マタンゴ
邦画のSF映画の中で、ホラー系の代表作は、なんといっても、マタンゴではないでしょうか。当時のお子様向けの怪獣映画とは一線を画し、本格的なSF仕立てのホラー映画です。ストーリーは、男女7人が乗ったヨットが嵐で漂流し、絶海の孤島に流れ着いたものの、飢餓地獄の中で、世にも恐ろしい体験をするというものです。ラストのオチもなかなか決まっています。画面を見ているだけで、じとじととカビやキノコが生えてきそうな雰囲気はあります。
それにしても、水野久美のなんと禍々しい美しさでしょう。この女優は、一連の東宝のSF映画の中で、マタンゴ、女X星人、フランケンシュタインの恋人など、その存在は大きいものがあります。そして、当時の少年達に、大人の女のエロチシズムを感じさせてくれたものです。優れた特撮映画には、少年達をドキドキさせる隠し味のような魅力が必ず付いていました。(最近は、どうも感じないが・・・。)
ともかく、DVDも発売されていますので、写真のマタンゴ(XーPLUS社のソフビ・フィギュア)と若い水野久美を是非ご堪能ください。
なお、最近、イワクラ社から、マタンゴの食玩が数種類、最終形態でない姿も含め、発売されていますので、写真が整理でき次第、載せたいと考えています。
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