レリック
「レリック」という題名の意味が良くわかりませんが、封切当時としては、初期のCG技術を生かしたクリーチャーが評判でした。写真のように、ソフビのキット(メーカー不詳)も発売されています。なお、この写真に写っている作品は、とても腕の良いモデラーによって製作されたものです。(素晴らしい出来です。)
ところで、高度なCG技術の盛んになった今では、肝心なこの映画の評価は、あまり芳しいものでありません。ストーリーも、特殊技術も、モンスターの造型も、いずれも中途半端な出来なのです。CG技術が珍しかった時代で、一時的に話題となっただけというものでしょう。正直、映画にはあまり印象がありません。かろうじて、そのモンスターの姿だけが記憶の片隅に残っています。
それに比べて、レイ・ハリーハウゼンのモデルアニメーションは、CG技術全盛となった現在でも、その価値は失われず、多くのファンを魅了し続けています。名作と話題作の違いでしょう。歴史の波、時間の評価を経たものだけが名作といわれるものなのでしょう。
ともあれ、DVDも発売されていますので、久しぶりに、もう一度、見てみましょう。
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