一番くじ/ゴジラ70周年アニバーサリー
ゴジラ映画が公開されるたびに、一番くじのゴジラシリーズが発売されてきました。一番くじについては、これまでも何度か紹介(2021.7.28当ブログ参照)してきましたので、ここでは説明を省略しますが、今回新作映画の公開がないにもかかわらず、発売されたのは、今年が初代ゴジラ公開から70周年にあたることからのようです。そのため、初代ゴジラ(モノクロバージョン)が一番の当たりであるA賞となっています。商売ではあの手、この手といろいろ考えるものですねえ、感心しました。
ただ、そのA賞の初代ゴジラの造形は、”国会議事堂襲撃バ―ジョン”ということですが、なんか昔製作していた造形物をそのまんま持ち出してきたかのような印象で、新鮮味が無く、あんまり感心しません。
さらに、2番目の当たりともいえる”ラストワン賞”は、初代と対を為すように「ゴジラ-1.0」のモノクロ版なのです。まあ、映画もモノクロ版が公開されたことから、そうなのでしょうが、肝心な模型が以前に発売したカラー版のA賞を流用したようで、さすがに安易ですよねえ。
しかし、今回の一番くじの目玉は、A賞、ラストワン賞にあらず、なんといってもB賞の「呉璽羅」です。呉璽羅とは、いうまでもなく「ゴジラ-1.0」に登場する、原爆に被爆する前の恐竜のような巨大生物であり、「ジュラシック・パーク」のティラノサウルスのような暴虐ぶりを発揮します。あの時、機銃を撃っても再生能力はあるわけですから、殺せるはずもなく、主人公は悪くないのだ(笑)。
ちなみに、呉璽羅の模型は、これまでバンダイから子供向けのソフビトイしか発売されていなかったので、実にありがたい。ただ、B賞ですからサイズは長さ24cm、高さは13cmと小さいのですが、精緻な造形が実に見事で、映画のシーンをよく再現しています。
この呉璽羅は、オークションで高値で購入した甲斐がありました。一応、A賞もセットで早い時期にゲットしていましたが、最近のオークションでは商品数が多かったのか、やや値崩れしているのが悔しいなあ(笑)。最後に、おまけですが、A賞の初代ゴジラもご覧ください。なんか、モールドが甘い気がしますでしょ。残念でした。
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