チェンソーマン/レゼ編
「鬼滅の刃」を抜いて、第1位となったアニメ「チェンソーマン/レゼ篇」を観て来ました。実は、最近、配信で、結構アニメを観てるのですよ(笑)。「ダンダダン」や「怪獣8号」など、漫画原作と聞いていますが、映像や音楽などがスタイリッシュで面白いですねえ。気楽に観ることができるのも、いいなあ。「チェンソーマン」は、この配信で知りました。
最初、チェンソーに人間の胴体が付いてる姿に引きました(笑)。しかも、両腕に生えているチェーンソーの生え際(指の間?)が凄く気になりましたねえ。普通、あり得ないビジュアルじゃない? 狂気のデザインですよ。
まあ、ストーリーが、悪魔が存在している世界で、チェーンソーの悪魔と合体した主人公の少年デンジがデビルハンターとして活躍(?)するというものなので、悪魔付きのデザインが奇怪、奇天烈であるのは当然なのですが、それでも、あのデザインには驚きました。でもまあ、見慣れてくると気にならなくなりましたねえ(笑)。余談ですが、胸のプルスターターを引っ張ってチェンソーを始動させ、変身するのは初めから気に入っています。
ちなみに、この劇場版の宣伝のためか、「総集編」が配信されており、再見して、改めて面白いことを再認識しました。どうやら、最初の配信時に、原作ファンからクレーム(イメージ違い?)があったせいか、監督が交代しているようです。
面白さからいえば、ラスボスの”銃の悪魔”という設定が現在のアメリカの銃犯罪を風刺しているようで好きなのですが、なんといっても、この主人公デンジのネジが飛んだような、とんでもない性格が実に良いのです。
次に、初心なデンジを手玉に取っている、女上司のマキマさんがいいですよねえ。ネクタイをした男装姿も映えますし、両手を重ね捻って、遠隔地の敵を圧殺する技には感心しました。この人、何の悪魔付きなのでしょうねえ、気になります。私は、原作を読んでませんが、この女が絶対にとんでもない悪女だということだけはわかります。
さて、前説が長くなりましたが、映画「チェンソーマン/レゼ篇」は、主人公デンジが謎の少女レゼに出会う物語です。典型的な”ボーイ、ミーツ、ガール”の物語です。レゼの正体がわかるまでが結構長いのです。雨の日の出会い、学校に通ったことが無いデンジのための夜の学校のデートなど、純愛物語が綴られます。”おかしいよ、学校に通っている歳の子供がデビルハンターしているなんて”とか、”一緒に逃げよう”と誘うレゼちゃんは可愛い。初心なデンジは一発でしたねえ。
そして、レゼの正体が分かってからの戦闘シーンが絶句です。台風の悪魔やサメの悪魔付きハンターの入り乱れる戦いは、あまりにその動きが素早すぎで年寄りの動態視力ではとらえきれまでした(笑)。多分、大画面のせいもあるのでしょうが、爆弾娘の威力が凄まじいのです。結構、戦闘シーンは長いのですが、なんやら、かんやあ、分からないうちに、すべてが終わりました。意外なことに、デンジはレゼを殺さずに、勤め先の喫茶店に、大きな花束を持って告白に行くのです。いやあ、このデンジの脳天気で純粋な性格が好きです。
しかし、最後は、悲しい結末が待っています。レゼの”私も学校は行ったことが無かった”というセリフは泣かせますねえ。デンジの待っている姿を見た(?)ことが救いでしたねえ。
あいつは、やっぱり悪女だったんだ!!許さん(笑)















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