光る眼
SF映画の佳作「光る眼」です。この映画は、かつて大伴昌司の「傑作」という紹介記事から、なんとも見たかった、念願の映画でした。レンタルビデオ時代になって、やっと見た覚えがあります。モノクロ映画ですが、ドキュメンタリー風で、なかなか面白いものです。ストーリーは、田舎の村が、突然、見えない壁で遮断され、村人全員が意識を失い、目覚めると女性が全員妊娠をしているという発端から、生まれた金髪の子供達が超能力を発揮していくというものです。エイリアンの乗り移りではなく、エイリアンによる処女受胎の侵略物語です。が、SFXなどはほとんど無く、ただ、その異常な状態を設定だけで見せる映画です。見えない境界を越える者は、声を立てることなく突然倒れたり、運転手を失ったトラクターだけが動いているなど、息を呑むような素晴らしいシーンが続きます。また、エイリアンにより生まされたと思われる子ども達は、いずれも金髪で容姿は可愛いものの、無表情で、集団で行動する姿は、なんとも不気味です。特殊メイクなど必要ありません、要は、演出のセンスだということを再認識します。傑作の名に値し、一見の価値があります。未見の方は、オリジナル版をご覧ください。なお、続編は、内容を覚えていません。(笑)また、リメイクの映画もありますが、単にカラー化しただけの凡作です。上の写真はDVDで、正・続2本入っています。
なお、下の写真は、DVDの無い時代に、やっと手に入れたお宝ビデオです。時の流れのむなしさを感じます。(笑)
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