金星ガニ
「金星人 地球を征服」という映画を見た人は少ないと思います。写真が、そのビデオです。しかし、この表紙に描かれている蟹のようなモンスターは、どこかで見たことがあると思います。かつての怪獣ブームの立役者の一人である天才編集者(?)の大伴昌司が監修した、「世界怪物怪獣大全集」というキネマ旬報の特集号があります。このモンスターは、この本で、最初に紹介されたのではないでしょうか。美女に襲いかかっている場面が、強烈なインパクトを与えています。私は、このたった1枚のモノクロ写真から多くのファンが生まれたと思っています。その後、ビリケン社からもこのモンスターのキットが発売されるなど、その人気は続いています。 二番目の写真が、キット完成品です。ユニークなデザインの姿でしょう。愛嬌もあります。私も好きなのです。
しかし、ゆめゆめ、このビデオを見ることなかれ!!百年の恋も、千年の夢も、一瞬で醒めます。Z級のひどさです。決して、見てはいけません。
そういえば、ビリケンのキットで、もう一つ、同じようなモンスターがいました。トカゲ型の宇宙人で、本編のストーリーとは何も関係ない形で登場するという映画でした。 こいつです。「 レーザーブラスト」というタイトルで、DVD化もされています。そのデザインは、誠に、素晴らしいのですが、肝心な映画が・・・・。
繰り返しますが、映画自体は、ご覧にならないほうが、幸せというものです。
そう言えば、ビリケンでキット化されたモンスターの中には、まだ、あんな奴が・・、いや、止めておきましょう。きりが無いですから。(笑)
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