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2024年4月 6日 (土)

ゴーストバスターズ/フローズンサマー

 ゴーストバスターズの新シリーズの第2作目「ゴーストバスターズ/フローズンサマー」は、予想どおり”可もなく不可もなし”と言う作品でした。前作のオクラホマの片田舎からオリジナルの舞台であるニューヨークに移って、お馴染みの消防署がバスターズ本部となっているのは大いに結構です。さらに、実質的な主演が15歳の少女を演じるマッケナ・グレイスであることが最も評価するところです。なにしろ、キャプテン・アメリカと共演した天才少女役の「gifted/ギフテッド」からのファンなのです。前作よりも大人びており、今後の成長がかなり期待できる女優さんです。製作サイドもよくわかっているのでしょう、物語はアントマン(笑)ではなく、よくも悪くも彼女を中心に進むのです。そうです、天才科学オタクの彼女のお転婆ぶりと困惑(?)こそがこの作品の見所なのです。

Img_20240406_0001  一方、ストーリーは今一つ盛り上がりません。まず、未成年の彼女の”児童労働”という反ゴーストバスターズの市長からの”横やり”などは、こんな児童向けのジャンルの映画では意表を突く試みでしょうが、まあ無粋というものでしょう。第1作でゴーストバスターズを陥れた役人を演じた俳優をわざわざ起用しています。正直、彼が市長で登場した瞬間、映画「ダイハード」の嫌味なテレビレポーターを思い出しました。ほとんど容姿に変化は無く、さすが当たり役というか、いつもこんな役ばかりなのですねえ、御愁傷様です(笑)。でも、その起用もむなしく、残念ながら一向に面白くならないのです(笑)。

 つぎに、ゴーストなどの騒動による大被害は、結局ゴーストバスターズの面々の迂闊な行動が直接の原因となっている展開なので、万事解決しても、どうも素直に喜べません。そっとしておくべきところを興味本位で安易に手を出して大惨事を引き起こしているのですから、まさしくマッチポンプなのです。町の損害が気になってどうも観ていて心から笑えません。アメリカ人は笑えるのかな?

 そして、致命的なのが、今回のラスボスである悪神ガラッカの”竜頭蛇尾”ぶりです。散々その恐怖を煽ったあげく、なんとも軟弱者(笑)なのです。海を凍らせ、無数の氷の棘を乱立させたものの、何故か人間には全く当たりません(笑)。しかも、ラストのゴーストバスターズとの決戦では、主人公達が攻撃できるようになるまでのドタバタ劇をただただボケ~と待っている(笑)というのも意味が分かりません。演出が間延びしており、興ざめなのです。ここは大きく減点ですねえ。要するに盛り上がらないのです。

 まあ、あまり細かなことを考えずに、オリジナルのゴーストバスターズの雰囲気を味わってください。そういう映画でした。

2024年3月31日 (日)

葬送のフリーレン

 日本テレビで放映されたアニメ「葬送のフリーレン」第1シーズンが先日終了しました。「週刊少年サンデー」で連載中の少年漫画が原作らしい(こちらの方は未見)のですが、そのアニメ化作品にすっかり感心したのです。日本テレビと言えば、「セクシー田中さん」のドラマ化で原作者の同意なくて原作を勝手に改変するという悪事が明るみに出たばかりなのですが、どうやら、これはテレビという業界の中で思い上がったプロデューサーと、業界の中ですら”原作クラッシャー”と呼ばれる脚色家(やっぱり、米国アカデミー賞のように脚本家とは区別した方がいいよねえ。)の仕業らしいのですが、問題はこれまでも同じような改悪事件を繰り返してきたようですから悪質です。思えば、映画でもこの脚本家によって全く面白くない筋立てに換えられた作品もあったことも今回発掘されました。(当ブログ2009.5.5「鴨川ホルモー」参照)。まあ、テレビ業界がその温床なのかもしれませんが、これを契機に改革してほしいものです。それにしても脚本家協会も酷いですねえ。

 話がすっかり横道にそれましたが、このアニメは、どうやら原作通りに製作されているようです。いや、それどころか、原作のわかりにくいところを実にうまく処理して、原作者の意図をより効果的に見せているようで、その演出に賛美の声(youtube)が多数挙がっています。原作との違いは分かりませんが、今回のアニメは演出が実に巧妙で上手いということは実感します。

 具体的にいうと、映像的には、一見手抜きのようにも見える静止画の演出が見事です。静かなズームやアップで魅せつつ、わずかな最小限の身振りや口元を一寸ゆがめる演出で、心理描写をうまく表現します。登場人物のデザインがスタイリッシュですのでなんとも効果的で、しかも作画の手間も省けます(笑)。背景画も無理してリアルに凝らなくて良いノダ。あののんびり風景で丁度なのです。
 もっとも、魔法のバトルシーンは、シリーズの後半になるほど、やたら派手になっていくのですが、これは”静止画(手抜き)への批判”への対抗措置かな?そんなこと気にしないでください(笑)。

 そして、声優の感情のない、まるで棒読みのようで、実は味があるセリフ回しも良いなあ。フリーレンの声優のそっけなさは癖になります。他の登場人物とのやりとりも、絶妙のタイミングのずらし方などで笑えます。加えて、音楽も良いねえ。特に、前半クールのオープニングのYOASOBIの「勇者」の主題曲に魅せられました。うん、実に素晴らしい。

 でも、やっぱりストーリーの秀逸さが際立っています。異世界(ファンタジー)ものにありがちな魔王討伐ではなく、その後の物語なのです。第1話で年老いた勇者ヒンメルがあっけなく死んでしまう展開にはあ然としました。そして、その後の長命のエルフ”フリーレン”の人間を知るための旅路で、様々なエピソードが勇者の冒険の回想とともに綴られます。ここは原作の力なのでしょうねえ。
 さらに、アニメでは、いつも予想の斜め上を行くセリフや意表を突く行動などによって、エピソード毎に一寸としたカタルシスを感じさせるように演出されているのに感心するのです。これが実に楽しめるのです。まさに原作の魅力を生かした演出ということなのでしょうねえ。お見事でした。監督の斉藤圭一郎氏の名前を記憶しましょう。
 それにしても、次のシーズンまでのロスが長いなあ。配信もあるので見返しもしていますが、一日も早い第2シーズンの開始を待っています。

 

2024年3月21日 (木)

デューン 砂の惑星 PART2

Img_20240320_0001  第1作の前作「デューン 砂の惑星 PART1」では、見たこともない宇宙船のデザインなどの映像美に圧倒された(当ブログ2021.10.20参照)こともあり、この後編「デューン 砂の惑星 PART2」には大変期待していました。

 その期待が大き過ぎたせいなのでしょうか、それとも、前編の画期的なビジュアル等に慣れてしまったのか、観た後の感動がまったく盛り上がらないのです。もちろん、本物の砂漠を撮影した迫力と実にリアルなCG映像との合成の凄さなど、あいかわらず圧倒的な映像は健在なのですが、なんとも心が弾みません。それどころか、空想の惑星の砂漠や風俗文化があまりにも現実のアラブ世界を再現し過ぎているためか、現在の中東情勢などが生々しく重なり合ってしまい、SF映画としてのお楽しみが割引かれます。どうも、私のように現実を忘れ、能天気に映画を楽しみたい観客には少し苦手な作品になりました(笑)。

 いや、こうした感想こそ、原作小説やドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が描きたかったテーマなのでしょうが、あまりにも現実を突きつけられたような気がして、心から楽しめないのです。パンブレットによると、宗教の狂信性や”救世主”思想への懐疑を浮き彫りにしている面が評価されているようですが、主人公ポールが”救世主”になることに悩むシーンがあまりにも延々と続くので、狂気の白塗り坊主頭の敵役や皇帝までも登場するものの、なんかストーリーにインパクトが感じられません。

 また、最後の救世主の勝手な”行動”をヒロインが拒否するシーンは、どうやら原作とは違って、映画オリジナルで”自立する強い女”の設定になっているそうですが、個人的に演じる女優さんがあまり贔屓でないので、まあ、どうでもいいのです(笑)。

 それにしても、民衆の信仰心を煽って、大きな戦争へ”同胞”を駆り立てていくラストは、現在の世界情勢を念頭に置くと、寓話にしても恐ろしい気がします。一方で、デビット・リンチ監督の旧作のように、雨を降らす奇跡も起きず、単に惑星間戦争への突入というところで上映時間166分が終わったのは、SF物語としては尻すぼみというほかはなく、ミーハーの私などはなんとも物足りなさを感じました。どうやらPART3を想定しているかもしれませんが、やっぱり話をきちんと終わらせてほしかった。
 デビット・リンチ監督の”ブリキ製”のようなチープで通俗的な旧作「砂の惑星」を再見したくなったなあ(笑)。

2024年3月14日 (木)

祝!米アカデミー視覚効果賞の受賞/ゴジラ-1.0

 映画「ゴジラ-1.0」が米国アカデミー賞の視覚効果賞を受賞しました。政治的にいって、正直、まさか本当に受賞するとは思っていませんでした。まあ、ノミネートの対抗馬に恵まれたのかもしれませんが、ホワイトに特化せずに、米国アカデミーが世界に開かれたことは間違いありませんね。素晴らしことです。

 それにしても、山崎貴監督さんの嬉しさは大変なものでしょうねえ。もともとSFX技術者出身で、「スターウォーズ」や「未知との遭遇」に憧れてこの世界に入ったそうですので、視覚効果賞への思い入れもありましょうし、ノミネートの際のイベント会場で、憧れのスティーブン・スピルバーグに声をかけられ、”3回観た”と褒められ、しかも、記念写真まで一緒に撮ってもらったことは、例えようもない喜びだったでしょう。本当におめでとうございます。ルーカス・フィルムにも招待されたようです。
 ”まさか、ここ(アカデミー賞受賞式)に来られるとは”という受賞式でのスピーチの言葉には万感がこもっていました。
 今回、受賞後のテレビ番組などでの山崎監督のインタビューを拝見してみると、本当に奢らない、きどらない、優しいお人柄で、ますますファンになりましたねえ。

 そして、このアカデミー賞の効果は、現在も上映中の劇場への客足の伸びにつながっているようです。確か国内の興収は60億円を超えたと記憶していますし、シン・ゴジラと違って海外の興収もかなり増えているようですので、これを機会にさらに頑張ってほしいものです。なお、その人気ぶりは6月に発売が予定されているフィギュアにも見られるようで、発売元のエクスプラスによると、高額商品にもかかわらず、予約開始と同時に完売とか。・・・うーん、欲しいよう(笑)

 その一方で、今回の我が国映画界の”アジア初、監督では2人目(1人目はキューブリック)”という偉業について、映画ネタをテーマにしているワイドショーの番組にもかかわず、一言も取り上げなかったテレビ局があった(youtube)と聞いて驚きました。どうやら、他局(ジブリは日本テレビ関連ですが・・?)関係だったせいかもしれませんが、公共の報道機関としては、その神経(感覚?)が全くわかりません。最近、どうも、我が国の政治やマスコミはなんだかすっかりおかしくなっていますねえ。困ったものです。

20240314_131321 最後に、”マイゴジ(マイナスゴジラの略称)”ではありませんが、最近マイブームとなっているデフォリアル・フィギュアの”モスゴジ(モスラ対ゴジラの略称)”でお祝いの万歳三唱をしましょう。”バンザイ、バンザイ、バンザイ、誠におめでとうございます。今後のますますのご発展(海外進出、続編)をお祈り申し上げます。”

 

 

2024年3月 4日 (月)

映画技術入門

 先日「映画技術入門」という書籍が発売されました。内容は、映画史を支えてきた様々な技術と関連する700の作品を一挙紹介する(帯の宣伝文句)というモノです。具体的には、映写機と35mmフィルム、サイレントからトーキー、カラー、現像とプリント、音響、デジタル撮影、そして映画館など、様々な撮影機械や上映設備などの歴史の紹介です。こうしたテクニカルなお話は、以前から様々な専門的な書籍が出版されており、私も何冊か読みましたが、一向に頭に入らずそのまま素通りしています(笑)。

51eyyz9dnel_sy445_sx342_  その点、この本は、”入門”と冠しているだけあって、”分かりやすさ”に工夫をしています。若い女の子の主人公が専門家に関連技術を教わっていくという形式で、親しみやすい漫画とシンプルな図を駆使して大変見やすいのです。しかも、エポックメイキングな作品は写真入りで監督別の経緯なども説明されています。

 正直、スクリーンサイズなどにはあまり関心も無かったのですが、映画を撮影する際に監督がどうしてそのサイズを選んだのかなど、私のお気に入りの作品を通じて、撮影の裏側が垣間見えるような気がして実に楽しい読み物になっていました。そして、映画技術のトリビアもふんだんに盛り込まれており思わず笑います。

 例えば、映画が斜陽となった1970年代に現像技術が安い方法に一斉に切り替えられてしまったという現像の歴史は、”70年代の作品はどれも「くすんだような画面」となっている”という昔から私が抱いていた疑問に答えてくれた気がして、個人的に大変満足しています。
 また、カメラの歴史にも感銘を受けました。やっぱり高額なレンタル費用のかかるカメラは性能が違うようです。日本映画の薄っぺらい画像は、安いカメラの性かな?いやあ、単にカメラだけの問題でなく照明機材などあらゆる面で撮影技術へのアプローチが無くなっているのでしょうねえ。昔の「大映時代劇」の映像の凄さを思い出してほしいものです。

 それにしても、アルフレッド・ヒッチコックやジョン・フォード、そしてスティーブン・スピルバーグの作品ごとの画面サイズや使用カメラの歴史を紹介しているのもわくわくします。作品の流れを通じてそれぞれの作家の生きざまが見れるようです。
 また、ジョージ・ルーカスの映画技術への貢献が映画界にとって実に大きかったことを改めて感じます。スター・ウォーズの作品より、その収益を使ったデジタル撮影技術、さらに上映館の設備までも進歩させたことが凄いとしか、言いようがない。

 ちなみに、B級SF映画製作者のロジャー・コーマンの”スピルバーグやルーカスが技術的にレベルの高いきわもの映画を作ったことで、私たちの映画の魅力は大きく落ち込んだ”という愚痴には思わず吹き出しました。いやあ、まあ、そういうことですよねえ(笑)。

 以上、ほかにもたくさん紹介したいことはありますが、実に楽しい読み物なので、映画ファンなら是非お読みください。

 

2024年2月24日 (土)

透明人間

 以前から気になっていた映画「透明人間」のスチールブック版ブルーレイ中古品を購入しました。透明人間というとHG・ウェルズのSF小説の古典を原作にして「カサブランカ」の風見鶏の警察署長を演じた名優クローズ・レインズの主演で1933年に映画化した「透明人間」によって、フランケンシュタインの怪物やドラキュラ、狼男、ミイラ男と並ぶユニバーサル映画の古典的な看板モンスターの1柱となっています。その後も、何度も再映画化されており、最近の主な作品では、2000年公開のケビン・ベーコン主演の映画「インビジブル」が印象に残ります。CGを使って透明化の過程を延々と見せるなど、いかにもポール・バーホーベン監督らしいグロシーンが有名です。全然、面白くなかったけれど・・(笑)

 それにしても、”透明人間”という存在は、考えてみれば、薬を飲んで透明になるものの、実は全裸で行動しなければならないという大きなハンディがあり、正直、”覗き”ぐらしか役に立たないのではないか、という気にもなりますし、くわえて、最近のユニバーサル・スタジオが古典のモンスター達を今世に復活させたいとして企てた大プロジェクトは、トム・クルーズを主演に迎えた「ミイラ男」が大コケをしてしまい、立ち消えになって現在に至っています。

 こうしたことが、私が2020年公開の「透明人間」を敬遠していた背景ですが、もう3年も経過しましたので、今回、思い切って観てみることにしました。決して”円盤が安かったから”という理由ではありません(笑)。

Img_20240223_0001  さて、映画は、夜中の3時ごろ、豪邸のベッドから女がこっそり抜け出すところから始まります。男は眠ったままであり、まったく訳がわからないものの、なかなかどきどきします。床の犬のエサ皿を含めてペットには注意しましょう。決して良いことはありません(笑)。
 結局、天才科学者で大富豪の夫のモラハラから逃げ出す女のお話なのです。
 主演はエリザベス・モスという女優さんで有名な演技派だそうです。さすが、夫の影におびえる姿は、目の下のクマのメイクアップもあって鬼気迫る演技です。逃亡した友人宅で”部屋に透明人間が居る”という彼女の訴えは、もはや精神病を病んでいるとしか思えないほどの尋常ならざる迫力があります。
 もっとも、観客の立場からすると、私などは吐く息も白くなる寒い中、透明人間が家の内外を全裸で徘徊していることを想像して、ややシラケていたのですが、いやあ、今作の透明化の方法に愕然としました。嗚呼、これが21世紀型なのかと、一寸、感動しました。それに、病院で顔に包帯を巻いた患者さんの姿を見せるなど、オリジナル作品へのオマージュもあって非常に好感が持てます。

 そして、主人公を追い詰める夫の病的な手口が徐々に明らかになるにつれ、本当に鳥肌が立ちます。頭が良い人間の狂気さはとんでもないと改めて教えてくれます。自殺を偽装した夫は、財産管理者である兄を使って、40万ドルの遺産を餌に主人公を追い詰めます。主人公も必死に抵抗しますが、事態はどんどん悪くなります。逃亡先の友人(警官)とその娘にも嫌われ、頼みの綱の主人公の妹とも仲たがいを仕組まれます。その後、さらなる非情な罠にはめられて半狂乱となった彼女は、精神病院に措置入院させられます。もう万事休すとなった病室から、主人公の反撃が始まります。なんかアルフレッド・ヒッチコックのドラマを思い出しました。

 しかし、反撃開始からもなかなか話が一転二転、さらにとんでもない展開となって一体どうなるんだと思わせて、衝撃のラストを迎えます。ああいうオチは倫理上問題は無いのか? でも、あれだけやられたらしかたないよねえ。ダーティ・ハリー以降、赦されます(笑)。
 なんとも、大変疲れましたが、映画としては大変よくできていました。まあ、しいて欲を言えば、劇中で主人公が富豪で天才科学者である夫に問いかける”何故、私なんかにこだわるのか”というセリフではないですが、”玉の輿”という設定にはやっぱり”絶世の美女”が前提です。ここがやっぱり凡夫には不満ですねえ(笑)。

2024年2月18日 (日)

エアーブラシ用レギュレーター(圧力計付)の交換

 最近、youtubeで模型関係の配信を観る機会が増えたせいか、模型塗装への意欲が高まってしまい、まずは塗装環境の改善を図ろうと、ぶっ壊れた塗装ブース(当ブログ2023.12.24参照)に続いて、調子の悪いエアーブラシ用の機器を交換することにしました。
 エアーブラシ用機器というのは、コンプレッサーとレギュレーターとエアーブラシをホースでジョイントしたもので、私がいままで使っていたコンプレッサーは、クレオスの「mr.エアーリニアコンプレッサーL5」という入門機なのですが、実はまだまだ健気に稼働しています。
 ネットで調べてみると、このコンプレッサーL5という機種は、故障は少ないうえ、性能も良く静音が人気な機種(愛称をL5と呼ぶようです。)だそうです。一方、同社の上位レベルの機種(L7とかL10)は高額の割に駆動音が大きくなるという欠点が指摘されていますし、他のメーカーへのチェンジまでの気にはなりませんでしたので、今回は、コンプレッサーは替えずに、手入れ不足で錆付いているエアーレギュレーターと不具合の多い安物のエアブラシを交換することにしました。

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 まず、エアー圧の調整や水抜き機能のあるレギュレーターは、圧力計の付いてるクレオスの「mr.エアーレギュレーターⅢ(圧力計付)」を購入しました。今回の目玉は、圧力計なのです。実は前の機種にはこの圧力計が付いてないタイプだったので、今回、目に見える形で、圧力が調整できるのは楽しくてたまりません。
 エアーブラシとコンプレッサーへ繋いで空吹きをすると、圧力計のメモリが軽快に動くのが実にうれしいのです。子どもか?(笑)。まあ、これまで”勘”で適当に調節していたことが、はっきり目に見えるというのは、本当に大切なことです。うん、何事も”見える化”というのは実に大事です。改めて思いました(笑)。

 さらに、エアーブラシもクレオス純正の0.3ミリを購入です。いままでは、安価な(多分中国製)ブラシを使っていたので、これで心機一転、塗装のやり放題です。・・・というのは、あくまで、実際の塗装体験時ではなく、”エア・エアーブラシ”という妄想トレーニング段階でのお話です(笑)。
 まあ、実際に塗装作業に着手すれば、塗料の濃度など様々なトラブルが生じると思いますので、一番楽しいのが、現在ただいまのように、頭の中だけで塗装イメージを膨らませている段階なのです。

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 ということで、新規開店する塗装作業の第一弾は何にしようか、ゆっくり計画を立てましょう。いやあ、模型づくりっで本当に楽しいですねえ。

 

2024年1月28日 (日)

ゴールデンカムイ

 漫画原作を実写化した映画「ゴールデンカムイ」について、私自身は原作漫画を全く知らなかったのですが、娘が原作漫画の大ファンだったなので、久しぶりに親子二人で観に行きました。なお、女房殿はすぐに寝てしまうのでお留守番です(笑)。

 Img_20240127_0001 さて、この映画は、youtubeなどでは”原作へのリスペクトが高く、キャストや各エピソードの再現度が凄まじいと原作ファンに好評なのです。まあ、大体、これまでの漫画実写映画は、原作に興味もない有名監督が好き勝手に改変して原作ファンの大顰蹙を買って自滅するというパターンが多かったですからねえ。いいかげん映画会社も学んだのでしょうか。
 調べてみると、漫画の実写化で例外的に評価の高い「キングダム」と同じ製作プロダクションであり、主演も同じ山崎賢人さんです。すっかり漫画映画化の立役者です。縁起を担いだのかな(笑)?。
 当初、主人公”不死身の杉元”を演じるには、体格的に線が細いと原作ファンから不評だったようですが、いざ公開すると一転して大好評なのです。どうやらかなり体を鍛えて作ったらしい。実際、銭湯で傷だらけの裸を見せるシーンがあるのですが、筋肉もりもりに仕上げています。その役者根性は立派です。「キングダム」の大沢たかおに刺激を受けたのではとも思います。それに加えて、漫画原作を読むと、その前歴や人となりの設定などから元からキャスティングは正解ではなかったかともと思えます。

 内容は、日露戦争で”不死身の杉元”と呼ばれた主人公がアイヌの少女と一緒に、黄金の隠し場所の地図を体に入れ墨した24人の脱走死刑囚を追うなかで、クーデターをもくろむ陸軍最強と言われた第七師団や元新撰組の土方歳三らのグループとの三つ巴の戦いをするというストーリーです。原作漫画は、全31巻で完結しているのですが、今回の映画の内容は、3巻、4巻ぐらいまでのエピソードで、まあ、”序章”と言うところです。

 まず、冒頭の日露戦争の203高地の突撃シーンがなかなか見ごたえがあります。犬ぞりシーンなども手に汗を握りました。「キングダム」もそうでしたが、最近の邦画アクションのレベルは確実にあがっており、本場ハリウッドと遜色はないと思えます。いつから邦画のアクションが変わったのか、どなたか詳しい方がいれば教えてほしいものです。この映画の久保茂昭監督は、ミュージック・ビデオで有名で映画としては「HiGH&LOW」シリーズで名を成した人のようで、大したものです、感心しました。

 撮影には北海道ロケを敢行し、その美しい大自然と大規模(に見える映像)なセット等には、本当に日本映画らしからぬスケール感があって見応えがあります。明治時代の小樽の街やアイヌの部落のリアル感には圧倒されます。また、パンフレットによると衣装や小道具も本物志向で入念な準備等を行っており、とにかく”コスプレに見えないように”配慮したといいます。そのおかげで、本当にリアルな明治の北海道の映像が出来上がっています。最近の女性向けのコスプレ映画の製作陣は”爪の垢”でも飲んでほしいものです。

 そして、極めつけは、登場人物の原作イメージの忠実な再現です。実は、原作ファンの娘はコミック全巻を持っており、映画鑑賞後、娘から借りて一気に読んだのですが、漫画を読んでいる最中に先ほど映画でみた俳優達の姿やシーンが被ります。よく言われるコマから抜け出てきたような、ということの逆でした。まあ、それだけよく実写化できている証左です。
 俳優では、最大の敵である第七旅団のリーダーである鶴見中尉を演じた玉木宏が目立ちます。戦争で吹き飛ばされた頭蓋骨の前頭部を覆うホーロー製の額当てなどの不気味な姿をリアルに再現した特殊メイクで、漫画の動きを実際の演技で実体化したその怪演はアカデミー賞ものです。その他の登場人物も、双子の兄弟をはじめ、実によく原作の雰囲気を伝えています。ここでは、そのうち一人だけ”脱獄王”を演じた矢本悠馬を特筆します。実際の漫画の”絵”とは役者の”見た目”は若干違いますが、役者の動きやセリフの中で生き生きとリアルにイメージが再現されます。ふんどし一丁で牢屋の窓からの侵入するシーンは絶品です。そう、これが本当の実写化というモノですねえ。これはキャスティングの見事さと俳優の熱演を褒めたいですねえ。

 以上、実に面白い映画でした。最後に、続編への登場が予定される人物たちの映像も流れます。はやく続編を決定してほしいものです。しかし、映画鑑賞後、原作漫画を読んだと言いましたが、とにかく登場する人物のキャラクターが”とんでもなさ”すぎます。映画「サイコ」や「羊たちの沈黙」ばりの変態野郎や女郎たちがわんさか出て来ます。予算とは別の意味でとても映像化できないのではないかとも思えます。どう料理するか、監督や製作陣の原作愛に期待しましょう。

2024年1月26日 (金)

ジャニー・ギター

 最近購入した映画音楽のCD(当ブログ2023.12.31参照)を聴いていて、西部劇の名曲「ジャニー・ギター」が主題歌となっている映画を観たとが無いことに気がつきました。いまやスタンダードとなっているほどの名曲なのですが、私の学生時代では、この曲が使われた映画「大砂塵」については、”なんとも出来が悪い西部劇”という評価が一般的であったため、私の好きなジャンルである西部劇なのに、これまで一度も見る機会を得ようとはしませんでした。

818vrzgqdvl__ac_sx300_sy300_ql70_ml2_   でも、今回、映画音楽を聴き直したことを契機に一念発起し、西部劇「大砂塵」のブルーレイをアマゾンで探してみました。ところが残念なことに、DVDもブルーレイも既に絶版です。プレミア商品は高額で手が出ませんしねえ。
 ただ、現在この作品は再評価もされており、最近”復刻シネマライブラリー”でブルーレイが少数再版されていたようです。そこでヤフーオークションを調べてみると、比較的安価な中古品が出品されていましたので、即ゲットしました。

 さて、作品の感想の前に、日本語タイトルの「大砂塵」という由来は、主人公らしいギターを背負った男が現れる冒頭にいかにも西部らしい砂塵が舞うことからなのですが、まあ、それだけなのです(笑)。
 劇中でその男は”ジョニー・ギター”と名乗り、それが本来の原題のタイトル「ジョニー・ギター」となっています。
 でも、主題歌は”ジャニー・ギター”なので、若干カタカナ表記が違うのですが、そのあたりのことは、ブルーレイの特典の小冊子には何の説明もありません。どなたか知っている方は教えてください。
 実は、復刻ライブラリーのブルーレイ特典の小冊子の解説がなかなか面白く、毎回楽しみにしているのです。この作品についても、後で詳しく説明しますが、当時の評価とその後の再評価、そして、この作品の製作の背景が実に興味深いのです。

 内容にもどりますと、男は砂塵の中、荒野にある一件の酒場(町中にないのだ!)にたどり着きます。其の酒場の外観は、西部劇らしくない邸宅で、何故か後期スターウォーズに出てくる異世界の酒場を思い出させました。どうでも良いですが、これは多分真似していますよねえ(笑)。

 以下、小冊子の小ネタを交えて説明すると、この酒場の女オーナーを演じたのが、戦前からのスター女優のジョーン・クロフォードなのですが、この映画撮影時はもう50歳近い年齢だそうで、黒髪で目をぎょろぎょろさせて威嚇します。顔も大きく、とても美人のヒロインというイメージではありません。日本人の私には全然感情移入できません。こわいのです(笑)。

 物語は、その酒場の女オーナーと鉄道の敷設の利権にからむ地主たちとの争いなのですが、敵対する地主側の有力者が駅馬車強盗に兄を殺された妹という設定です。その女地主を演じるのは、当時ラジオ俳優からいきなりアカデミー助演賞を獲ったという演技派女優です。小柄でいかにも田舎娘というイメージなのですが、女オーナーの男友達への複雑な感情から、段々その狂気の行動を見せてくるのはさすがです。この人も怖いのです。

 しかも、男どもは大勢いるのに結局はこの女二人の戦いであり、西部劇の常連脇役のウォード・ボンド(顔見たらわかる)、まだ無名のアーネスト・ボーグナイン(痩せているので最初別人かと思った)、「駅馬車」の曲者役者ジョン・キャラダインなどが顔を揃えているのですが、なんとも影が薄いですねえ。みんな地主の小娘に唆されてリンチなどするのですから。まあ、いかにもアメリカの無法地帯という感じですが、それ以上に、なんともやりきれない展開が続くのは、どうやら当時のハリウッドの赤狩りの影響があるとのことです。監督も脚本家も巻き込まれたそうで、その感覚が作品に色濃く反映されているようです。いやあ、アメリカという社会は、今も昔もときどき”極端”に走りますねえ。

 そして、肝心な主演の筈のヒーローの男優さんがさらに一段と影が薄いのです。ギターしか持っていないものの、実は昔は凄腕のガンマンだったという設定もなんとも見せ場がありません。しかも、その持っていたギターも劇中ではほんと少しのさわりしか演奏せず、お目当ての主題歌「ジャニー・ギター」は、劇中では短いフレーズを2回しか披露されないのです。結局、この名曲はエンドロールでやっと全編披露され、それが大ヒット曲になるのですから、この曲の持つインパクトはそれだけ大きかったのでしょう。ただ、本編によるものではなかったというのがなんとも悲しいですねえ。

 ちなみに、ブルーレイ特典の小冊子によると、ジョーン・クロフォードはその後、あの老醜虐待スリラー映画「何がジェーンに起こったか?」に主演し、敵対する娘の役者も「エクソシスト」で悪魔の吹き替えを行ったそうです。まさしく”化け物対決”だったのです(笑)。なお、私は「何がジェーンに・・・」は見ていません。ストーリーを聞くだけで悍ましくて観る気は全くありません。

 また、当時この作品を"思わせぶりな気張った演出は苦笑。・・物々しき愚作と言うべき(中略)"と評したのは、双葉十三郎氏だったそうです。私は、この映画評論家について50年代からSF映画を正当に評価していた数少ない評論家として贔屓にしていた(評論全集も持っています。)のですが、どうやら海外作品のSFは褒めるものの、初代「ゴジラ」を貶していたようですので、どうやら”このジャンルはこうあるべき”という固定観念があったのではと少し幻滅を感じ始めています。
 確かに、この映画はいわゆる”西部劇”と言う感じの作品ではないですが、少なくても自宅でBDを一度も早送りにせず最後まで通して一気に観ることができましたので、愚作というほどのものではないと思います。
 実際、後年、フランソワ・トリュフォーなどが”ウエスタンの「美女と野獣」”と評価し、その後日本でも評価の見直しがなされたと聞いています。でも、和田誠氏が”男にはたばことコーヒーがあればよい”という劇中セリフを高く評価しているのは、すこし違うのかなと思いますねえ。だって、ラストは女とよりを戻すのですから(笑)

 そして、最後に一番驚いたのが、この作品が名作「カサブランカ」を元ネタにしているという脚本家の告白です。いやあ、男女逆転劇ですか?、でも、まったく別のものになってますよ(笑)。興味ある方は一度ご覧ください。

 

2024年1月24日 (水)

エクスプラス大怪獣シリーズオールカラー図鑑 円谷プロ編

 先日、「エクスプラス大怪獣シリーズオールカラー図鑑 円谷プロ編」という本が発売されました。この書籍は、いま怪獣フィギュアを中心に製作・販売している造型メーカーの”エクスプラス”が2003年から発売している”大怪獣シリーズ”のうち、ウルトラマンなどの円谷プロの怪獣フィギュアを一堂に集めたオールカラーの図鑑です。各ページに怪獣1体ごとの正面、側面、背面の写真を並べています。怪獣図鑑であり、かつエクスプラスの商品一覧でもあります。

20240124_124847  この図鑑の序文が個人的に非常に面白かったので、今回ご紹介します。
 実は、私はエクスプラスとは”X-PLUS”の社名表記からアメリカのトイメーカーとばかり思っていた時期があります。私がこの会社のことを知ったのは、10cmほどのチェスピース仕様の初期の昭和ゴジラやレイ・ハリーハウゼンのモンスター達のレジンキットを買っていたからで、特に当ブログ(2007.12.01参照)でも紹介しましたが、レイ・ハリーハウゼンのチェスピースは、かなりな数のシリーズとなっており、商品も英語表記であった(海外への輸出向け商品だった?)し、外国の著作権を多数取得している実績から、うかつにも勝手に外国企業とばかり思い込んでいました。
 その後、徐々に日本語表記の商品、特に前述の「大怪獣シリーズ」でウルトラ怪獣が大量に販売されるようになって、やっと日本の企業だったと気が付きました。何事も思い込みはイケませんねえ(笑)。

 というような私の勝手な思いもあって、このエクスプラスという企業の生い立ちが序文で紹介されていたのは、望外の喜びになりました。この本を買ってよかった(笑)

 その紹介文によると、エクスプラスはもともとはアパレル中心の貿易商社であり、1998年5月1日にTOY事業部がスタートしたそうです。貿易商社であったことから欧米とのライセンス交渉の素地はあったのでしょうが、フィギュアの原型製作やデザインワーク、生産工場などトイのインフラを一から作ったようです。どうやら、最近youtubeの配信で時々顔見世をしている、この雑誌の監修者である岡本”Gee”明彦氏が立役者だったようです。

 最初の商品は、ポリレジン製のスタチューから生産を始めたということですので、私が買い始めたレイ・ハリーハウゼンのチェスピーズ版や30cmクラスのスタチューのことなのでしょう。いやあ、本当に懐かしいものです。

 そして、この図鑑となったソフビ製の”大怪獣シリーズ”の発売第1号が、ウルトラQの全身を棘で覆われた怪獣”ガラモン”だったのですが、この開発に際して、円谷プロから提示された条件が”本当にリアルである”ことだったそうです。まあ、高価である分細かなディテール表現に適しているレジンとは違ってソフビ商品となると、当時はマルサンやブルマァク製に代表されるような、とうてい”棘”の生えている怪獣とは思えないほど丸みのある体型になった子供向けの人形というのが普通の認識だったからなのですが、実際、固い金型から柔らかいソフビを成型するのは至難の業であり、工場と試行錯誤を重ねる中でやっとできたそうです。ちなみに、生産工場は韓国、中国、ベトナム、現在バングラデッシュと変遷しているそうですが、協力したのはどうやら中国の工場だったようです。 

 思えば、当時はまだ私にとって”謎の企業”だったエクスプラスから発売された20cmぐらいのソフビ製”ガラモンには、棘のリアルさとともに、その値段の安さに驚きました。この本の中では”価格が4桁で作れた時代があった”と述懐していますが、私の記憶では4桁の前半だった筈です。当然、その安さゆえに、その後次々と発売される大怪獣シリーズを私も買っていたのですが、何しろ、パッケージが大き過ぎることに加え、ブリスターパッケージで背面紙と接着されているので、一度取り出すと二度としまえないというなんとも置き場に困るものでした。
 おかげで、狭い我が家には全部を飾ることもできず、途中で収集自体を断念したのです。いま、パッケージ未開封のままで壁に飾られて残っているのは、大ダコの「スダール」、巨大巻貝の「ゴーガ」、大ナメクジの「ナメゴン」ぐらいです。そういえば「大魔神」の3部作もそれぞれ残っているのですが、何故か、未開封のパッケージが日焼けで真っ黒に変色している(モノによるのだ)のが悲しい姿です。

 また、この図鑑で、ウルトラQとウルトラマンに登場する怪獣については、全てコンプリート(すべての怪獣のソフビ化を達成)されているということで、ウルトラセブン以降のウルトラ物はまだ道半ばだそうです。
 しかし、改めて、この写真図鑑を見ると、どうもウルトラセブンの後半以降の宇宙人や怪獣のデザインと色使いが、デザイナーや造型師が変わったせいもあるかもしれませんが、一気に幼児向けのおもちゃのような生物感のない大雑把な造形になっていますねえ。そういう観点からも、やっぱり、円谷プロはウルトラQと初代ウルトラマンのものですねえ。

 ところで、ウルトラQとウルトラマンに継続して登場する怪獣をご存知ですか?
 怪獣のぬいぐるみを改造して使い回した例は、「シン・ウルトラマン」のネタにされた、パゴスがネロンガやガボラに改造、そのほか、ペギラはチャンドラーに、ピーターはゲスラに変身。さらに、ガラモンは同じ形で小さなピグモンと設定変更。未来人だったケムール人は、何故か、メフィラス星人の手下の宇宙人役で顔を出します。この辺の原因となった殺人的な撮影現場の話は伝説になっています。こんな製作裏話を描いたTVの「二人のウルトラマン」は面白かったなあ。

20240124_123514 20240124_12353420240114_1153591 20240114_1154431  さて、正解は、海底原人ラゴンです。ウルトラQに登場したラゴンは、同じ海底原人という設定なのですが、水爆実験で巨大化しウルトラマンと戦うのです。いや、ウルトラQの第20話「海底原人ラゴン」はホラー要素も強く、和製半魚人としての名に恥じません。同じ俳優(古谷敏)が着ぐるみに入っている前話の「2020年の挑戦」のケムール人と並ぶ傑作モンスターです。ちなみに、ウルトラQのラゴンは雌で、ウルトラマンの方は雄だそうです。
同じエクスプラスの模型で比較してください。前2枚の写真が大怪獣シリーズの20cmソフビの雌ラゴン(Q版)で、後2枚がシリーズ前の30cmレジン製の雄ラゴン(マン版)です。じっくりご覧ください。違い分かりますか?・・嗚呼、興味が無い?失礼しました。

 最後に、この大怪獣シリーズオールカラー図鑑の続編となるはずの「東宝特撮編」や「大映特撮編」の早期の出版を期待しています。商品数も多いですから楽しみです。
 ついでに、ソフビの大怪獣シリーズ以前のレジン製のエクスプラス商品図鑑も出版してほしいものです。なにしろ、外国版権も数多く獲得し、ディズニーの海底2万哩のノーチラス号の模型までも販売していることから、是非「海外編」もよろしくお願いします。
 さらに、企画面でお願いしたいのは、50年代の有名な宇宙生物画家「エド・カーティア」の宇宙生物(当ブログ2014.2.8参照)のフィギュア化を実現してほしいというものです。あの圧倒的なデザインは立体化すればさらに凄いと思うのですが、いかがでしょうか。

 

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