ダイ・ハード4.0
先日、「ダイ・ハード4.0」を観て来ました。思えば、シリーズ3作目のあと、随分長い年月が経ちました。ブルース・ウイルス自身も、すっかり髪が無くなり、設定でも妻と離婚しています。今回の敵は、タイトルがコンピュータのバージョン(4.0)になっているように、サイバー・テロ集団です。こうしたストーリーがリアルさをもつほど、近年のコンピュータ技術は進歩しており、そのおかげで、映画のアクションシーンも、とんでもなく過激に進歩しています。(写真は、映画館で購入したパンフレット)
もっとも、傑作である第1作目でも、ビル乗っ取りによる大アクションが展開されましたが、実は、撮影自体は、それほど大掛かりではなかったと聞いています。なにしろ、ロケ地は、映画会社の建物とか。要は、映像のマジックです。この作品は、脚本の上手さで、アクション映画の傑作となりました。主演した ブルースウイルスも一躍、大スターになりましたし、今でも、この作品のランニングと素足の姿のフュギュアが造られており、その人気は衰えていません。 (写真は、DVDの表紙。以下同じ。)
2作目の空港ジャックの事件では、模型の飛行機が大活躍ですし、緊急脱出装置による奇想天外なシーンも見所でした。あれは、絶対、死ぬとおもいましたが・・・(笑)。この映画の良い意味での法螺話的なストーリーが私は好きで、世間一般の評価よりは高い評価をしています。
4作目の今回の映画は、そうしたど派手なシーンをさらに上回る、とんでもないアクションシーンが冒頭から始まります。ヘリコプターの撃墜、高速道路の崩壊などなど、息もつかせないというより、あっけに取られて終わります。もっとも、最後の最後は、第1作へのオマージュでしょうか、小技のオチでした。正直、「ダイ・ハード」=なかなかくたばらないという意味を超えて、もうほとんど不死身です。高速道路のガレキの中から、這いだして来る姿は、もう立派なモンスターです。ターミネーター並みですなあ(笑)。まあ、活劇のジェットコースターのような映画であり、後になんにも残らなかったような気がしますが、見ている間は楽しめました。ただ、最近、やたら、女カンフーの悪役が登場する映画が多い気がしますが、ハリウッドのブームなのでしょうか。それとも、何か、意図があるのでしょうかねえ。
最後に、前作である3作目の評価については、何も言いません。シリーズが長いお休みに入るきっかけになったのは間違いありません。第一、クイズが長いし、くだらないことも一因です。 きっぱり。
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