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2007年2月 8日 (木)

テリー・ギリアム3部作

鬼才テリー・ギリアムDscn6540を知ったのは、「バンデットQ」でした。ストーリーは、少年が、時間と空間を超える旅をする奇想天外な冒険談です。ともかく、セットや美術の凄さに舌を巻きました。ショーン・コネリーの登場にも驚きましたが、その戦う相手の牛頭男のコスチュームや戦いのリアルさなども、当時としては、本当に斬新な絵作りでしたし、なにより、奇想とリアルさの混じり具合に、とてつもないセンスの良さが光っていました。 例えば、暗黒の中に吊るされている鉄檻、迷路のような階段など、 スケールの大きい見事な美術です。撮影方法も巧みなのでしょう。巨人などは、単に人間が演じているのですが、それが途方もない大きさに見えるから驚きです。 そして一番気に入ったのが、悪魔と神様です。悪魔が機械やチューブ仕込みの黒づくめの宇宙服のような姿であるのに対し、神様は高級スーツで決めた初老の紳士姿なのです。このギャップがなんとも言えないほど絶妙のさじ加減なのです。

しかし、この「バンデットQ」は、思えば、まだまだ普通の映画でした。

Dscn6663 次の作品が、老人を主人公にした「バロン」です。あのほら吹き男爵を映画化したものです。ともかく、この美術とセットが桁外れなのです。奇想天外なおとぎ語をとてつもないお金と手間をかけて製作したものです。どの画面もため息をつくほど豪華で見事としか、言いようがありませんが、興行的には製作費を回収することはできなかったようです。 下着の気球を実物大で作っていたら、そりゃ、そうなるでしょう。しかし、首だけの月の王、死神、ビーナス(若きユマ・サーマンは美しい)とその夫などなど、その驚異的な想像力には圧倒されます。Dscn6982

 3部作の最後は、中年男が主演の「未来世紀ブラジル」です。映画の内容は、セットや美術は相変わらず見事ですが、あまりに救いのないストーリーとラストはやはり感心しません。この悪夢のような世界の創造には、映画製作に際して大変な戦いがあったそうですが、結局このあと映画界からしばらく干されたようです。

 Dscn6647 久しぶりに見たのが、「ブラザーグリム」でした。が、なにか、画面に力や張りがありません。期待した想像力も想定内なのです。次回作には是非期待したいものです。

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