、思わず笑います。それにしても、結局は、原作の力になるのかもしれませんが、登場する歴史上の人物のからみ、建物や遺跡の役割の面白さについては、本当によく考え出したと、作者の想像力に脱帽します。しかも、映画の創りも、コンピュータ技術ではない(まだ、ありませんでした・)大規模なセットやアナログな特撮で頑張っています。「三丁目の夕日」のCG電車ではなく、実際に大道具(?)の都電が動いています。巨大モンスターも、モデルアニメで結構良く動いています。その動き方には好感が持てます。

 そして、なにより、魔人「加藤」には、この人しかいないと強烈な印象を与えた嶋田久作の登場です。この映画がデビューでしたが、その後、いろいろな役を演じていますので、まあ安心です。ストーリーも、変な小細工はせずに、次々と霊力同士の争いです。見ていて、あきません。うん、見直して、★★★という評価です。皆さんも、是非、見直してください。

おまけの続編「帝都大戦」は、ストーリーが全く面白くありません。延々と、B29による爆撃を描き、観客の素朴な同胞愛を刺激し、反米意識のみ高めるものの、肝心の霊力争いが大戦という名に値しないほど、しょぼいのです。第一、加藤を迎え撃つ側の設定が全く良くありません。主演の女優もいけません。最後のオチも、作者が思うほど面白くもありません。特撮も、ハリウッドに居るなんとかいうメイクアップ師(この人、ホントに凄いのですか?)の特殊効果も、グロイだけで、映画的な効果アップや面白さには全くつながっていません。つまり、全くの駄作です。最後まで見たのが時間の損でした。

ところで、「災害は忘れた頃にやってくる」の格言で有名な寺田寅彦が、提唱している「地下都市は地震に強い」って、本当ですか? 地下街も結構、弱いと思いますが、いかがでしょうか。?

2007年7月16日 (月)

ハイランダー(その2)

「ハイランダー 悪魔の戦士」について、2回目のブログです。前回(2007.3.8掲載)、この映画の内容やその魅力については、ご紹介しました。首を刎ねられるまでは、死ぬことのない「不死者」の物語です。そんな設定や日本刀の登場等に魅せられています。

 先日、主人公「マクラウド」のレジンキットの中古品をオークションで購入しました。残念ながら、外箱や説明書(これは普通無い)どころか、肝心な完成写真までも付いていません。上半身、下半身、2本の腕、剣、台座、岩(1個)の7個の部品を目の前に途方にくれました。一番、取り扱いに困ったのが「岩」です。用途が、全く不明なのです。結局、剣を立てる受け皿にして、台座に取り付けました。(正解を知っている方がいれば、お教えください。)また、このキットは、外国産と思われますが、メーカー名の不明な上、結構、気泡などが多い粗雑なものでした。にもかかわらず、下準備のための磨きの手間を惜しんだので、完成した際の出来も、当然に雑になりました。さらに、スコットランド伝統のスカートのような衣装のチェック模様の塗装が難しく、ついにはタータンチェックの模様(線模様)は断念しました。まあ、布の色合いの感じは出せたと思います。(写真の後姿をご覧ください。)しかし、最近、どうも、塗り方は荒くなっています。年のせいか、根気が続かないのです。(笑)困ったものです。完成写真をご覧ください。目を細くして、遠めで眺めれば、いい感じです。高さは、36cmぐらいですが、これだけ塗装面積が広くなる、全身像は、やはり疲れます。「もう、いいや」と、安易に納得してしまいました。

Dscn75441 Dscn75471 Dscn75481 Dscn75511 しかし、人間の顔は難しいですね。髪や目の色も違うかなあ?DVDを何度と無く見ても、良くわかりません。「まあ、いいか」(笑)

2007年7月 9日 (月)

巨人ゴーレム

映画「巨人ゴーレム」を見たことがありますか?Dscn7509 我らの「大魔神」のモデルと言われて、その名は有名ですが、そもそもサイレント映画でもあり、見た人は少ないのではないでしょうか。もっとも、伝説が元になっているせいか、欧米では、古典となっているようで、フィギュアなども発売されています。写真のものは、マクファーレン社のアクションフィギュアです。Dscn7506 Dscn7508 高さ26cmぐらいの結構大きなものです。ひび割れの表面処理や雰囲気がなかなかです。

一方、映画に登場するゴーレムは、ただの太った人でした。そのまんまです。フィギュアのイメージとは、似ても似つきません。ストーリーも、よくわかりません。まあ、古典のまま、映画の歴史の中に、知識として、そっとしておいた方が良いと思います。(笑) さっ、大魔神の1作と2作でも見ようかなあ。

2007年7月 8日 (日)

タオの月

「タオの月」という映画を知っていますか?雨宮慶太という監督のSF時代劇映画です。Dscn7513 この監督は、マニア向けのSF映画を専門にしており、その道では有名な存在です。これまで「ゼイラム」や「ゼイラム2」の映画をはじめ、テレビの特撮番組などで、その独特のビジュアル感覚を生かし、こだわり抜いたデザインや凝りに凝った衣装・小道具等を使って、ユニークなSF設定とストーリーなどで、独自の世界を作り上げています。

 また、必ず女優の森山祐子が登場するのも、監督のこだわり(?)でしょうか。まさに、一般向けというよりも、マニアの世界です。という私も、実は、「ゼイラム」のファンというより、「ゼイラム」の女主人公イリアを演じた森山祐子のファンなのです。ところで、この女優さんは、雨宮作品以外に出演しているのでしょうか?寡聞ながら、あまりお見かけしたことがありませんし、世間での認知度も高くありません。この監督の専属?しかし、ファンの間では相当な人気です。オークションでも、イリアのフィギュアが高値で売買されています。まあ、この「ゼイラム」の話はまた別の機会にしますが、ともかく、この「タオの月」にも、宇宙人アビラ、マリエン、クズトの三役で出演です。監督のゾッコンぶりが伺えますなあ。Dscn5840 Dscn5842 Dscn5847

写真は、森山祐子扮する宇宙人アビラの完成品フィギュアです。あいかわらず、道具立てや衣装は、通好みです。とんでもなく東洋的な趣味満載の、達磨と獅子を混ぜたようなモンスター「マカラガ」も登場します。「ゼイラム」のデザインも時代劇風で、同じですなあ。ともかくも、この監督の映画は、SF愛好者には、忘れられない、気になる作品群です。

ただ、残念ながら、映画の出来自体は、あまりよくありません。話が盛り上がらず、なぜか、気持ちがさめてしまい、面白くないのです。この監督さんの作品は、どれも同じような印象を持ちます。失礼ながら、思い切って言わせてもらうならば、演出のテンポや流れが素人さんのようで、観ている途中で気が散じるのです。折角の素晴らしい道具立てなども十分生かされていません。演出は、思い切って別の方に任せたら、大ヒットになるのでは、などと不埒なことまで考えてしまいます。こんな感想をもつのは私だけでしょうか。未見の方は、是非一度、上記のDVDをご覧ください。 

2007年7月 4日 (水)

ザ フライ

「ザ フライ」は、クラシックモンスターの「蝿男」のリメイク映画です。

Img_11 一度、このブログでも取り上げましたように、このリメイク映画は、蝿の頭を持つ怪人のオリジナルの映画とは異なり、グロテスクで救いの無い暗い内容です。蝿との融合も、科学的な考証(?)の結果と思いますが、モンスター自体の造型もグチャグチャタイプです。リアルといえばリアルですが、あまり気色の良いものではありません。最近のホラー映画の悪趣味系モンスターの先駆けと言えるかもしれません。

今回、メーカーは不明ですが、中古のフライのソフビキットを格安で入手し、リペイントしました。経年のため、ゆがみが生じていたので、熱湯で整形したのですが、すぐに足がへたり、倒れてしまいます。レジンの注入などの本格的な修復も考えていますが、とりあえずのお披露目です。まあまあの雰囲気は出ていると思います。いかがでしょうか。

Dscn7435 Dscn7436 Dscn7437 上の写真は、DVDです。続編もあります。

2007年7月 1日 (日)

グエムル(その2)

韓国映画「グエムル」の再登場です。この映画は、怪獣モノというより、巨大生物モノとして結構好きなので、主演の怪物グエムルのレジンキットを購入しました。キットのメーカー等は、不明です。尻尾が長い怪物ですので、キット自体も約40cmはありますが、そのデザインのせいか、スタイルが決まりません。しかも、想像以上に、塗装が難しく、悩んでいます。とりあえず、映画の印象から黒っぽい彩色を施しましたが、どうやら失敗です。赤塚不二夫の漫画に登場する「うなぎ犬」のような感じになりました。DVDやら、参考文献をつぶさに見てみると、意外に、薄い色合いです。うなぎの中でも、黒ではなくて、薄茶色のタイプです。うーーん、最初から、きちんとした事前調査すべきでした。

Dscn74801 Dscn74731 Dscn74831 とりあえず、暫定版としての紹介です。また、機会を見て、リペイントします。

(追記)少しだけ、手を加えてみました。写真写りが悪く、照明の関係か、紺色のように見えますが、実際は、茶系も入った複雑な色合いです。とはいっても、両生類というより、イルカ類に近い体色です。まあ、ウナギよりマシですか。今回は、塗装前の綿密な設計が大事ということをつくづく思い知らされました。(当たり前のことなのですが・・・。)

Dscn74841 Dscn74891 Dscn74911 Dscn74871 Dscn7485

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