マーズ・アタック
ティム・バートン監督特集の第二弾は、評価の分かれる「マーズ・アタック」です。火星人の侵略を、パロディ満載のコメディにして、悪趣味いっぱいに様々な毒を描いた作品です。
なにしろ、脳みその大きな極悪火星人のデザインは、監督が子供の頃に贔屓にしたカードの絵柄だそうですから、後はおして知るべしです。デザイン的には、まあ、「メタルーナ」の流れを汲む、悪い宇宙人系の、正統派のベムということは確かです。わが子は、この火星人を「ノーマン(脳マン)」と呼んで、怖がっています。なにしろ、目つきが悪く、やることがえげつないですからね。
また、CG技術を駆使しながら、わざとフリッカーをつけるなど、往年のモデル・アニメーションタッチにしています。(何故?パロディなのかなあ) ともあれ、昔懐かしい空飛ぶ円盤(UFOではありません。)が無数に登場します。さらに、巨大なロボットも登場し、「宇宙戦争」の醍醐味をちらっと感じさせています。しかし、尻に火の付いた牛群、首だけの生存装置、犬との合体、友好態度での問答無用の攻撃など、バートン悪趣味のオンパレードです。しかも、大スターが多数参加して嬉々として悪乗り演技をしいるのにも、驚きです。
ところで、最も、話題になったのは、やはり火星人が女に化けた姿でしょう。人工的な美人顔(監督の奥さんが演じている)にでっかい金髪頭。手足をくねくね動かす歩き方など、大変、人気になりました。(私も結構好きです。)
そして最後のオチは、「怪獣大戦争」でした。この映画へのみなさんの評価はいかがですか?教えてください。(笑)
このバストモデルは、大変良く製作されていましたので、オークションで入手したのですが、販売元など全く不明です。海外のレジンキットと思われます。
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